《有料・冒頭試読》【マリーンズ略史 92~05/-51- オリオンズ最後のタイトルホルダー・平井光親】
(51)オリオンズ最後のタイトルホルダー・平井光親 (1989年~2002年)
東福岡高から現在監督を務める愛知工業大学へ進み、大学時代は4割を超える打率をマーク。首位打者、最優秀選手も獲得し、1988年のドラフト6位指名で入団した。
1年目のキャンプで有藤道世監督から巧みなバッティング技術の評価を得て、厳しい打撃指導に耐え、開幕一軍ベンチ入りを果たした。しかし、1、2年目は低迷。川崎球場最終年となった3年目の1991年に外野のレギュラーを獲得。最終戦まで打率争いを繰り広げ、毛差で首位打者を獲得し、オリオンズ最後のタイトルホルダー&ベストナインとなった。規定打席にギリギリで到達したため、シーズン111安打(リーグ20位)は2リーグ制後首位打者の安打数としては史上最少安打だった。
【主軸と期待されるも…】
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