小学校教師の自分に優しい働き方 新出漢字は子どもが教える
小学校で習う新出漢字は、授業の始めや終わり、朝学習の時間など、隙間時間で進めることが多いと思います。
これを子どもたちに任せてみました。
ルールはシンプル。
黒板に書くのは、習う漢字と読み方。
どんなときに使う漢字か、気をつけるポイントはどこかを口頭で紹介。
せーの!で、空書きしながら書き順を確認。
各自ドリルに書き込み。
ドリルにある熟語を紹介する人もいるし、自分で調べてくる人もいます。
「のび太さんの名前の“太”です」というように友達の名前から紹介する人もいました。
気をつけるポイントは
「“野”は、最後のはねを忘れないようにしましょう。」
「“犬”は、“大”と似ているので、気をつけてください。」
「“務める”は、他にも“勤める”“努める”などの漢字があります。」
みたいな感じでしょうか。
子ども達はそれぞれ自由にやっていました。教師が教えるよりも、友達が発表する方がしっかり聞くし、短時間ですが前に出て発表する練習にもなります。
少しウケを狙って面白いことを言う子もいて、私も楽しく見ていました。☺️
教師のメリットは、まず新出漢字を習う時間、フリーになります。
その間ちゃちゃっと丸付けをしたり、ノートを見たりしても良いし、漢字が苦手な子の近くへ行っても良いです。じっと子ども達の様子を観察するのも良いと思います。あぁこの子いつもより集中してないなぁと、気付くきっかけになるかも?
5分10分のフリー時間があるだけで、担任業務は楽になります。いかに仕事に追われているかが分かりますね。私が復帰するときには、もっと仕事が減っているといいなぁ。
そして、担任が休んだorいないときの学習に使えます。これが小学校だと結構便利。
妊娠中は、健診や急な体調不良でお休みをいただくこともあったんですが、事前に漢字の担当を決めているので新出漢字をその日にいつもと同じ方法で進めることができます。休みの日の授業準備も大変な仕事の一つなので、これがあると少し安心です。
生徒指導や聞き取り等で急に教室をあけてしまうときも、
「新出漢字3つお願い!」
と言えば、子どもたちだけで進めておいてくれます。有難い。
いかがだったでしょうか。
私は高学年を担任した際に実践しましたが、
ルールがしっかり守られている学級ならば、2年生くらいから可能な方法かと思います。
タブレットでやる学校もあるのかもしれませんが、漢字ドリルを使っているところも多いはず。(まさか私の自治体だけということはないと信じたい)
もし新出漢字の扱い方で、もっと良い方法がありますって方は、ぜひ教えてください!
小学校教師の自分に優しい働き方、二つ目をやっと投稿できました。最後まで読んでくださった方、ありがとうございます。
また時間を見つけて私のちょっとした実践たちを紹介できたらと思います。育休中教師IROでした。