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【家族】さよなら保育園ライフ

次男の卒園式が無事終わりました。


長男から数えて8年間。
広田保育園には本当にお世話になりました。

父母会の参加や行事の準備も苦ではなく
(それどころか楽しかったし!)、
先生や父兄の皆様に恵まれた
最高の保育園生活だったと思います。

卒園式では、僭越ではありますが
保護者代表で謝辞を
述べさせていただきました。
 
思った以上に胸にこみあげるものがあり、
何度も言葉に詰まって
すごくカッコ悪かったと反省していますが、
先生方から何度もお礼を言われましたので、
備忘録として残しておこうと思い、
記します。

サイトの文章を
引用したところもありますが、
今年は感染症で様々な活動が制限された中、
伝えたかったのは、
子どもたちへの想いというより
「頑張っていただいた先生方への感謝」。
最後に園長先生が涙ながら


「敬(けい)君のお父さんの
 謝辞に1年が報われました」と
言っていただいたことは、
一生忘れません。


お礼のことば


暖かい風が吹き始め、
春の訪れを感じられるようになりました。


今年は感染症拡大の影響で、
日々気の抜けない大変な一年となりましたが、
今日この佳き日、卒園児のために
心温まる卒園式を挙行していただき、
ご準備された先生方はじめ、
関係するすべての皆様に
厚く御礼申し上げます。


父母会では
しがない書記をつとめていたわたくし…。
僭越ではございますが、
保護者を代表してご挨拶を申し上げます。


保育園に通い始めたばかりの頃、
泣きながら
離れようとしないわが子に
後ろ髪をひかれる思いで
仕事に向かったという話を
妻からよく聞きました。


ただこの話のオチは、
迎えに行ったら
めちゃくちゃ元気だったんだけどねー、
という繰り返し。

なかなかごはんを食べてもらえず、
言わなきゃ歯磨きもせず、
早くしなさい!と朝からどなりつけては、
お互いが最悪な気分のまま1日が
スタートしたことも少なくはありません。


親としても今より未熟で、
無事に卒園できたらいいな、
なんてぼんやり考えていたあの頃。


まさかその卒園の年に、
今まで経験したことのない感染症に
あらゆる活動が制限されることになろうとは、
夢にも思っていませんでした。

医療関係者は言うまでもなく、
介護士や教員の方々、
そして保育園の先生方。
その方々にもご家族がいらっしゃいます。


人の“日常”を預かることを
生業としている方々のご苦労を慮ると、
どんなねぎらいの言葉もかすんでしまいます。



「体調が悪い」って口にしていいのか、
もし子どもたちがかかってしまったら…。
精神的な負担は相当だったと思います。



中止になった企画もありましたが、
そんな中でも運動会や発表会、
子ども達だけの夕涼み会に遠足など、
楽しい思い出を作っていただいたこと、
感謝いたします。


未だ世界各地でウィルスの猛威が続く中、
ここ陸前高田市の感染者はたったひとり。


広田保育園に至ってはゼロです。


この結果は、
会場にいらっしゃる父兄の方々を差し置いても、
何より保育園の先生方が
徹底した対策を講じていただいたからだと思います。


歴史の教科書に残るであろう
この2020年という年。
つまり、一生刻まれる年だということです。


ここに座っている可愛い子どもたちが、
やがて家庭を持ち、新たないのちを授かり、
成長したその子が卒園を迎えるとき、
きっとこう言うと思います。



「オリンピックも中止になって、
 世界中の人が大変だったんだけど、
 先生が頑張ってくれたおかげで、
 みんな揃って小学校に行けたんだよ」。


これから先、
子どもたちの学校生活は
新しい様式に変化していくと思います。


大人も学んでいかなければならない時代です。


広田保育園で親子で学んだことを活かし、
日常を楽しみながら、
みんなが心豊かに育っていけると
信じております。



先生方、どうか胸を張ってください!
この1年、本当にお疲れさまでした。



最後になりますが、
先生方の益々のご活躍と、
会場すべてのみなさまの健康と
ご多幸を心から祈念しまして、
お礼の言葉とさせていただきます。



これまでお世話いただき、
まことにありがとうございました。


                           令和3年3月26日
                              保護者代表
                                 吉田敬の父
                                                                   吉田司

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