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《有料・冒頭試読》【オリオンズ&マリーンズ・背番号の系譜13/「11」主軸左腕の系譜もマリーンズではリリーフの系譜へ】

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(写真 中央・背番号11を背負うセットアッパー12代澤村拓一、左上から・2冠タイトル新人王の初代荒巻淳、9年背負った2代妻島芳郎、引退後長年裏方として支えた3代池田重喜、右上から、10から11へ左腕エース5代水谷則博、左腕エースを継いだ6代前田幸長、先発中継ぎ6年背負った8代竹清剛治)


(13)「11」主軸左腕の系譜もマリーンズではリリーフの系譜へ

 背番号11の系譜は、球団創設とともに誕生した大エース左腕から始まった。初代は創設年に新人ながら26勝で最多勝利、防御率2.06で最優秀防御率の2冠初代パ・リーグタイトルホルダーとなった荒巻淳から始まった。その後最優秀防御率の妻島芳郎、川崎球場時代は水谷則博、前田幸長と左腕の主軸につながる。マリーンズとなってからは、リリーフ投手に引き継がれ、今シーズンからは澤村 拓一が引き継ぐ。

----- 現在の背番号「11」 -----

 ★《12代》現在・24年は1年目 澤村 拓一(さわむら ひろかず) 投手(在籍3年)

  1988(S63)4月3日生(移籍時32歳)、右投右打
  栃木・佐野日大高−中央大−巨人(11〜20途中)−千葉ロッテ(20途中)−米・ボストン・レッドソックス(21−22)−千葉ロッテ(23〜)

 【澤村 拓一 背番号変遷】57(途中) ⇒ 54(1) ⇒ 11(1)
 2020(R2)年の9月に巨人からトレード移籍し、その後米メジャーに渡っていた澤村拓一が23(R5)年に3年ぶりに復帰。復帰1年目の前年、背番号は54を着けていたが、24年からは11に変更し11を引き継いだ。
 前年は中継ぎとして期待され、開幕一軍も6月に抹消され再調整。復帰後も8月に可逆性脳血管攣縮症候群と診断され再び抹消され治療に専念するなど、30試合の登板、4勝3敗3セーブだった。それでも14ホールドを記録した。

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