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「がんばれば給料あがるよ!」で私は釣られない

"給料があがるかもしれない=がんばれる"

と思っている方が多いように感じる。

社会人3年目、転職をしてはじめて、目標数値が与えられた。まえの会社では"この数値を達成しなさい!"はなかった。

だから私は「数字追う経験したい!競走みたいで楽しそう!燃える!」とワクワクしていた。

でもあるとき「達成してみんな給料ガンガンあげてこ!」と言われたことに、なんとなーく違和感があった。そのときは、あまり気にしていなかったけれど、半年後にその違和感の正体がわかることになる。

とりあえず、与えられた目標をもとに、毎週上司と1on1して振り返り、どうすべきかアクションを考えていた。

最初は悩みながらもアドバイスをいただきながら、なんとかがんばっていたと思う。絶対この数値達成しなきゃ、が頭にあった。

そして、「会社の目標数値があなたたち一人ひとりに与えられているんだよ」とよく言われていた。そりゃそうだ。そのために私たちは会社で働いているのだから。

とにかくがむしゃらに仕事をした。土日もしんどいなぁと思いながらやってたし、〆切が迫っているときは、夜中も朝もずっとやることもあった。

前の会社のころは残業しても週1-2で2時間くらいだったのに、そのときとは比にならないくらい、自分でも驚くくらい働いた。

そして、いつの間にか「達成しなきゃ会社にも上司にも嫌われる」思考に変わっていったように思う。縛られていたのかもしれない。

次第に、とりあえずやればいいのか、と一つひとつの向き合い方がテキトーになってきた。感情を殺して無でクライアントさんと会話していたときもあった。もう完成したら何でもいい、と資料作りをテキトーにすることもあった。(クズすぎるぶん殴ってくれ)

ふと思った。何が楽しくてこの仕事をしているのだろう?と。給与をあげるため?違う。褒められたいから?違う。

「お客さんと一緒に喜びたいから」じゃないの?

擦り切れるまで仕事をして、ある場面ではテキトーな対応をしながら目標達成をして給料あがるくらいなら、一つだけに注力して給料あがらなくていいからクライアントさんの喜ぶ顔をみて一緒にハグしたい。(幸せの基準になる金額は生きていくなかでほしいが、それ以上はいらない)

会社の達成目標なんてどーでもいい。会社の未来なんてどーでもいい。私にとっては通過点でしかないのだから。自分の気持ちは曲げたくない。

そんなことを言うと、批判が来そう。自己中だー!とかね。あくまで私の考えであり、新卒からぶっちゃけ会社のビションやらに共感できないタイプだからかなぁと思う。

でも、私の人生は私がいつまでも主人公だから、会社うんぬんで振り回されたくない。

自分で選んだ会社だから、そんな文句言うならやめろ!と自分でも思う。

でもまだやめない。考え方をかえればいいから。どうかえるのか?

がんばるきっかけを変えるのだ。目標数字を追いかけすぎないこと。給与あげてこ!と言われてもなんか言ってるなぁ🤔くらいで流すこと。未来につながる経験をためて自分がキラキラしている姿を想像すること。お客さんが喜ぶ姿を想像すること。

これが、私にとってお金が増えることより何よりやる気に繋がる考え方だ。

そうやって自己中でも達成できたら、結局は会社の目標達成にも紐づいてるので、クライアントさんと私と会社とでwinwinwinになるからいい、と思っている。

このnoteは、もしかしたら同じように感じている20代がいるんじゃないかと思って書いてみた。最後に、どんなふうにしたら自分はやる気が出るのか?見つける方法をのこしておくね。

それは、いままで仕事をするなかでいちばん心が満たされる瞬間を思い出してみること。

給料があがったとき?役職があがったとき?大事な仕事を任されたとき?後輩に懐かれたとき?上司にチヤホヤされた瞬間?

わたしは、お客さんがニコニコして「あなたのおかげです、これからも仲良くしてください、応援しています」って言われたとき。本当に思い出すだけでこれを書いているだけで涙が出るくらいうれしかったよ。

そんくらい本気で心が満たされる瞬間が、また味わいたくて、自分ががんばる活力になるんだと思うな。

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