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【スチレンボード】⇨紹介文やキャプション等で活躍。展示に使える便利なアイテム。

今回は展覧会の掲示物にも使える【スチレンボード】を紹介しようと思います。

スチレンボードと紹介していますが、呼び名は数種類あり、(のりパネ)(ハレパネ)(ピタパネ)などいくつかの名前で商品として販売されていますが、どれも同じ様な商品です。*この記事ではスチレンボードと呼びます。また〈片面のり〉〈両面のり〉〈のりなし〉があり、購入の際は必ず確認してください。厚みは3〜5mmが一般的です。

スチレンボードは美術の展覧会でもよく使用されます。展覧会の概要文や作品名(キャプション)、または注意書きなどに使用されることが多いです。
作品展示の補強にもまれに使われたりもします。作品の傾き調整のために底に仕込んだり、絵画の吊った時に起こるおじぎを防ぐために数枚重ねて背面に仕込んだりもします。

概要文や注意書きなどを紙に印刷してそのまま貼ってももちろん良いのですが、スチレンボードを使って貼った方がピシッと締まった空間にすることができます。ペラペラの紙のまま貼ると湿気で紙がヨレヨレになったり、どこかチープなイメージになりやすいです。

あと写真家はこれに作品となる写真を貼り付け展示されていたりします。


⬇︎この記事で使用するスチレンボード。3ミリ厚、片面のりタイプ。

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メリットとデメリット

〈メリット〉
・湿気などで紙がヨレヨレにならない
・展示の邪魔をしにくい
・扱いやすい(加工しやすい)
・手頃な値段

〈デメリット〉
・加工の手間(貼る、切る等)

*スチレンボードを切るのはカッターをお勧めしますが、新刃にして切るとうまくスパッと切れます。へたった刃で切るとうまく切れずに切断面がジャギジャギになるので注意してください。

*スチレンボードを切る際には、トリムマーク(トンボ)をつけると切りやすいのでお勧めです。


実際に使ってみる

今回はサンプルのキャプションを使って貼ってみます。
3ミリ厚のスチレンボードを使用しています。

〈使用するもの〉
・スチレンボード(3ミリ厚、片面のり)
・コピー用紙(普通紙)にキャプションを印字したもの
・カッター(切れ味の良い状態)
・定規
・カッターマット


⬇︎普通紙に印刷したものを貼り付けます。

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⬇︎まず必要な分だけスチレンボードを切ります。

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⬇︎真ん中あたりに浅くカッターの刃を入れて剥離紙のみ取り除きます。
*スチレンボードごと切らない様に注意。

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⬇︎剥離紙をめくった箇所にキャプションのセンターを合わせて貼り付けます。

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⬇︎この様な感じになると思います。先ほど剥離紙をめくった箇所のみくっついている状態です。

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⬇︎キャプションの紙を図の様にキープしながら、片面の剥離紙を半分ほど剥がして、真ん中から空気を抜く様に貼っていきます。

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⬇︎真ん中から空気を抜く様に、シワにならない様に貼ります。

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⬇︎反対側も同様に行います。

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⬇︎一応、貼る作業のみの動画も。(こちらの方が分かり易いかもしれないです。)


⬇︎周りの不要な箇所が邪魔な場合は切り取ります。

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⬇︎この様な状態になるので後はトリムマークを切ります。

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⬇︎切った所。

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⬇︎切り取れました。これで完成です。

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⬇︎切った箇所が綺麗だと印象良く仕上がります♪

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この様な感じで使うことができます。


このスチレンボードは片面のり面なので反対側はツルツルでくっつきませんので、壁面に固定する際はひっつき虫虫ピンなどを使って固定します。

美術の展示のみならず、自宅や仕事場のディスプレイ等に活用しても良い感じになります。もちろん写真や印刷したイラストなど紙媒体のものは大体貼れるますのでお洒落に活用してみてください。


⬇︎この記事で使用しているスチレンボード(3ミリ厚、片面のり、5枚入り)



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画家ザシキコゾウ
京都府在住。画家(アクリルor膠彩画)。現代社会に生きながら、人々の痕跡を見て暮らしています。人が沢山いる所に居ても、なぜか寂しくなるだけ。だから『何か』をして楽しみたい!というのが行動動機です。

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