バス運転手不足は何が問題!?バス業界と運転手の「必要性」
「バス運転手3.6万人不足 30年度、都市部も相次ぎ減便」の記事は何が問題なのでしょうか。
①バス業界の必要性
②運転手の必要性
③外国人の導入問題
①バス業界の必要性
バス業界の必要性という観点でいえば、これからは鉄道業界が赤字でバスがその担い手の役割が重要視されています。
しかし、それがもし自動運転になれば運転手の必要性の問題に変わりますが、自動運転はまだまだ先でしょう。
記事には「自動運転の導入に向けた動きも進む。大阪市高速電気軌道(大阪メトロ)は25年の国際博覧会(大阪・関西万博)での導入を目指し、自動運転バスの実験を進めている」と書かれていますが、またまだ実験段階ということは否めません。
また地域高齢者の「足」となるバスも必要です。高齢者はどんどん増えますが、運転免許を返納してもらってバスでの移動でないと事故が多発します。
そう考えるとバス業界はやはり必要だと私は思います。
②運転手の必要性
運転手の必要性でいえば、バス業界が必要と考えれば必要であるととらえることができます。
しかし、運転手が高齢化してきて先ほどの高齢者の移動の手助けという観点でいえば、老々介護ならぬ「老々運転」になってしまいます。
危険な運転になれば事故は出てしまうため、若い運転手の成り手問題に発展します。
いや、そうなるとバス業界だけに限らず、運搬業界全般にいえることです。昔と違って運転免許は普通に取るものという価値観から取るかどうかを考える価値観に変わってきています。
これは車を運転する、車を所有するというステータスはもう昔のもので、自分が移動する時に必要かそうでないかをコストで考える視点に変わったことです。
次第に価値観まで「まだ出てもいない」自動運転に向かうものなのでしょうか。
そうなると、①のバス業界の必要性にまた戻るのですが、若い人は必要としているのか疑問です。
③外国人の導入問題
外国人の導入問題について、記事には以下のことが書かれています。
「日本バス協会の清水一郎会長は国と連携して外国人運転手の活用可能性についての検討も進めたいと話す。国土交通省は在留資格の特定技能の対象にバス運転手を含む自動車運送業を23年度中にも追加する方向で調整を進めている」
何だか失敗する気がします。日本人が安全という面で外国の方にバスの運転を任せるためには信頼と信用、そして技術も含めて時間がかかると思うからです。
また、運転手に残業規制が適用されるといってもちゃんと外国人にも適用されるでしょうか?
そこがちゃんとしないと働かせすぎで過労が激しくなり、事故につながりかねないです。
それではバスをあまり使わない生活を考えた場合にどれだけ困難になるのか。結局、そこが問題になるのかもしれません。
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