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我慢は良くないこと

僕はよく
息子にはよく我慢しないで良いと言う。


一般的には子育てで「我慢しなさい」と
よく使う言葉。


「押さえ込んだ感情は、より醜い形となって後から出てくる」
精神分析学の創設者であるフロイトがそんな事を書いていた気がする。


子どもの頃に抑圧された感情が生み出すのが、
現代で言われるインナーチャイルドもその一つなんでしょう。


一般的には
子育てでも「我慢しなさい」と良く言うし、
ほとんどの人が我慢しなきゃ、我慢は良い事
として押さえ込む、蓋をする。


ただ
少し考えると
感情を入れている器があるとするなら、
いつかは器が一杯になりパンクすると思う。


昔に溜め込んだ感情だったら時間の経過と共に腐れていき、より酷くなっているかも。


「我慢をしないでいい」と言うと、
何でもわがままし放題、欲望のままにと
捉えてしまう事が多いけど、これとは全然違う。


大切なのは内観し
その感情を受け入れ、理解して、消化すること。
と思う。

我慢は感情を盲目的に封じ込め、
時にはそう感じる自分が嫌いで認めたくなかったり、
(臭いものには蓋を)ととてもよく似てると思う。


どんな感情や思いであっても
そんな事を感じた自分を認めて内観、分析する。


自分に余裕や強さがあれば大して怒ることではない、弱さが原因で自分が成長しなければと気づけたり。


他人にすごいと思われたい
承認欲求で物を欲しがっていると気付けたり。


欲望のまま食べるよりは
健康的で理想の体型を選んだ方がより良いと思えたり。


内観する事で原因と結果が掴め、
反省と成長に繋げていける。

盲目的に感情を押さえ込む「我慢」とは全く違う。


だから息子にも怒っても、泣いてもいい。

自分を見つめて
自分が反省するべき所を見つけて
迷惑をかけたら素直に謝り、
次の糧にして成長すれば良いと言い聞かせている。



世の中の常識やルールなんて大人が勝手に決めたもの。

その常識やルールで世の中が上手く回っていて、
未来が輝いて見える世の中が
はっきりしているなら文句はないかもしれないけど、
社会情勢や色んな方面のジャンルを見ても一目瞭然。


そんな不完全なものを
子どもに押し付けて
常識やルールを破ったからって
一方的に怒ったり、
我慢させるのは何かがおかしいと感じる。


教育というよりは、
動物のしつける様なケースになってしまっているのもよく見る。


インドの子育ての言葉で
「迷惑がかかるのは当たり前。人の役に立ちなさい」が正解に近いと感じる。

皆んなが
そんな心をもてば調和が取れると感じる今日この頃。



最後に
少し別の視点で考えてみる。


我慢の【我】

(ガ)や(ワレ)と書き、
自分だけ、自分優先のようなわがままなどに使われたりする漢字。

神社の本殿奥に必ずある鏡。

鏡は自分自身が映る様になっている。

かがみの(が)を抜くと(神)となる。

我をとる事で、
自分自身が神である事に気づくと言われたりもする。



次に【慢】

意味を調べてみると

〖慢〗 マン おこたる・あなどる

1. 他を軽んじて自らをよしとする。たかぶる。
 「慢心・傲慢(ごうまん)・我慢・自慢・驕慢(きょうまん)・高慢・暴慢」

2. 進みがのろい。だらだらと長びく。

とある。


時に昔の人たちは心理を
知っていたんじゃないかと思うくらいに、
言葉や漢字には深い意味を感じる事がある。


どちらかというと人の為にならず、
ネガティブな漢字が並べられている我慢。


漢字の視点から考えて見ても面白いと感じた。


先日、息子と観に行った
インサイドヘッド2。

レビューを見たりすると、
思春期の葛藤や感情などがフォーカスされていたけど、
僕は感情を認め受け入れてる、我慢するとどうなるかに近いかなと思って見ていた。


あれ?

よく物事には
正反対と思っていても、似てるものって沢山ある。
天才とバカは紙一重みたいな。


そう考えると
我慢と我儘(わがまま)って似てね?
と思考が頭をグルグル🌀


思想してたら
いつまでも続くので今日はこの辺で。


長い文章読んで頂きありがとうございました🌱


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