【35秒動画】つまようじ劇場:来年の桜はわからない

【明日ありと 思う心の仇桜 夜半に嵐の 吹かぬものかは 親鸞(伝)】

残雪と桜の花びらが綺麗で、何か作品に残したかったのがきっかけですが、ちょっと切なげな雰囲気の動画になってしまいました。

「いつ命が無くなるか分からない。後悔のないように、今日、今年を過ごそう」というテーマで作成しました。
※補足を入れる程、格好がつかない創作もありませんが。。

親鸞聖人は、他のお坊様と比べてもほとんど和歌を作らなかった人物なのだそうです。若い修行時代に謳ったとされる上述の和歌も、あくまで伝説なのだそうです。それによれば、この歌は師として仰ぐお坊さんから「今日は遅いから、明日またおいで」と言われた時に「明日何が起こるか分かりません、どうか今から説教してください」という意味を込めて詠んだものとのこと。

山Pさん主演のテレビドラマの「明日やろうはバカ野郎」というセリフが流行ったことがありましたね。「今年の桜は見れても、来年の桜はわからない」、これも大河ドラマの沖田総司さんのセリフだった気がします。

鎌倉時代でもコロナ禍でも「今日のうち、今年のうちに過ごしたい人生を過ごして、やりたいことをやり遂げたい」と思うのは、変わらないのかも知れません。

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