白銀の世界で、ミニチュアホースとふれあう
穏やかに始まった、新しい一年。
しずかな場所を求めて、日光市の日光霧降高原にある大笹牧場へ行ってきました。
男体山の北東に広がる霧降高原を南北に貫く霧降高原道路は、ニッコウキスゲの咲くキスゲ平園地や霧降の滝など、四季折々の景色を楽しめる人気のドライブルートです。大笹牧場はその最高地点、標高約1,300mの場所にあります。
標高が高くなるにつれて気温は下がり、粉雪が舞っていました。
六方沢大橋を通過したあたりから雪道となり、ゆるやかなワインディングロードから見えたのは、白銀の世界でした。
牛たちのいない放牧場はしんとしていて、風の音だけが聞こえていました。
山を少し下り、大笹牧場へ到着しました。
この日は新年最初の営業日で観光客はまばら。駐車場には雪かきをしてできた雪山があって、子どもたちが楽しそうにそりすべりをしていました。
マイナス5℃。吐く息も、鼻息も、しろい。
mont-bellのポーラーダウンパーカは羽毛ぶとんに包まれているみたいで、いつでもどこでもほかほか。さすが極地用、去年買ってよかったもののひとつです。
休憩のためレストハウスへ。
レストハウスにはジンギスカン料理が食べられるレストランや、ソフトクリームなどの軽食やおみやげを売っているお店があります。
来るたびに必ず購入するホットミルクは、お正月ということで無料でいただくことができました。うれしーい。
あつあつのミルクは甘くて濃厚、とてもおいしかったです。
おみやげを買ったあと、車に乗って小高い丘へ向かいます。
丘の上には動物たちと触れあえる「こやぎの丘」があります。昨秋も訪れた、大好きな場所です。
「メェー」
車から降りたとたん、やぎ小屋から野太い鳴き声が聞こえてきました。ふふ。あけましておめでとうって言っているのか、エサくれ〜って言っているのか、人恋しいのか。あまりにナイスなタイミングに笑っちゃいました。まっててね、いま行くから。
動物たちのエサは1個100円、ガチャガチャ方式です。
もなかの中には粒状のエサが20粒ほど入っています。けっこう分厚いので、割ってあげると食べやすいです。ちなみに、やぎはもなかが好きみたい。
まずは近くの小屋にいるこひつじちゃんへ。
モコモコな毛とつぶらな瞳がかわいくて、柵から顔を出してエサを欲しがる、元気な子です。
ざくざくと雪を踏みしめながら、次の場所へ。
雪のなかに、みつけた!
ずんぐりしたミニチュアホースです。
毛艶もよくて、秋に来たときよりもモコモコです。
しばらくすると小屋からもう一頭出てきました。
この子は人懐っこいね。風になびくたてがみと、澄んだひとみがきれい。
ミニチュアホースはとても穏やか。そっと口もとにエサを近づけると、もしゃもしゃ上手に食べてくれます。鼻先とくちびるがざらっとしていて、手のひらがくすぐったい。
鼻筋を撫でてみたら、ふわふわ柔らかくて、あたたかかったです。
ミニチュアホースと触れ合ったあとは、メェメェ鳴いていたやぎとひつじの小屋へ向かいました。
手がかじかんでしまうほどの寒さのなか、動物たちはゆったりと、のんびりと過ごしていました。みんな寒さに強いんだなあ。
マイナス5℃の銀世界。
動物たちから癒しと元気をもらった、穏やかな時間でした。
ありがとう、またくるね!