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2016/09/05
: 2016/09/05 記述
さっきまで お昼だと思っていた時間は
いつの間にか 18時を過ぎて
電気をつけていない部屋が
寂しくなり始めていた 。
雨だと言っていた天気予報も
当たることはなく
光がさすこともあるような
夏の抜けきらない 暑い日だった 。
何をしたでもないはずの身体は
怠さにまみれていて
何もしなかったことへの後悔を
押し付けてくる 。
やらなければならない事は 山ほどあって
ただそれをやりたくない気持ちが
それを遠ざけ
もっと楽しい事があったんじゃないか
と 思わせる 。
言葉を発しなければ音の無い
一人の場所で
ひとつ 大きく呼吸する。
すると それを嘲笑うかのように
遠くから来るような 雨の足音がして
ゆっくり瞬きをしてみれば
目の前のガラスが濡れていた 。
なんだ今日の天気予報は
外れじゃなかったんだ 。
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