義足の女性パラクライマー、左脚を切断して手に入れたもの
IFSC(国際スポーツクライミング連盟)のホームページで紹介された、日本人の女性パラクライマーのインタビュー記事の翻訳です。小児がんに苦しんだ彼女が、クライミングを通じて知ったのは“人間の可能性”でした。
文:リチャード・アスプランド Richard Aspland
▼その日は、“脚を切断した日”だった
パラスポーツは、常に物語を生み出す。それは、嬉しい物語であったり、悲しい物語であったり、あるいは残酷な物語であったりします。そして、それらの物語には、感動的な結末がある