忙しい時に限って、やたらはかどるアレ
忙しい時に限って「いつかやろうと思っていた、あの厄介なタスク」がやたらはかどる。
その現象に、今日はお名前をつけてあげたい。
在宅で仕事をしていると、パソコンの前に座っている時間が長くなる。
ふと横を見れば、まだ皿洗いが終わっていないし、洗濯も干していないし、なんなら布団すらたたんでいない。
「うはぁー」と思うが、なにかしらやらないと何も進まない。
私は、何かやり始めると割と没頭してしまうタイプだ。
だから、あれこれ違う用事がたくさんあるのは苦手である。
スケジュール帳に
・通院
・ZOOM打ち合わせ
・宅配便受け取り
・スーパー
・ドラッグストア
・郵便局
とか書いてあると、それだけで気が滅入ってしまう。
書いていないけど、当然、仕事だってある。
ぎゃっ。
「こんなにできない、無理」と、すぐに匙を投げる。
ついつい、減らせるタスクをほかの日に分散させようとする。
ただ、翌日になるとやっぱり嫌になって、どんどん先送りにしてしまう。
進歩がない。
こういうときは、とにかく目の前のパソコンを閉じたらいいというのは知っている。
強制終了して立ち上がると、次の行動に踏み出しやすい。
なんだかんだ、パソコンの前に座っていると、けっこうダラダラとあれこれやってしまう。
予定がなにもはかどらない。
良くない。
ただその一方で、忙しい時こそ、別に急いでいないはずの仕事がはかどることがある。
なぜやん。
やらなきゃいけないことが渋滞している時ほど、別な「やらなきゃいけないこと」がはかどる。
この現象に名前を付けるなら、「今やるタスクから逃れるため、今じゃないタスクをやっちゃう現象」ってことだ。
これ、本当にやらかすやつ。
つまり「外出するのがおっくう」「パソコンの前に座って居たい」でも「やることやらなきゃ」とは思っている。
結果として、優先順位第1位の「いまやるべきこと」から逃げて、優先順位は大して高くないけど「いつかやらなきゃいけないこと」をやり始める。
そして、30分とか1時間くらい経ってから、我に返る。
「あ、午前中にスーパーに行きたかったのに…行ってない。でも、憂鬱だった記事の書き出しの部分が書けたから、まあいいか」
ものすごく都合のいい解釈だが、結果「まあいいか」と落ち着くことにはなる。
今日、今がまさにそれ。
明日は一日外出するので、今日のうちに片付けておきたいことが色々ある。
おつかいに行きたい、掃除もしたい、電車の時間を調べなくちゃだし、久々に出かけるから身だしなみだって…と、頭では思っている。
ただ、現実の私は、別に急いでもいないnoteを書いている。
昨日の夜も、「明後日は出かけるから、今日のうちに片付けられる仕事は終わらせよう」と思いながら、早く片付けたい仕事を後回しにして、11月末締め切りの公募作品のあらすじを書いていた。
どう考えても、優先順位がおかしい。
たぶん「そのうちやらなきゃ」と思っている衣替えも、さらに考えるのが面倒なことが目の前に現れた時に、せっせとやり始めると思う。
いや、他にやるときないんか。
「いつかやろう」と思った時は、いつまで経ってもやらないのだけど、「やらなきゃいけない嫌なこと」が目の前に現れると、後回しにしていた「いつかやろう」が「バカ野郎、いまやろう」に進化する。
忙しい時ほど「今じゃないタスク」がはかどる。
それじゃダメなんだぞ、とは思うけど。
結果的にはかどってはいるから、まあいいか。
タスクの実行は、計画的に。
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