【ローテに入れ】23年オリックス期待の若手選手(投手編)
もうすぐ2月のキャンプインが始まり、今年のペナントへ向けて各チームの準備が始まってきます。
23年のオリックスは打線の軸を長年担ってきた吉田正尚選手がボストン・レッドソックスへ移籍することで打線の核が抜ける訳ですから、新たな選手の活躍が必須になってきます。
特に若手選手が多く在籍しているオリックスでは、若手の台頭無しでは優勝無しと言っていいでしょう。
また、来年は山本由伸投手のMLBポスティングもほぼ確実視されており、昨季までの山本・吉田の中心選手を筆頭に勝つチームから文字通り「全員で勝つ」チームへシフトしていく事が重要になるシーズンになりそうです。
そんなチーム状況の中、投手野手共に活躍を期待する選手が多く居ます。
今回は前編として投手にフォーカスを当て、若手投手達を今季残した成績と共にご紹介していきます。
1.山下舜平太(20)
【プロフィール】
20年ドラフト1位 右投げ右打ち
身長189cm体重95kg
【2軍成績】
8試合2勝2敗防御率3.31投球回35.1
奪三振42奪三振率10.70WHIP1.13
【評価】
未だ1軍登板無しだが大型の将来エース候補。今季は2軍の5/4以降、身長が更に伸び続けているのを考慮し4ヶ月間別メニューでの調整を行った。
それが功を奏したのか9/22の復帰戦では最速を更新する155kmのストレートを計測。変化球は大きなカーブと最近習得したフォークに磨きをかける。
入団当初から本人が目標として掲げてきた「最速165km」も夢ではないと思わせるほどの大きなスケールを感じさせる。将来のエースになる足掛かりとしては、今季2軍のローテを回しつつ、後半戦では1軍で見てみたい。
2.東晃平(23)
【プロフィール】
17年育成2位 右投げ右打ち
身長178cm体重83kg
【2軍成績】
15試合1勝3敗防御率3.46
投球回67.2奪三振56WHIP1.33
【評価】
昨季育成から支配下に昇格したスターター。育成5年目の昨季、支配下に昇格後、8/6の日ハム戦では5.1回75球2四球2奪三振1失点でプロ初勝利を収めた。
いわゆる村上世代の23歳で最速153kmを計測。投球フォームは今季流行りのショートアームに改善。それが良かったのか球速、制球が共に安定し1軍の切符を掴んだ。
先発で5.6回までなら150km前後の出力を維持できるが、決め球に欠ける。球種は多く緩急も使えるので、個人的にはフォークとカーブを上手く使えると先発5.6枚目やローテの谷間に割って入ってこれる存在。
3.小木田敦也(24)
【プロフィール】
21年ドラフト7位 右投げ右打ち
身長173cm体重83kg
【2軍成績】
37試合0勝3敗6S防御率3.18
投球回39.2奪三振44WHIP1.11
【評価】
昨季の社会人ルーキーで先発救援どちらもできる便利屋。スリークウォーター気味のアングルから変化量の大きいスライダーを投げるのが武器。
力で押すタイプではなく、コースに真っ直ぐとスライダーを投げ分ける。それに加えて今季途中からはスプリットを習得。スライダーと対になるスプリットを上手く使えば更なる活躍が見込める。制球力が良くあまり四球で崩れるタイプではないので、個人的には先発で見たい。
【最後に】
勿論、今回選ばせて頂いた3投手以外にも、先日日本代表に選出された宇田川優希(24)投手や日本シリーズでも活躍した山﨑颯一郎(24)投手は昨季同様の活躍が期待されますし、その他にも佐藤一磨(21)投手の支配下昇格や吉田凌(25)投手の復活も待たれます。
今や12球団No.1の呼び声高いオリックス投手陣を更に厚くできるような若手投手の台頭を楽しみにしています。
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