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日記 鎌倉散歩
午前中、用あって極楽寺駅にきた。
予定は早々に終えて、休日のランチ先を探す。途中、モヤさまで見た中華料理を見つけて入ろうとするが満員。諦める。その他にも歩きながら何軒かお店を見かけたが入る気にならず、由比ヶ浜の方まで出てきた。海が見える。
ヨットやサーフィン、SUPを楽しむ人たちが多い。砂浜を散歩している自分のような人もいる。今日は日差しが強く、暖かい。閉めていたコートのジッパーをおろした。波際を歩いて、右足に水が入るなどしたが不快ではなかった。
海を眺めながら浜辺を歩いているとだいぶ進んできたことに気づく。軌道修正して陸へ向かう。休日なので特に目的を定めずとりあえずよさそうな店を見つけようとひたすら歩いた。
鎌倉まで来た。由比ヶ浜から鎌倉まで店がなかったのかというと、たくさんあった。しかしシャレオツな店は、店の雰囲気も味も、想像を超えることがほとんどない。これは一般的に期待を裏切らないということなので当然需要がある。一人でいるときは冒険をしたい。普通、人が入らないような少し古い店が良い、必ず新しい発見がある。表の店は人が多く賑わっていたので避けていたら、昼だというのに暗くて人気のない場所にたどり着いた。良い。
私が入った時間は13時。人は他にいなかった。かまトロ丼がおすすめだというのでじゃあそれでと注文する。年配の女店主と店主と同年代くらいの女性2人がせっせと準備を進める。ビールを頼んで待っている間に7席のカウンターが埋まっていく。後で知ったがここは日本酒バーらしい。隣のカップルはランチではなく完全に飲みに来ている。刺身の盛り合わせ、もつ煮込み、おでん、日本酒を頼んでいた。私の隣りに座った女性は私と同じかまトロ丼。奥の常連は今日は寒いから熱燗にしとこうかと店主に促されてじゃあそれでという。周りを観察している間にかまトロ丼が出された。
見た目は肉のようだ。脂が乗っていて、食べごたえがある。食べても肉のよう。少し筋っぽいがうまい。酢飯もちょうどよい。生姜がきいたお吸い物も良かった。
昼からアルコールも入り、めったにない贅沢なランチだった。帰りの横須賀線は爆睡だった。