見出し画像

【家族】イドバダアップルって何だ

ここから読まれる方は初めまして。ぼくはホテルマンから飲食業、NPO法人を経て2021年4月1日、岩手県陸前高田市にてりんご農家として開業いたしました。農業経験わずか3年、作れる農作物はりんごのみ。ということで、noteでは開業から1か月を業務日報として公開しております。おかげさまで沢山の応援のメッセージをいただき本当にありがたいです。けどなんでイドバダなの?なんて質問はほとんどありませんでしたが…。今回はここに触れたいと思います。
#聞かれてないのに説明って若干かっこ悪い

画像1


ウチの実家(岩手県陸前高田市広田町字中沢)の屋号は「井戸端」と言います。なぜその名が屋号になったのかははっきりしませんが、地域の方の呼び名は東北訛りが入って濁点がつきます。漁師だったじいちゃんは浜作業の備品に、ばあちゃんは鍬や箒に必ずカタカナで「イドバダ」と書いていたもんです。そんな感じでひとつめの理由が「屋号」。
そしてもうひとつ。ふたりの息子たちは現在広田町にある小学校&保育園に元気に登校登園しております。しかし中学校になると、震災後は統廃合が進んだのもあり、隣の隣町の米崎町にある高田東中学校まで通わなければなりません。そしてぼくの畑も陸前高田市米崎町。市内には変わりないのですが、車だと20分以上はかかります。つまり単純に、なるべく畑に近いところで営んでいきたいのです。ふらっと行く感覚で作業ができるし(特に草刈り)、何より台風や豪雨などの自然災害には、真っ先に駆けつけたいし。というわけで将来的には、広田町から米崎町への移住も視野に入れています(まだ、イメージに過ぎませんが)。

画像2


そうなると、いずれは広田の実家もなくなってしまうかもしれません。…そうなるとさすがに、ご先祖さまには申し訳ない気持ちの方が大きい。

だから、農園に屋号を入れることにしました。たとえ実家はなくなっても、じいちゃんやばあちゃんと過ごした楽しい思い出はそのままに、ぼくら夫婦が死んだとしても、たとえ息子たちが農業以外の仕事を選んだとしても、屋号は未来まで遺したいという願いを込めてのイドバダです。そして当初は“ファーム”の予定でしたが、考えてみりゃりんご以外の農業わからないし…。ということで「イドバダ・アップル」。これは、未来へ残せるような経営を心掛けるという自分に対しての戒めもありつつ、りんごの何かやってるんだなーと思っていただけるだけでオッケーです。


というわけで、この春、陸前高田に米崎りんご農家が一件増えました。
吉田司のイドバダ・アップル。どうぞお見知りおきを。

スクリーンショット 2021-04-01 081840


それではみなさま、素敵な1日をお過ごしください。
イドバダアップル 吉田司でした。

【感謝御礼!】
開業と同時に開始したイドバダアップルの米崎りんご、
予約販売いったん終了!ただクラウドファンディングはりんごをお届けするまで終わらない!秋までしばしお待ちください!


https://camp-fire.jp/projects/view/407030


いいなと思ったら応援しよう!