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【祝!パラリンピック追加種目に採用】パラクライミングリポート

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2028年ロサンゼルスパラリンピックでの追加種目入りした障害者による【スポーツクライミング】=【パラクライミング】。関連イベントや選手紹介の記事をまとめています。
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記事一覧

結城周平(M-AL2) パラクライミングJC第2戦 2023年度

2024年3月に開催された2023年度パラクライミング「ジャパンシリーズ」第2戦。日本選手権を兼ね、日本代表を決める選考大会です。 2段階ある下肢機能障害クラスのうち、片脚が使えないAL2クラスで、第1位となった結城周平選手へのヒーローインタビューです。 「もっと、見ていてワクワクするような登りができるように頑張りたい」 ――男子AL2クラス、第1位、おめでとうございます 予選と決勝のルートに対してどんな感想を? 結城:予選は珍しく、2本とも完登できたので、いい調子で大

青木宏美(W-B2) パラクライミングJC第2戦 2023年度

2024年3月に開催された2023年度パラクライミング「ジャパンシリーズ」第2戦。日本選手権を兼ね、日本代表を決める選考大会です。 3段階ある視覚障害カテゴリーのうち、中等度のB2クラスで第1位となった、青木宏美選手と、サイトガイドの小島理瑚さんへのヒーローインタビューです。 「常にトップを取りたいって思って登ってる」 ――女子B2クラス、第1位おめでとうございます 予選と決勝のルートに対してどんな感想を? 青木:もうちょっと上まで行けたらいいなっていうのが、正直な気持

岡田卓也(M-RP1) パラクライミングJC第2戦 2023年度

2024年3月に開催された2023年度パラクライミング「ジャパンシリーズ」第2戦。日本選手権を兼ね、日本代表を決める選考大会です。 「関節可動域、筋力、およびその他の機能障害」クラスは3段階あり、その中でも、少なくとも 2 つの四肢、または 1 つの上肢に影響を与える重度の機能障害があるRP1クラスで第1位となった、岡田卓也選手へのヒーローインタビューです。 「決勝課題は、ゆっくりと確実に登っていく自分のスタイルにマッチした」 ――男子RP1クラス、第1位おめでとうござい

高野正(M-RP3) パラクライミングJC第2戦 2023年度

2024年3月に開催された2023年度パラクライミング「ジャパンシリーズ」第2戦。日本選手権を兼ね、日本代表を決める選考大会です。 「関節可動域、筋力、およびその他の機能障害」クラスは3段階あり、その中でも、体幹、または四肢に影響を与える軽度の機能障害があるRP3クラスで、第1位となった高野正選手へのヒーローインタビューです。 「自分の生き方を見てもらって、多くの子どもたちに夢や希望を与えられたら。それが自分の力になっている」 ――男子RP3クラス、第1位、おめでとうござ

二橋真音衣(W-RP2) パラクライミングJC第2戦 2023年度

2024年3月に開催された2023年度パラクライミング「ジャパンシリーズ」第2戦。日本選手権を兼ね、日本代表を決める選考大会です。 「関節可動域、筋力、およびその他の機能障害」クラスは3段階あり、その中でも、体幹、または四肢に影響を与える中程度の機能障害があるRP2クラスで第1位となった、二橋真音衣選手へのヒーローインタビューです。大会最年少の高校1年生です。 「どんどん練習して、どんどん強くなっていきたい」 ――女子RP2クラス、第1位おめでとうございます 予選と決勝の

栗屋真実(W-B1) パラクライミングJC第2戦 2023年度

2024年3月に開催された2023年度パラクライミング「ジャパンシリーズ」第2戦。日本選手権を兼ね、日本代表を決める選考大会です。 3段階ある視覚障害クラスのうち、重度のB1クラスで、第1位となった、栗屋真実選手と、サイトガイドの小島理瑚さんへのヒーローインタビューです。 「まさか自分が日本代表になるなんて!」 ――女子B1クラス、第1位おめでとうございます 予選と決勝のルートに対してどんな感想を? 栗屋:今回初めて、公式戦に出たので、どこまでいけるかな、できるだけ高く

渡邉雅子(W-AL2) パラクライミングJC第2戦 2023年度

2024年3月に開催された2023年度パラクライミング「ジャパンシリーズ」第2戦。日本選手権を兼ね、日本代表を決める選考大会です。 2段階ある下肢機能障害クラスのうち、片脚が使えないAL2クラスで、第1位となった渡邉雅子選手へのヒーローインタビューです。 「パラクライミングは、自分の可能性を広げてくれる!」 ――女子AL2クラス、第1位、おめでとうございます 予選と決勝のルートに対してどんな感想を? 渡邉:予選は、いまの自分の全力を出せて、充実した1日でした。決勝は、不

