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《シリーズ最終話》(番外編4)【マリーンズ略史 92~05/-83- 2002年 NPB記録/リーグ記録/球団記録/珍記録】

(写真 防御率1点台&勝率9割台の2リーグ制後2人目となる記録した成瀬善久(左)、2人目の13球団から本塁打を記録したズレータ)


(83)2007年 NPB記録/リーグ記録/球団記録/珍記録

 【開幕戦から2試合連続引き分け】※NPB2度目

 開幕戦となった3月24日の日本ハム1回戦(千葉マリン)は6回裏にズレータの満塁弾で追いつき、直後の7回表二死で降雨コールドで引き分けた。翌25日の2回戦は0-0で延長に突入したが、決着が出来ず引き分けた。
 開幕戦から同一カードでの2試合連続引き分けは珍しく、1974(S49)年のロッテ-阪急戦以来NPB史上2度目の出来事だった(セ・リーグでも1976(S51)に阪神が記録したが、対戦相手は同一ではなかった)。

《現在》2008年以降記録されていない。

 【ズレータが13球団から本塁打】※NPB2人目

 4月1日のソフトバンク3回戦(千葉マリン)の8回裏、ズレータが2号を放ったが、古巣ソフトバンクからは初本塁打となり、これで全12球団からの本塁打を達成した。
 12球団から本塁打を記録しているのは、江藤慎一、富田勝、加藤英司、金本知憲、セギノールの5人がおり、ズレータはNPB史上7人目となった。
 また、ズレータは近鉄からも本塁打を放っており、13球団から本塁打を打ったことになる。これはセギノール(日本ハム)に次いで2人目となる。

《現在》現在12球団から本塁打は43人、外国人選手は16人。

 【藤田がリリーフだけで500試合登板】※NPB79人目、リリーフだけは初

 5月3日の日本ハム8回戦(千葉マリン)の9回表、4番手として登板した藤田宗一が500試合登板を達成した。藤田は79人目の達成者になるが、初登板から全てリリーフ登板。リリーフ登板だけでの500試合登板はNPB史上初の記録。

《現在》先発0での500試合登板は藤田以降5人が記録。球団では現役の益田直也が到達している。

 【バレンタイン監督が300勝】※外国人監督2人目

 5月10日のオリックス戦(スカイマーク)に勝利し、バレンタイン監督が通算300勝に到達した。外国人監督の最多勝利は与那嶺要監督の388勝で、バレンタイン監督は与那嶺監督に続き2番目の勝利数となった。

《現在》最終的にバレンタイン監督は493勝。歴代外国人監督の最多勝利となっている。

 【全員三振を喫する】※NPB9度目

 5月16日の西武10回戦(千葉マリン)で西武の6投手に対して打席に立った10選手全員が三振を喫した。出場全選手の三振は9度目で全てパ・リーグで記録されている。

 【サブローが9打席連続安打】※NPB6人目

 6月3日のヤクルト2回戦(千葉マリン)に4番右翼でスタメン出場したサブローが第3打席で中安、第4打席で中安と安打を記録。続く巨人1回戦(千葉マリン)では第1打席から左本、右2、左安、右安と4打席4安打、さらに巨人2回戦で中2、左安、右安と9打席連続安打を記録した。4打席目で四球、続く横浜2回戦(横浜)の第1打席で三振に倒れ記録は止まった。
 連続安打のNPB記録は1991(H3)のレイノルズ(大洋)と2003(H15)年の高橋由伸(巨人)の11だが、高橋は2四球を挟んでいる。パ・リーグ記録は1954(S29)年の坂本文次郎(大映)の10打席連続安打。
 9打数以上は16人いるが、四死球を挟まない9打席連続安打はサブローが6人目となる。

 【小林雅が7年連続20セーブ】※NPB新

 8月26日のソフトバンク18回戦(ヤフーD)で4番手として9回に登板した小林雅が3人で片づけ、今シーズン20セーブ目を挙げた。
 これで、小林雅英は2001(H13)年33Sから、02年37S、03年33S、04年20S、05年29S、06年34Sに続き、7年連続20Sを達成した。
 昨シーズン到達した自身の6年連続20セーブがNPB記録であり、これを更新した。

《現在》現在のNPB記録は岩瀬仁紀(中日)の11年連続。小林雅は現在もリーグ記録。球団では現役の益田直也が2023年36セーブを含み、5年連続20セーブ継続中。

 【成瀬が防御率1点台で勝率9割台】※NPB5人目、2リーグ制後2人目

 10月3日の今シーズン最終戦、ソフトバンク24回戦(千葉マリン)で先発し、5回3失点で降板した成瀬善久の今シーズンの防御率が1.82で確定した。勝敗は16勝1敗で勝率は.941となった。
 規定投球回到達投手で、防御率1点台で勝率9割台だったのは、NPB史上5人いるが、3人は戦前の記録であり、1950(S25)年の2リーグ制後では、杉浦忠(南海)の防御率1.40・.905(38勝4敗)ただ一人。成瀬はNPB5人目、2リーグ制後は2人目の達成となった。
 <防御率1点台で勝率9割台の歴代投手>
 ・1936(S11)年秋 景浦 将(タイガース)防0.79・率1.00(6勝0敗)
 ・1938(S13)年春 御園生 嵩男(タイガース)防1.74・率.909(10勝1敗)
 ・1938(S13)年秋 スタルヒン(巨人)防1.05・率.905(19勝2敗)
 -----2リーグ制後------
 ・1959(S34)年 杉浦 忠(南海)防1.40・率.905(38勝4敗)
 ・2007(H19)年 成瀬 善久(ロッテ)防1.82・率.941(16勝1敗)

