オニとサンタと
6年生のうちの子、今年は豆を撒きませんでした。
去年までは嬉々として撒いてたのに、オニから卒業しちゃったんだ、大きくなったなと思いました。
実は去年のクリスマスには、プレゼントと一緒に「6年生だから最後のプレゼントだよ、だけどずっと友達だよ」ってサンタからの手紙が届いてたんです。手紙を読んで、ちょっと目をウルッとさせて、「感動というか、なんか…」なんて呟いてました。
あれから1か月半しか経っていません。
クリスマス前にサンタから卒業してて、「サンタから手紙?ナニそれ」って言われなくて良かった。
危ないところでした。
私だって、赤い服を着た恰幅のいいご老人や、角と牙をはやした赤や青の生き物がいるとは思っていませんが、それでも何かそういった存在が、私達の世界と半分ズレて半分重なっている世界にいるのではないかと思っています。
先人たちが色々考えて残してきたものを、無かったことにはしたくないと思います。
形だけ擬えて維持するのが苦しくなってもいけないので、後片付けのしやすい小袋入りの豆を投げたり、鰯は食べるだけで玄関に刺さなかったり、自分に合わせて変化させてしまうのですが。
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