最高の勝利 2024年11月08日 | カウンセリング 何事にもおいても勝つことは嬉しいことです。 競技で勝つことはもちろんですが、ジャンケンで勝っても何となく嬉しいものです。 もちろん負けたとしても、自分が望む結果が得られれば嬉しいと言う気持ちが起きますが、勝つことで得られる周りの人達からの賞賛は更に喜びを増大させてくれます。 しかしプラトンは「最初で最高の勝利とは、自分自身を征服することである。自分に征服されることは、もっとも恥ずかしく、卑しむべきことである。」と仰
月と水 2024年11月07日 | 雑記帳 日本では古来から「農事暦」と言う「月の星座」を示した暦を使用していました。 これは、一年を12星座にあてはめる太陽星座に対して、ひと月に12星座をあてはめたものです。 2〜3日が一つの星座にあたります。 月は潮の満ち引きを作り出し、海の流れを活発にします。 と同時に70%が水分で出来ている私達人間に対しても大きな影響を与えます。 満月の夜には出産率が高くなることはよく知られています。 英語で狂気を意味する言葉「ルナティックLu
幸せを求める 2024年11月05日 | カウンセリング 動物たちはエサや安らぎを求めて行動しますが、人間のように「幸せ」を求めて悪戦苦闘する事はありません。 米国の経済学者のラビ・バトラ博士は 「人間が無限に幸せを求めるのは何故でしょうか?それは人間が無限の存在と繋がりを持っているからです。 しかし多くの人間が、有限で絶えず移り変わるものにその基準を置いています。 莫大な財産を持っている大金持ちでさえ、それに飽き足らずまだまだお金を求めてあくせくしている人もいます。 そ
無知の知 2024年11月04日 | カウンセリング 日本のロケット界の父と言われる糸川英夫博士は、晩年「長い間生きて来て、人より少しは勉強したと思うけれど、知れば知るほど自分は本当に何も分かっていないと言うことが分かりました。」と言っていたそうです。 ソクラテスの「無知の知」ですね。 勉強すればするほど、知れば知るほど、自分がいかに無知であるかを思い知る… その反対に、知識浅はかな人ほど「自分は頭が良い。自分は知的巨人。」だと言うようです。 ですので、他人をバカだアホだ
楽観論 2024年11月03日 | カウンセリング 「日本ほど安全な国はない」と言いながらも、ニュースの凶悪な犯罪事件を見るにつけ「これじゃあ、おちおち散歩もできない」と嘆く人達がいます。 いわば小さな事柄を更に拡大鏡で観るようなもので、全てを悲観論で捉えてしまう方がその様に思うようです。 もともと、頭の良いとされている人達は、物事を否定的に捉えやすい傾向にあります。 「物事は疑って当たれ」が学生時代にテストに明け暮れた日本人からすると当たり前のようです。 「裏の裏を読め
納棺体験会 2024年11月16日 | イベント, 感謝の会 多くの方が、いつかは棺(ひつぎ)に入ります。 考えたくは無いし「縁起でもない!」と怒る方もいらっしゃるでしょう。 でも100%、確実に私達は死を迎えます。 人生において100%確実な事は殆どありません。 進学、就職、結婚、出産…どれを取っても、皆んなが皆んな経験出来ることではありません。 しかし生老病死だけは逃れられない事をお釈迦様は説かれました。 いわゆる四苦と言われることです。 生まれなければ私達は今この
科学と宗教 2024年11月02日 | 雑記帳 今の多くの科学者は、見えざるもの、神の存在を信じようとしないどころか否定する事で、自分が科学者である事を証明しようとします。 宗教者は、唯物的な事を否定する事で、神の存在を絶対的なものへと昇華しようと躍起になります。 しかし、お互いにお互いの主張を声高に叫べば叫ぶほど、平行線を辿り接点は遠くなっていきます。 アインシュタインは「宗教抜きの科学は足が不自由も同然であり、科学抜きの宗教は目が不自由も同然である。」と言い残しまし
首を洗う 2024年11月01日 | 雑記帳 最近ではあまり使わないかと思いますが、ドラマとかで「首を洗って待っておけ!」なんてセリフを皆様は聞いた事がありますか? 昔の人は「ここは大切なポイントだから身体を清めて対処しよう!」と、行水やお風呂に入ってから物事の準備をしたそうです。 「首を洗う」については諸説ありますが「これから首を落としに行くから綺麗にしておけ。」という説が有力です。 でも本当は「人にとって大切な首を洗うことで、身体と心を清める。」事にあるそうです。
