XDefiantの感想
2021年8月頃にトレーラーが公開され、「CoDライクなカジュアルFPSを提供する」との期待に胸を躍らせました。
クローズドベータには何度か参加していましたが、度重なる延期を経て、ついに2024年4月にリリースされました。
数10時間以上プレイしてみて、良い点と悪い点、そして個人的に気になる点について述べていきます。
良い点
・無料なのにクオリティが高くクロスプレイ対応
APEX Legendsが登場した頃から、令和の無料FPSはお金を出してもいいくらいクオリティが高いと感じていました。XDefiantについても「こんなに面白いのに無料でいいの?」と思うほどです。
また、PC、PS5、Xboxのユーザーと一緒に遊べる点も素晴らしいです。無料なので仲間を作りやすいのも良いところです(ソロプレイヤーですが…)。
・敷居が低い
ValorantやAPEX Legendsで特に感じたのは、「内容が難しくやりにくい」という部分です。
Valorantは撃ち合いが難しく、スキルの使い方がわかりにくい。
APEX Legendsは熟練者と初心者をひとくくりにマッチさせるため、0キルのまま試合が終わることが多く、満足できないことも多々あります。
これらのゲームは、全体的に敷居が高くやりにくい仕様だと思っています。
一方、XDefiantはスキルマッチがなく、pingが近いユーザーをまとめた後、上級者と初心者を各チームに均等に振り分ける仕様になっています。
そのため、上級者だらけのチームに一方的にやられるという試合が起こりにくくなっています。
・ルールがわかりやすく立ち回りやすい。
「敷居が低い」の内容になりますが、ルール内容は目標物を押し続けたり、守り続けたり、拠点を取り合ったりするなど、シンプルでわかりやすいルールが特徴です。
また、やられてからのリスポーン時間が短いため、自由に立ち回りやすい点も魅力の一つです。
・クラスや武器、アタッチメントが豊富で飽きにくい
昨今ではお馴染みのヒーローシューターに沿った内容となっており、アタッカー役のクリーナーズ、タンク役のファントムズ、ヒーラー役のリベルタード、スニーク役のエシュロン、ハッカー役のデッドセックなど、UBISOFTの作品で登場した派閥が操作キャラとして登場します。
それぞれに役割があるため、自分に合ったプレイスタイルを探して楽しむことができます。
また、「このクラスがいないとダメ」ということがなく、好きなクラスを選んで楽しめる点も魅力です。
また、アサルトライフルやサブマシンガン、ショットガンやスナイパーライフルなど、お馴染みの武器が揃っており、アタッチメントも豊富に用意されています。
その為、自分だけの最強武器を作る楽しみも味わえます。
悪い点
・武器バランスが悪い
プレシーズンの現状では、マークスマンライフルとスナイパーライフルが特に強力で、種類ごとの武器が揃っているものの、バランスの格差が発生している点が気になります。
これは難しい部分ですが、各武器の特徴を生かしつつ、格差が少なくなるように調整してほしいところです。
・チームバランスが整っていない
スキルマッチがないとはいえ、自軍と敵軍で偏りが発生し、圧勝や惨敗の試合があることも気になります。
個人的には、ギリギリの接戦が一番楽しく、「勝った」「負けた」と盛り上がるので、そうした試合が極力増えるようにしてほしいです。
気になる点
・対戦FPS初心者が参入しやすい作りではなさそう
一応訓練場はあるとはいえ、実戦で戦っていくゲームのため、初心者がついていきやすい環境とは言い難いです。
簡単なBOT戦を追加することで、初心者がよりやりやすくなると思います。
・知名度的に盛り上がりそうなのか?
APEX Legendsはアジア圏で浸透するくらい盛り上がりましたが、XDefiantが同じように盛り上がることができるのかは疑問です。
ヒーローシューター系でアジア受けするキャラクターが少ないため、認知されるかが気になります。
・ロード時間が長い
ゲームを起動してからのイントロや、リザルト画面など、プレイヤーがスムーズに進行できるように飛ばせるように調整してほしいです。
・余計なアップデートで潰してほしくない
現時点での完成度が非常に高いため、今後のアップデートで弱体化やバランス面が悪化しないか心配です。
総評
かなり面白かったため、100点中90点もあげたくなるほど。
軽く対戦FPSを楽しみたいと思った時には、ちょくちょくプレイしようと思います。
余談ですが、サドンアタックというゲームでは、ウェアハウスで開幕からグレネードを投げ合い、撃ち合うという超シンプルなゲームが令和になっても遊べることが、おじさんにとってとても嬉しい限りです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?