『マリーンズ略史 92~05』 終了


----- マリーンズ略史 92~05 INDEX ------

 【年度別出来事編】

【~1991(平成3)年】
(1)《全文無料》『千葉移転前夜』
  (25)《全文無料》 オリオンズ~マリーンズ ファンクラブ略史
【1992(平成4)年】
(2)《全文無料》『千葉移転元年 4月ダッシュも最下位に沈む』
  (42)《全文無料》移転直後の快進撃
  (57)《全文無料》5試合で4完封
【1993(平成5)年】
(3)《有料・冒頭試読》『最下位脱出も大差の5位に低迷』
  (54)《全文無料》1993年 NPB記録/リーグ記録/球団記録/珍記録
【1994(平成6)年】
(4)《有料・冒頭試読》『八木沢監督休養、2年連続5位に終わる』
  (60)《全文無料》1994年 NPB記録/リーグ記録/球団記録/珍記録
1995(平成7)年
(5)《有料・冒頭試読》『球団改革断行、千葉移転後初のAクラス』
  (21)《全文無料》風しん蔓延で主力が消えた14日間
  (45)《全文無料》胴上げ阻止、神戸3連戦
  (68)《全文無料》1995年 NPB記録/リーグ記録/球団記録/珍記録
【1996(平成8)年】
(6)《有料・冒頭試読》『投手充実も、得点力不足否めず5位低迷』
【1997(平成9)年】
(7)《有料・冒頭試読》『中盤反攻も迫力不足否めず最下位に沈む』
【1998(平成10)年】
(8)《有料・冒頭試読》『18連敗「七夕の悪夢」もチーム力は向上気配』
  (20)《全文無料》なぜ18連敗を喫したのか?
  (22)《全文無料》ユニホーム応援が広がったのはロッテから
  (33)《全文無料》黒木2冠と小坂の盗塁王騒動
  (70)《全文無料》1998年 NPB記録/リーグ記録/球団記録/珍記録
【1999(平成11)年】
(9)《有料・冒頭試読》18年ぶり「七夕首位」も、連敗喫して4位低迷』
  (18)《有料・冒頭試読》熱く育てた山本監督の5シーズン (1999年~)
  (28)《全文無料》18年ぶり首位「七夕の歓喜」狂騒曲
  (38)《全文無料》前半快進撃支えた「ボーリック神話」(1999年)
  (73)《全文無料》1999年 NPB記録/リーグ記録/球団記録/珍記録
【2000(平成12)年】
(10)《有料・冒頭試読》『4月出遅れ5割届かず5位低迷』
  (52)《全文無料》乱打戦で連夜の日本タイ記録
  (75)《全文無料》2000年 NPB記録/リーグ記録/球団記録/珍記録
【2001(平成13)年】
(11)《有料・冒頭試読》『世代交代、福浦首位打者、小林雅パ記録もエース後半離脱』
  (77)《全文無料》2001年 NPB記録/リーグ記録/球団記録/珍記録
【2002(平成14)年】
(12)《有料・冒頭試読》『開幕11連敗が響き借金5の4位に終わる』
  (39)《全文無料》あわや、開幕連敗記録に王手
  (79)《全文無料》2002年 NPB記録/リーグ記録/球団記録/珍記録
【2003(平成15)年】
(13)《有料・冒頭試読》『終盤に先発安定、9月快進撃も4位で山本監督辞任』
  (47)《全文無料》2003年 NPB記録/リーグ記録/球団記録/珍記録
【2004(平成16)年】
(14)《有料・冒頭試読》『ボビー復帰、新制度プレーオフ進出に0.5ゲーム差』
  (17)《有料・冒頭試読》「ボビーマジック」とは何だったのか(2004年)
  (19)《有料・冒頭試読》巻き込まれた、球界再編騒動
  (65)《全文無料》2004年 NPB記録/リーグ記録/球団記録/珍記録
【2005(平成17)年】
(15)《有料・冒頭試読》『プレーオフで逆転優勝、阪神破り31年ぶり日本一』
(16)《全文無料》(付録)『ポストシーズン詳細、二軍合わせて6冠王者成』
  (49)《全文無料》45年ぶりの12連勝(2005年)
  (62)《全文無料》2005年 NPB記録/リーグ記録/球団記録/珍記録
  (78)《全文無料》ファーム初の日本一(2005年)
【2006(平成18)年】
(番外編1)(80)《有料・冒頭試読》『第1回WBC8人選出もケガ人続出で4位に終わる』
(番外編2)(81)《全文無料》2006年 NPB記録/リーグ記録/球団記録/珍記録
【2007(平成19)年】
(番外編3)(82)《有料・冒頭試読》『ベテランと若手の融合、2位でポストシーズンへ
(番外編2)(83)《全文無料》2006年 NPB記録/リーグ記録/球団記録/珍記録
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 【選手編/投 手】

