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繁忙期も心地よく過ごしてほしいけれど...
8月はお盆、その前後も含めてゲストリストがみっちり埋まる日々でした。暑さでただでさえ体力を奪われているなか、健康に乗り切ってくれたスタッフに感謝。行きたいところはきっとたくさんあるだろうなかで、1166バックパッカーズを思い出し、早々に予約をとってくださった旅人たちに感謝。この夏はこれなくとも、SNSなどで近況をチェックしてくれている旅人たちに感謝。
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閑散期の宿泊がラッキーで、繁忙期の宿泊がツラいのか?
全てのことを網羅するようなマニュアルは存在しないし、できることできないことは繁忙具合によって変わってくる。
忙しいからできないこともある。例えば個々への街の案内は繁忙期はどうしても手薄になる。風呂もトイレも混雑する。客室だって出入りが多いからぐっすり眠れない。エアコンの設定温度が人によっては暑すぎたり、寒すぎたり。荷物を置くスペースも少なくなる。
一方で、賑やかだからこそ楽しめることもある。例えば、宿内での出会いが多いから一緒に飲みに行ったり、お風呂に誘い合ったり、次の旅先まで車に乗せてもらったり。
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ただただ、心地よく過ごしてほしい
我々はいつだって、ゲストの滞在に対して、今この環境のなかでできる最大限を目指している。チェックインが重なる時間はしゃべりすぎて口角から泡が出そうになるし(出てるかもしれない)、2階の客室にゲストを案内する際は次に1階でまっているゲストのことを思いワープのように瞬間移動している(気持ち)。当たり前のことながら、どのゲストのことも蔑ろにせず、愛情を持って、ひたすらゲストの良き滞在に向けて取り組んでいる。気持ち悪いかもしれないけれど、ゲストが心地よく過ごしてくれることが、自分たちの存在意義であり、喜びである。
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そうは言っても、不満は残るよね
だけれど、繁忙期はネガティブなレビューを残されることが多い。そりゃそうだ。我々の「気持ち」だけでは超えきれない壁があるのも長年の営業で気づいている。
実際に快適に寝れないのは宿屋として致命的だし、荷物を置くスペースが足りなかったんだろうし、賑わうラウンジの横にあるトイレには入りにくかったはずだ。こう言ったマンパワーだけではどうにもならない難所にどう折り合いをつけてゆくか。それが私(宿主)の仕事である。
繁忙期のネガティブレビューは「そういうもの」と諦めるのもひとつだし、繁忙期ももっと快適に過ごしてもらおうとベッドを間引いて予約をとるのもひとつ。できることなら、365日、いい塩梅の混雑具合で、ゲスト同士の距離感がいい具合で、ぐっすり眠れるのが一番いい。そして、そのゲストから頂いた収入で、スタッフがいい具合にお給料をもらえるのが一番いい。
そんな答えのでないことを考えながら、今日もお節介な寮母さんのような感じで、冷えた麦茶を用意して、みんなの興味のありそうなイベントをチェックする。
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