「どんなファーマーズマーケットを作りたいの?」と聞かれても困ります。
昨年(2018年)の12月に、滋賀県の草津市でファーマーズマーケットを開催した。(草津まちづくり株式会社さんが主催された『草津小市』という催しの中での開催)
そしていまは、4月からの定期開催に向けて計画中なんだけど、この活動に興味を持ってくれた人から「どんなファーマーズマーケットを作りたいの?」って、よく聞かれる。
一緒にやっていくかどうかを決める上で、発起人が何を目指しているのか、どのようなものを作ろうとしているのか、確認するのは当たり前のことだよね。お互いが不幸にならないためにも。
ただ、そう聞かれても「わからない。」というのが自分の中の本音。
もちろん、いろんな想いを持っていることは持っているし、自分がファーマーズマーケットを開催する理由を論理的に説明することもできる。。"ファーマーズマーケットを通じて『健康的で豊かな生活』をもたらすことができるんじゃないかな"、と思っているから。
(なんでファーマーズマーケットが健康的で豊かな生活をもたらすことにつながるの?と疑問に思った方はコチラ↓をどうぞ。)
ニュージーランドで生活をしていた時に、自分にとってファーマーズマーケットへいくことは毎週末の楽しみで、でも日本を思い返した時、街の人にとって憩いの場となるような空間は存在していないように感じた。だったら自分で仕掛けてみようと思ったのがそもそものきっかけ。
でもニュージーランドの自分が好きだったファーマーズマーケットをそっくりそのまま再現することは不可能だし、それってめちゃくちゃ面白くない。というか、そういう風に自分の目的を達成するために人を手段化したところで色んな面で限界は見えている。
それに、自分は超がつくほどの真面目で面白いアイデアなんて思いつかないし、みんなのアイデアが重なりあっていった時にマジで面白いものってできていく、という経験がある。
だから、自分の"やりたい"の上に、みんなの"やりたい"がどんどん足されていってほしい。木で言うと、自分は"幹"になるから、そっからみんなの個性ある枝葉を伸ばして実らせていってほしい。
だから、「どんなファーマーズマーケットを作りたいか」って聞かれても困ってしまう。僕は発起人だけど正解を持っているわけではないし。。
みんなと一緒に考えて、共創していくのが自分にとって楽しいし面白いし、そういうのが好き。