幸福三説 2024年10月31日 | カウンセリング 幸田露伴氏は「努力論」の中で、幸福になるための3つの大切なこととして「分福」「惜福」「植福」を説きました。 万福とは 「福が来たら、その福を周りの人に与えること」 惜福とは 「仮にお金がいっぱい入るような幸せが来ても、無駄遣いせず適切に大切に使うこと」 植福とは 「植林のように、福がこれからの未来にもっと大きく育つように、今のうちから幸せに投資しておくこと」 まるでお金待ちになる方法を教えてくれているようですが、
してもらったこと 2024年10月30日 | カウンセリング, 感謝の会 私もそうですが、人は「してもらった事」よりも「してあげた事」を強く思うようです。 例えば、仕事仲間が大変だった時に手伝ってあげたこと、道に迷い困っている人を助けたりしたこと、妻や夫や恋人が悲しんでいる時に寄り添ってあげたこと… その人に優しくしてあげた事はよく覚えているのに、仕事でアップアップの時に手伝ってくれた同僚の優しさ、親切に道案内してくれた見知らぬ人、苦しくて悲しくて世の中が嫌になっている
糸川英夫博士 2024年10月29日 | 雑記帳 糸川英夫博士は、東大生産技術研究所でロケットの研究に従事し、1955(昭和30)年に日本初の固体燃料ロケット「ペンシルロケット」の発射実験に成功させました。 1964(昭和39)年東大宇宙航空研究所に移り、各種ロケットの開発を行い「日本宇宙工学の父」と呼ばれた人物です。 有名な科学者である糸川博士は、聖書の勉強会を開いていたことでも有名です。 彼にとって科学と宗教は相反するものではなく融合するものであると考えていたようです
頭を撫でる 2024年10月28日 | 感謝の会, 雑記帳 日本では「頭をポンポンする」「頭を撫でる」行為は、その人を褒めてあげたい時の愛情表現とされています。 ところが同じアジアの国々では、頭を触ることすら御法度と言うところもあるようです。 タイやインドネシア、インド、シンガポール、マレーシアやベトナムなど多くの国々でやってはいけない事の一つとされています。 なぜ同じアジアの国で、同じ行為がこうも意味合いが違って来るのか… 少なくとも近い地域の民族は、同じような習慣や
非科学的なことこそ科学的 2024年10月27日 | カウンセリング 企業の実力や将来性を測る時に、株価や経営指標を参考にしますが、本当の意味でその企業の実態を知りたいと思ったならば「その会社のトップと会い、会社の雰囲気や従業員と話をしてみるのが一番良い」と有名なアナリストが仰っておりました。 「根性論はもはや経営においては化石」と言われていたのに、結局のところ会社の発展の有無は「トップと従業員の心持ちから始まる。」と言うことが常識の様になっています。 「心持ち」こそ、
威張らない 2024年10月26日 | カウンセリング 「本当に偉い人は威張らない。謙虚な人が多い」と皆様も何処かで聞かれたことでしょう。 私もバイオの研究員を経て、経営者となって「どんな分野においても中身が偉い人ほど謙虚な人が多いなぁ」とつくづく感じます。 研究者時代は「有名大学の教授で、テレビにもよく出ている超有名な先生だから、なかなか会えないのにラッキーだね」と言われて会った先生が、こちらの質問や話には一切耳を貸さず、ご自分の持論だけを話して終わったこともありまし
使命を発見するには 2024年10月25日 | カウンセリング 人には使命(命の使い方)があります。 天命と言う人もいるけれど、天命は「天から与えられた使命」と言う意味があり、この天命については凡そ殆どの人に変わりはありません。 多くの人の天命は 「他人を助けること」 「世の中を良くする為に生きる」 この二つの範疇に入るようです。 何故なら先ほどお話しした通り、天命は神様から与えられた使命なので「あなたの魂を創った理由」が天命になるからです。 ですので、殆どの人の天命は
初志 2024年10月24日 | 雑記帳 日本を代表する小説家、司馬遼太郎氏が歴史小説を書き始めたキッカケがとても素晴らしいと思いました。 司馬氏が従軍していたある日、彼は日本軍の戦車をヤスリで削ってみたそうです。 そしたら、簡単に戦車に傷がつきました。 その時彼は「こんな戦車を作っているようでは日本軍は必ず負ける。」と確信したそうです。 その後司馬さんが上官にこんな質問をします。「空襲から逃れて東京からやってくる民間人と、東京へ向かう我々戦車部隊が街道で鉢合わせしたら