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My Lerning Cycle 2020

はじめに

Twitterでメモのとり方についてつぶやいたところ、思いがけず数時間で100件以上のいいねがつきました。せっかくなので、自分の学習サイクルとメモのとり方を詳細にご紹介したいと思います。

どういう記事?

結論から言ってしまうと、「GitHub Issues で情報を一元管理するのおすすめ」という話です。

対象読者

学生さんにも社会人にもおすすめです。後半に Tips を紹介しているので、よかったら読んでいってください。

お前誰?

自己紹介ノート書いたので、よかったら読んでください。

<!-- ここから本題 -->

自分にとっての情報源

自分の場合、情報のインプット元は以下6つにほぼほぼ分類されます。

・Twitter
・RSS
・Google Discover
・はてなブックマーク
・Reddit
・YouTube

もちろん、情報源はこれだけではありません。

その他にも、オンラインであれば Udemy もよく見ますし、各種ベンダのドキュメントも大事なインプットとしています。また、世捨て人になるつもりはないのでニュースサイトもよく見ます。新型コロナウィルスのおかげで、最近はオンラインの勉強会やウェビナーが活発なので、そのあたりもチェックしています。

オフラインであればやはり書籍(最近すべて電子に統一しました)からのインプットが多いです。人から何か教えてもらったり、会話の中から何か得ることもあります。

気になる記事は "あとで読む" へ

とはいえ、上記6つの情報源からは、他とは比べ物にならないほど大量の情報を日々入手していますので特別に列挙しています。見ての通り Web からの情報ばかりなので、一度 Pocket に集約してあとでまとめて読むという運用を行っています

Pocket はいわゆる ”あとで読む” サービスのひとつで、古くは read it later と呼ばれていた時代からお世話になっています。

Pocket は単に ”あとで読む” だけではなく "発見" という機能があり、これがあるから使ってる一面もあります。"発見" という機能では、Pocket に登録された記事から話題のものをオススメしてくれるので、これを情報源とすることもあります。

"あとで読む" の問題点

ただ、Pocket に情報が入ってしまうと "あとで読むつもり" になるだけで "実際には読まない" という現象が発生しがちです。みなさんも経験あるのではないでしょうか?

「いい記事見つけたけど今移動中だから ”あとで読もう”」

「腰を据えて読まないと理解出来なさそうだから ”あとで読もう”」

そう思って Pocket に入れたが最後、それらの記事が日の目を見ることは滅多にありませんでした。

一度 Pocket に入ってしまうと能動的に見に行かないといけないというのが原因のひとつだと考えています。以前は、インプット情報は Pocket、メモは GitHub リポジトリ、アウトプットは Twitter / ブログと情報が散らばっていました。でも、本当の自分は情報を統合管理したいタイプです。インプット情報も、自分がそこから得た知識もひらめきも、アウトプットした情報も、すべてを一箇所で管理したいのです。

必要としていたもの

このように考えてみると自分が必要としているものは案外単純でした。

・インプット情報 / アウトプット情報が一覧化されること
・メモを Markdown 形式でとれること
・情報の関連付けが容易であること
・いつでもどこからでもメモを参照できること

1点目、情報が一覧化されることで振り返りが容易になります。インプット情報については Pocket でも一覧化されますが、アウトプット情報も含めて一覧化することはできません。インプット情報もアウトプット情報一箇所にあれば、自ずからそのリストを見に行く機運が高まります。

2点目、自分は記憶力が悪いので、ただちまたの情報を蓄積するのではなく、情報とともにメモを残さないと記憶の定着に繋がりません。メモを残しておけば、なぜこの情報に関心をもったのか、どういう思考をしたのか、どんなアウトプットがなされたのかが記録されるので、単純に情報としての価値が高まります

3点目、メモがあれば情報価値が高まりますが、さらに情報を関連付けて管理することで記憶や知識を強化することができます。スティーブ・ジョブズが言った "connecting the dots" をイメージして頂けると良いかもしれません。それ単体では大したことがない情報であっても、他の情報とのつながりが見えてくることで価値が増し、新たな洞察が見えてくるものです。

4点目、「あれ、なんだっけ」という事態は突如として訪れます。職場かもしれないし、移動中かもしれないし、まさに眠りに落ちようとしている時かもしれません。そんなときにサッと確認できる状況が理想的です。

GitHub Issues が解決してくれる

世の中にあふれるさまざまなツールを数年に渡って試してきましたが、(今のところ)自分が必要としていた要件をすべて満たせるのが GitHub Issues でした

💡GitHub Issues はバグトラッキングシステムの一種です。ソースコードに対する課題やプルリクエスト、変更履歴などをチケットとして管理することができます。チケット管理ができるということは、インプット情報もアウトプット情報もチケットと関連付けて保管しておくことができるということです。また、チケットには自分の言葉でメモを残すことができます。さらに、チケットには番号が振られるのでチケット同士を関連付けることも容易です。

GitHub Issues は最高のツールでした。GitHub Issues を使うことでチケットを切り、メモをとり、メモをもとにアウトプットするという環境が手に入ります。これは自分が必要としていた機能をすべて満たしています。

💡さらにGitHub は無料で使えるツールなので、万人におすすめできます。

さて、ここから先では、具体的にどんな使い方をしているのかご紹介します。Tips も含まれます。わたしが数年間考え、試行錯誤し続けた結果を良ければ見ていってください。

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