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まだ見ぬあなたへ 6/50

まだ見ぬあなたへ


ーマンガと憧れの姿ー

マンガを描きたいという少年の夢を見た。

私もマンガが好きだ。
今はもっぱら読み専だけど、小学校低学年の時にはじめて描いたマンガは『魔女っ子』のお話。
裏面が白い新聞のチラシを集めて作った、数ページの本。
少女雑誌の漫画投稿スクールで入賞していた魔女の女の子が題材のイラストを見て、自分も描きたくなったのだ。
起承転結という仕組みを知ったのはもっと後で、実際は『マンガ』という本の型を作り中身を描いてみたかっただけのものだったが。
当時は少女雑誌で某魔法騎士が連載中で、終わった月のカレンダー裏に登場キャラクター達を描いたのを覚えている。

......あれ。魔女や魔法に憧れていたんだろうか?
小さい頃にポワ〇リンが大好きでマネしてたのは覚えてる。
でも、どんなに好きでもテレビの世界とまるっきり同じようにはならないんだと知ってしまった。
保育園のお誕生日会で小さい子達が先生に将来の夢を聞かれ「〇〇レンジャーになりたい」とか言ってるのを聞いて、あれは本当はなれないんだよと心の中で思っていた。
ちょうど初代セラ〇ン世代で たま〜に『ごっこ遊び』の題材にもなったけど、小学生の私は変身する時のセリフが恥ずかしくて恥ずかしくて...どうしても言えなかったなぁ。泣いたこともある(笑)

そういうなりたくてもなれない憧れや 言いたくても言えないセリフたちを、チラシの裏に描いて吐き出してたのかなぁ?
立派なセルフセラピーじゃないですか(驚き)

とりあえず、冒頭の『マンガを描きたい』という絵が上手だった少年には、ぜひともそのパッションをノートや原稿用紙にぶつけてもらいたいなと思うのであった。
描けたら読ませてね〜(^^)


それでは、また。

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