前岡ミカ(W-B3) パラクライミングJC第2戦 2023年度

2024年3月に開催された2023年度パラクライミング「ジャパンシリーズ」第2戦。日本選手権を兼ね、日本代表を決める選考大会です。 3段階ある視覚障害クラスのうち、重度のB1クラスで、第1位となった、前岡ミカ選手と、サイトガイドの小島理瑚さんへのヒーローインタビューです。 「もっと練習しないとダメだなって、大会に出るたび、つくづく思う」 ――女子B3クラス、第1位おめでとうございます 予選と決勝のルートに対してどんな感想を? 前岡:予選1本目でつまづいたときがあって、な

安良岡伸浩(M-AU3) パラクライミングJC第2戦 2023年度

2024年3月に開催された2023年度パラクライミング「ジャパンシリーズ」第2戦。日本選手権を兼ね、日本代表を決める選考大会です。 2段階ある上肢機能障害クラスのうち、片手、または両手の複数の指が欠損しているAU3クラスで第1位となった、安良岡伸浩選手へのヒーローインタビューです。 「自分の強みは、ムーブの選択肢が多いところ!」 ――男子AU3、第1位、おめでとうございます 予選と決勝のルートに対してどんな感想を? 安良岡:まず楽しかったですね。ホールドが豪華で、フリク

會田祥(M-B1) パラクライミングJC第2戦 2023年度

2024年3月に開催された2023年度パラクライミング「ジャパンシリーズ」第2戦。日本選手権を兼ね、日本代表を決める選考大会です。 3段階ある視覚障害クラスのうち、重度のB1クラスで、第1位となった、會田祥選手と、サイトガイドの田中星司さんへのヒーローインタビューです。 「想定以上のルートをつくってもらえて光栄」 ――男子B1クラス、第1位おめでとうございます。 予選と決勝のルートに対してどんな感想を? 會田:予選1本目は、すごくボリュミーなホールドがあって、ハードだっ

畠山直久(M-AL1) パラクライミングJC第2戦 2023年度

2024年3月に開催された2023年度パラクライミング「ジャパンシリーズ」第2戦。日本選手権を兼ね、日本代表を決める選考大会です。 2段階ある下肢機能障害クラスのうち、両脚が使えないAL1クラスで、金メダルを獲得した畠山直久選手へのヒーローインタビューです。 「日本のAL1クラスは、自分が引っ張っていく!」 ――男子AL1クラス、金メダル、おめでとうございます 予選と決勝のルートに対してどんな感想を? 畠山:予選1ルート目、2ルート目と、大内秀之選手の調子が良かったので

濱ノ上文哉(M-B2) パラクライミングJC第2戦 2023年度

2024年3月に開催された2023年度パラクライミング「ジャパンシリーズ」第2戦。日本選手権を兼ね、日本代表を決める選考大会です。 3段階ある視覚障害クラスのうち、中等度のB2クラスで、金メダルを獲得した、濱ノ上文哉選手と、サイトガイドの矢崎有希さんへのヒーローインタビューです。 「答えが分からないまま出発して、あれこれやったが、結局、答え合わせができなかった」 ――男子B2クラス、金メダル、おめでとうございます 予選と決勝のルートに対してどんな感想を? 濱ノ上:予選1

義足の女性パラクライマー、左脚を切断して手に入れたもの

IFSC(国際スポーツクライミング連盟)のホームページで紹介された、日本人の女性パラクライマーのインタビュー記事の翻訳です。小児がんに苦しんだ彼女が、クライミングを通じて知ったのは“人間の可能性”でした。 文:リチャード・アスプランド Richard Aspland ▼その日は、“脚を切断した日”だった パラスポーツは、常に物語を生み出す。それは、嬉しい物語であったり、悲しい物語であったり、あるいは残酷な物語であったりします。そして、それらの物語には、感動的な結末がある

【ヒーローインタビュー】平井亮太(身体機能障害 M-AL1) パラクライミングJC第1戦 2023年度

2023年10月に開催された2023年度パラクライミング“ジャパンシリーズ”第1戦。2段階ある下肢機能障害カテゴリーのうち、両足の障害のAL1クラス(男子)で優勝した、平井亮太選手のヒーローインタビューです。 ――男子AL1クラス、第1位、おめでとうございます 平井:ありがとうございます。 ――今回の課題に対してどんな感想を? 平井:1本目は、易しくはないんですけど、体を慣れさせるには、ちょうど楽しめる課題っていう感じ。2本目は、世界大会のルートに近い感じがあって、難