こころ踊る、秋のバラフェスタ ー敷島公園門倉テクノばら園ー
群馬県前橋市にある、敷島公園門倉テクノばら園へ行ってきました。
この日は「秋のバラフェスタ」の最終日。どんな花に出会えるのか、わくわくしながらばら園へ向かいました。
※写真はすべて2022年11月6日に撮影したものです。
松林に囲まれたばら園は、噴水や池がある洋風造りで、散歩するのにぴったりの落ち着いた雰囲気です。
しかも入園は無料、近くに住んでいたら毎日でも通いたいくらい。
おとぎ話の世界に迷い込んだよう。
色とりどりのバラ
園内には約600種7,000株のバラが植栽されており、イギリスやドイツ、アメリカなど各国のバラが色鮮やかに咲いていました。
情熱的に
やさしいほほえみ
紅をさす
さわやかに、可憐に
エレガントな佇まい
花びらがギュッとまとまっていたり、フリルのようだったり。ひとつひとつがいろんな表情をしていて、眺めていると吸い込まれそうになります。
まえばしのバラ「あかぎの輝き」
噴水の近くには「あかぎの輝き」というオリジナルのバラがありました。
群馬といえば、赤城山、榛名山、妙義山の上毛三山。それぞれ山の形が特徴的で、前橋の町を囲むようにようにそびえています。
あかぎの輝きは、時間とともにオレンジから赤へ変わるようです。夕焼けに染まった赤城山を思わせる、温かみのあるバラでした。
不思議なバラ
ちょっと不思議で、華やかなバラもありました。
花びらの2色づかいが、オートクチュールのよう。
また、マリリン・モンローさんやイングリッド・バーグマンさん、大地真央さんなど、女優さんや王室にゆかりのあるバラも咲いていました。
天まで届け
香りをたのしむ
園内には「香りのガーデン」という、香りの違いを楽しめるコーナーがありました。なんでも、バラには代表的な7種の香りがあるのだそうです。
ダマスク・クラシック
ダマスクとはヨーロッパ原産のバラで、古典的ないわゆる『バラの香り』です。
手前のピンクは芳純(ホウジュン)、黄色いバラは月光(ゲッコウ)
ダマスク・モダン
ダマスク・クラシックを受け継いだ、より濃厚で情熱的で洗練された香り。
ティー
紅茶やジャスミンティーのような、ふんわりと上品な香りでした。
中国由来のキネンシスやギガンティアの香りの特徴成分を含む。
フルーティ
ピーチ、アプリコット、アップルなどを想起させる、爽やかな香りです。
ダマスク系の香気成分と、エステル化合物を多く含有。
ブルー
ブルー系の花色のバラにしか見られない独特な甘い香りです。
ダマスク・モダンとティーの香りが混在しているそう。
見た目も涼しげ。
スパイシー
7つの中で、いちばん好き。
あまりにいい香りで、フガフガ嗅ぐのに夢中で、写真を撮るのを忘れました!
鼻にツンとくるのは、クローブ(丁字・ハーブの一種)。
ミルラ
香辛料のアニス(八角)に似た甘い香り。
イングリッシュローズに多くみられるそうです。
インパクトがあるのはティー、スパイシー、ミルラ。熱心に嗅いでいたら鼻が麻痺してしまい、途中から香りの違いがよくわからなくなってしまいました。
結論、どれもいい香りです。
あこがれのローズガーデン
枝が直立で上部はこんもりと丸く葉が生い茂った、背丈の高いバラが公園を囲むように並んでいました。スタンダード仕立てと呼ばれる、クラシカルな佇まい。バラはお手入れが大変そうですが、こんなお庭が家にあったらどんなに素敵だろう、と夢がふくらみます。
めいっぱい手を伸ばしても届かないバラのてっぺん
雲ひとつない、秋晴れの日。
色とりどりのバラに囲まれて、心癒された午後のひとときでした。
おわりに
最後までお読みいただきありがとうございました。
色合い、かたち、香り。バラはひとつひとつが個性的で、見ていて楽しいですね。みなさんはどんなバラがお好きですか。
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