日本経済をけん引する日立の「ルマーダ」熟練者は必要なくなる!?
「上場来高値、今年266社」という一面トップの記事では日本経済の変換点もしくは再起をイメージさせる文章に映りました。
日経平均33年ぶり高値圏で、日本を代表する企業の変身が海外投資家のマネーを呼び込んでいる。
つまり、約30年ほど停滞していた日本経済はトヨタや日立といったザ・日本企業の面々がけん引する、やっと返り咲いたということを彷彿(ほうふつ)させてくれますね。
そこで記事の中の日立の「Lumada・ルマーダ」という事業ですが、恥ずかしながらここで初めて知りました。
いろいろとネット記事で見てみましたところ、OT(機器の制御)とIT(データの制御)を組み合わせた革新的な取り組みのようです。
事例でみていますと、水道管の劣化の調査が取り上げられていました。従来では熟練したものが時間をかけて保守管理していたところ、現在においてはそれでは間に合わない事態に陥っています。
それは熟練者の高齢化、後継者の不在、インフラの時限的な限界が悲鳴をあげていた背景があるでしょう。
そのため、ルマーダがそこにスポットライトのように光をあてる。ルマーダとはilluminate(照らす)とdata(データ)を組み合わせた日立独自の造語だそうですので、まさにピッタリな感じです。
しかし、ここで思ったことはこれでは熟練者は今後、必要なくなるのではないか?という疑問です。
最近、AIで仕事をとられるのは単純労働者ではなく熟練者だということが書かれているのを見ました。
今までの概念では単純労働者がAIにとってかわられる未来不安説がはびこっていたところだったので、驚きでしたが、この記事でなんとなく納得をえてしまいました。
単純労働者はAIを駆使して熟練者に近づくことができる。それは今までの時間の経過を圧縮してしまうもので、とても脅威です。
これが実際に起こっているのが将棋界かもしれません。もちろん、藤井さんは天才でしょう。天才がAIを駆使したという稀有な場合かもしれません。
しかし、AIがもしなかったら羽生さんらを代表するような前人未到を達成していけたのか・・
日本は結構、岐路にたたされていますから、そんなことはいってられませんけど。
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#日立 #日経平均