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冬じたく

朝寒くなってきたので、ストーブを出しました。
一緒にクリスマスツリーを引っ張り出してきて、末っ子がワクワク飾り付け。当たり前の光景ですが、私には感慨深い光景です。

そんなことができるようになったのも一昨年の話。

部屋を飾らない

上の子が動き出して色々なものに手が届くようになった頃、あちこちに季節のものやガラス細工を飾っていました。
これを、あの手この手でゲットする上の子。

キッチンの入り口につけていたガードも、開かないとその前で泣き続ける。(今思えば癇癪という名前の泣き方)知恵がついてくると台を使いよじ登る。欲しいものはなんとしても手に入れる我が子を感心して見ていました。
子供ってこんなにすごいのか、と。

そこで、部屋を飾るのはやめ、この子が何か取りたくなった時に怪我をしないように工夫することに意識をシフトしました。
バランス感覚がなんだか危ない子だったので、危険なもの、触られたくないものは完全に見えないように隠す生活をしばらくしていました。
そこまで必要があったのは上の子だけで、下へいけばいくほどそんな配慮はいらず。万全に対策してみたけど、しばらく経てば自然と気にならなくなるようでそこまでの興味と行動力はなかった。
上の子も気になって触るけど破壊までしなくなった頃、満を持して購入した時の嬉しさは家族が思っているよりも大きいです。



二十年ほど前に知り合った年上の同級生たちが「冬じたく」っていいよね、と話していたことをこの時期になると思い出します。
確かに、「冬じたく」とてもいい。


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