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Photo by
noouchi
推しの威力、神のごとし
2階からの長い階段を降りると荒れ果てたリビングであった。我の心は灰になった。
川端康成の名作「雪国」の冒頭風にアレンジすると、少しは聞こえが良くなるかと期待を込めたが、全くならない。
土日はあれやこれやで度々主婦業をお休みする私だが、今回の荒れようは凄まじかった。
あちらこちらに横たわる哀れなぬいぐるみ。
無造作に点在するバスケットボール。
富士山を連想させる洗濯物の山。
脱ぎ捨てられた服は、さながら抜け殻のようだ。
こんな現実から少しでも逃れようと、YouTubeで推しのアーティストのライブを流しながら、まずはせっせと散らばった抜け殻たちの回収から取りかかった。
いつもの私ならここで断念するのだが今日は違う。
どうした私!
あれよあれよと片付けが進んでるではないか!
綺麗になりつつあるリビングに心踊りながら、時々鼻歌なんか歌っちゃって、終始ご機嫌な私のまま片付けという名の本日最大のミッションをサクッとクリアしたのだ。
そうか。これが推しの力か。
推しの威力。神のごとし。
荒れ果てたリビングがやっと穏やかになった。
吹き抜ける風が心地良い。
そんな私のやる気を爆上げしてくれる推しについて、これを読んでくれているみなさまへ存分に語り尽くしたいのだが、またもや現在の時刻は23時45分。とりあえず書くことを習慣化するためにも、毎日投稿したいと決めているので、何がなんでもあと15分で書き切る必要がある。
あれ?昨日もこんな文章書かなかったか?気のせいなのか?自己紹介と意気込みを投稿するとか言いつつ、どこへやら。
本日もこんな感じでシュパッと終わりを迎えることになる。時間に追われる生活よいつまで続くのだ。これは慣れるまでの辛抱か。
明日こそ自己紹介と意気込みを投稿する。
ではでは!みなさん!サラダバー!