投資される国と資産運用立国の違いは!?金融リテラシーにカギ!!
岸田首相は資産運用特区を創設すると言っています。その「資産運用」とは日本の個人金融資産が、2000兆円に達したことを機会に運用していくということだと思います。
しかし、その「運用」は誰か?ということがポイントです。「投資される国」を目指すとして、関連記事が9面に書かれていましたが、国民が運用するという訳ではなさそうです。
それは海外の投資家を呼び込み、経済を活性化させるということです。少し前にウォーレン・バフェットさんが日本株を買いましたことで注目を浴びました。
これはチャンスだと思ったことでしょう。また、オープンAIのサム・アルトマンさんが来日して、生成AIの規制について論議してくれたことも追い風になったはずです。
もっといえば、台湾から半導体で世界一のTSMCを九州に工場誘致できたことで、次への動きにつながりました。
それは北海道の半導体新会社ラピダスです。2ナノメートルの半導体を作るということで、誘致したTSMCのよりもはるかに優れた半導体を作ると意気込みます。
おかげで北海道と九州の地価は上がっています。円安は148にまでなりましたが、逆に割安として、海外投資家に注目されたら、より「投資される国」は目指せるでしょう。
しかし、私たちの「資産運用」という観点からは疑問です。個人金融資産が増えたというのは株などを持っている人たちで、他の一般市民は増えていないはずです。
つまり、格差が広がるだけで、言い方悪いですが、「食い物にされる」恐れがあります。
そうなると、私たちはもっと金融リテラシーを身につけていかないといけないことになります。
海外では金融リテラシーを学校の授業に取り入れているということですが、日本ももっと取り入れるべき科目と考えるべきです。
そんな中、高校生の授業では取り入れたということも聞きますが、影響はどうでしょうか?
資産運用立国を打ち立てたのであれば教育も金融リテラシー科目の充実をお願いしたいですね。
#資産運用立国 #金融リテラシー
#投資される国
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