〇〇フレンドリー
昨日友人と話していて、ふと織屋の特色について考えることとなった。
その友人から近日オープンする古民家カフェがすごく素敵な内装にリノベーションされ楽しみにしていたが、インテリアが入ってなんか違う気がしたという話を聞いた。
カフェのお客さんは年配の方が多くなるようだが、設置された席が全てプラスチックの椅子だったらしい。もちろん見た目はおしゃれなのだが「座面が固いしお尻が冷えちゃうだろうなぁ」という彼女。
なるほど…確かにカフェに求められるのは自宅にはないスタイリッシュさだけれど、それだけを求めればいいというものでもない。
〇〇フレンドリーというのはけっこう大事だったりする。
織屋は元からある木やガラスのチャーミングさを活かし、おばあちゃんちに来たような感覚になるような空間を目指して改装したつもりだ。
その中で特色をあげるとすれば、
・ファミリーフレンドリー
・エルダリーフレンドリー
・フィッシャーマンフレンドリー
というところだろうか。欲張りすぎ?
以下、簡単にまとめてみる。
ファミリーフレンドリー(小さなお子様のいる家族)
・座敷の床は全て厚みのある国産無垢材(杉と栗、最大4.5cm厚)
・木材に無添加ミツロウワックス使用(舐められても全く問題ない)
・木のおもちゃや楽器、絵本を用意
エイジフレンドリー(年配の方)
・テーブル席には回転式の椅子を用意
・座敷には低めの椅子や座椅子の用意も可能
・玄関に踏み台設置
・トイレには洋式便座を用意(尾鷲の飲食店はまだまだ和式が多い)
フィッシャーマンフレンドリー(漁師さん)
・長靴でも入れる気軽さ(おしゃれすぎない)
・汚れていても座れるテラス席
・自由に使える外ホース
・カフェタイムでもできる範囲内でのおつまみ提供
スタイリッシュではないけれど、いろんな人がこの場所で交わってくれたら最高だなと常々思っている。
そしてそれはなんだかんだ上手くいっているように見えるので、ちょっとぐらい欲張ってもいいんじゃないかなぁなどと自分に弁解してみる。