プルミエールビジョンへの挑戦

下川織物は、フランス・パリで開催されるテキスタイルの国際見本市「プルミエールビジョン」にメゾンドエクセプションのカテゴリーで、３回目の出展をいたします。

日時　２０２５年２月１１～１３日
場所　パリ・ノールヴィルパント見本市会場
住所 : ZAC Paris Nord 2, 93420 Villepinte, FRANCE
Tel : +33140682222

プルミエールビジョンとは
1973年設立され、現在では世界最大規模で最も影響力が有るとされている素材の見本市です。フランス・パリで年２回開催され世界中から１２００社以上の出展企業、来場者も３日間で７万人（コロナ前実績）。

メゾンデクセプションとは
Masion D’exception （特別な系統・直訳）と云う中小企業零細で且つ、他には無い職人技に特化したカテゴリーの出展枠。審査が厳しく２０社程度の枠しか設けられていない。伝統的な職人技術を産業として残すことを目的として、零細職人企業と大手メゾン、著名デザイナーを結びつけることを目的に、12年ほど前から始まった企画。

News　

１）環境理念・行動規範の自己宣言

２）新作の発表 （絣のテクニックの応用、風合いの研究）
　　デザイナー光井花さんとのコラボ柄新作発表

３）SHIMOGAWA KASURI VILLAGEの案内
　　工場、ギャラリー、レジデンス、アーカイブ資料室、体験、ショップ

４）SHIMOPGAWA KASURI TOURの提案
　　絣セミナー、図案の展示と公募、商談会

昨年のブース

意気込み
振り返って２０２３年に初出展した際には、楽観的に考えていたなあと思います。実際に挑戦してみると思った以上に道のりは起伏がありました。
２０１５年頃から、海外との接点が少しずつ増えていき、欧州デザイナー、アーティストとのコラボプロジェクトなどに取り組み、工場を訪れる方が増えていきました。言葉の壁は、デジタルツールとコミュニケーション力を磨いてカバーしました。少しずつ無理しながら、挑戦の幅を広げていきました。２０２０年２月には、自主企画でParisで「絣セミナー」を開催することができました。学びと経験を積み重ねることが自信につながることに気がついた頃に人生が楽しくなったように感じます。大変なこともたくさんあったし、プレッシャーの中で試行錯誤する時間もありましたが、それも含めて楽しかったんだろうと思います。チャレンジして生きていくことを覚えたのは、日本の伝統工芸職人という生き方が地方の田舎の小さなコミュニティで生き続けることだと思い込んでいた自分からの脱皮することに繋がったから。すぐに結果が出ない時期が続くと、どうしても気弱になり、迷いも生まれ、諦めることを考えるようになります。しかし、毎日、深呼吸して初心忘れずに今まで生きてきた中での感謝を心に留めて今日１日をしっかりと過ごすことを丁寧に積み重ねていくことで必ず道が開けると信じます。
この挑戦のゴールは自分自身で設定する権利がありますが、自己満足で終わっては、意味がないと思ってます。

展示会を終えて、その後の進展をまたご報告したいと思います。

久留米絣織元　下川織物
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