(23)《有料・冒頭試読》チーム支えたエースの苦悶・黒木知宏(1995~2007年在籍)
(26)《有料・冒頭試読》ルーキーからフル回転左腕・藤田宗一(1998年~2007年在籍)
(27)《有料・冒頭試読》低迷期支えたエース、復帰後はリリーフで日本一・小宮山悟(1990年~1999年、2004年~2009年在籍)
(30)《有料・冒頭試読》抑えの切り札への道・小林雅英(1999年~2007年在籍)
(32)《有料・冒頭試読》マリーンズ初タイトル剛腕エース・伊良部秀輝(1988年~1996年在籍)
(35)《有料・冒頭試読》強気なマウンド、マリーンズ初代クローザー・河本育之(1992年~1999年在籍)
(37)《有料・冒頭試読》マリーンズ初の最優秀救援投手から手術へ…・成本年秀(1993年~2000年在籍)
(40)《有料・冒頭試読》7年目のブレーク「サンデー晋吾」(1994年~2013年在籍)
(43)《有料・冒頭試読》先発の柱サブマリン・渡辺俊介 (2001年~2013年在籍)
(44)《有料・冒頭試読》中継ぎ切り札から先発の柱へ・小林宏之(1997年~2010年在籍)
(47)《有料・冒頭試読》絶対的エースの信頼・清水直行 (2000年~2009年在籍)
(50)《有料・冒頭試読》球団創設年以来55年ぶりの快挙・久保康友(2005年~2008年在籍)

 【選手編/打 者】

(24)《有料・冒頭試読》二軍成長記・福浦和也(1994~2019在籍)
(29)《有料・冒頭試読》打線を支え愛された背番号6・初芝清(1989年~2005年在籍)
(31)《有料・冒頭試読》オリオンズ最後の戦士・堀幸一(1989年~2009年在籍)
(34)《有料・冒頭試読》マリーンズ初の新人王、盗塁王・小坂誠(1997年~2005年在籍)
(36)《有料・冒頭試読》「14打席連続出塁」の大記録樹立・南渕時高(1990年~1997年在籍)
(41)《有料・冒頭試読》裏から支えたバイプレーヤー・諸積兼司(1994年~2006年在籍)
(48)《有料・冒頭試読》千葉で途切れた連続記録・愛甲猛 (1981年~1995年在籍)
(51)《有料・冒頭試読》オリオンズ最後のタイトル・平井光親 (1989年~2002年在籍)
(66)《有料・冒頭試読》球団史上最強のスイッチヒッター・西岡剛(2003年~2010年在籍)
(67)《有料・冒頭試読》球団歴代2位、1089試合の強打捕手・里崎智也(1999年~2014年在籍)
(69)《有料・冒頭試読》主軸をつかんだ4年間・今江敏晃(2002年~2015年在籍)
(71)《有料・冒頭試読》日本一支えた左強打捕手・橋本将(1995年~2009年在籍)
(72)《有料・冒頭試読》つなぎの4番の軌跡・サブロー (1995年~2011年、2012年~2016年在籍)
(74)《有料・冒頭試読》ケガに苦しんだ現役生活・大塚明 (1994年~2010年在籍)
(76)《有料・冒頭試読》投手陣成長を裏で支えた捕手・清水将海 (1997年~2004年在籍)

 【選手編/助っ人】

(53)《有料・冒頭試読》中4日のタフネスエース・ネイサン ミンチー(2001年~2004年在籍)
(54)《有料・冒頭試読》「神話」と「ナイト」の勝負強さ・フランク ボーリック(1999年~2002年在籍)
(56)《有料・冒頭試読》安定感抜群の助っ投・エリック ヒルマン(1995年~1996年在籍)
(58)《有料・冒頭試読》 窮地を救ったストッパー ブライアン・ウォーレン(1998年~2000年在籍)
(59)《有料・冒頭試読》「いつか必ずロッテに帰ってくる」の約束果たした フリオ・フランコ(1995年、1998年在籍)
(61)《有料・冒頭試読》勝負強かったハワイアン・ベニー アグバヤニ(2004年~2009年在籍)
(63)《有料・冒頭試読》つなぎ役&勝負強さを兼ね備えた助っ人・マット フランコ(2004年~2006年在籍)
(64)《有料・冒頭試読》韓国の英雄が苦しんだ2シーズン・李承燁(2004年~2005年在籍)

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