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ウイスキーの誰かに話したくなる話

知らない誰かに、ドヤ顔で語って下さい。

それでは行ってみましょう。


■そもそもウイスキーは身体にいいのか?


昨今の健康ブームを意識してのことか、

最近ではウイスキーの

健康効果にも注目が集まっている。

そもそもウイスキーは日本酒やビールに比べて

カロリーが低い。

ビール大瓶1本のカロリーは約250キロカロリー

ウイスキーダブル1杯分でのカロリー

180キロカロリー程度。

ビールの約7割程度のカロリーになる。

また、オーク樽で熟成するウイスキーには

オーク樽由来の、老化や病気の予防に効果があると

いわれている、ポリフェノールも含まれている。

また、美容を気にする女性にも朗報で、

ウイスキーにはメラニン色素を抑制する成分も存在すると

言われている。



■世界一有名なキャラ 闊歩する紳士


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ジョニーウォーカーのキャラクターとして有名な

ストライディングマン(闊歩する紳士)

シルクハットに方眼鏡

赤のフロックコートにステッキ。

黒いブーツを履いて颯爽と歩く姿

は瞬く間に大きな話題を呼んだ。

あくまでも架空の人物で、当時の大英帝国で

随一の人気を誇った漫画家の

トム・ブラウンが産み出した

キャラクターであった。

今も世界中の酒場を闊歩する。


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その紳士だが、現行ボトルとオールドボトルでは

なんと紳士の歩く向きが違う。

次に見ていこう。


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こちらが、オールドボトルといわれる現在は流通していない

昔のボトル。紳士さんは??

自分から見てが定義なので、左向き?左←に向かって

歩いていますよね!?


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こちらが、現在売られている現行のボトルである。

右向き?、左向き?

自分からボトルを見て歩いている方向という定義であるからして

右→向きが正解となる。

右に向かって歩いてますよね!?

なんと、昔と今では、歩いていく向きが逆になっている

ではないか。

これには、メーカーとしての意味があるようで

海外では左向き=過去、右向き=未来

信じられており、過去に向かって歩くより

未来に向かって歩くべきだという考えから

キャラクターデザインの変更がされたといわれている。

皆さん、向きが変わっていたことに気づいてましたか?


次にラベルから年代を見つける方法をまとめておこう。


50年代

現在のボトルでは、紋章はラベルの上部に小さく記載されていますが、

1950年代のジョニ黒では、メインラベルの左部分に紋章

くっきりと描かれているのが特徴です。

また、ボトルの下部にも金色のラベルがあり、

ジョニーウォーカー&サンズ社の名前と紋章が表示されています。

キャップはコルクキャップで、針金が付いているものと

付いていないものがあります。


60年

この時代になると、ラベルに描かれていた紋章はなくなり

文字だけとなります。

その他の50年代とくらべて大きく変化している所はありませんが、

背面ラベルのひし形シールの形が、

やや整ってきれいになっています。

キャップも変わらずコルクキャップです。

1960年代まではスクリューキャップでなく、

コルクキャップが使用されています。


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1870年代に入るとコルクキャップからスクリューキャップへと

変わります。

この時代に、スクリューキャップを開発したホワイトホース社と

同じDCL(ディスティラリーズ・カンパニー・リミテッド)社の

傘下に入ったことから、その影響を受けての変更だったとされています。

70年代には、「Old Scotch Whisky」と

「Johnnie Walker」の2つのラベル表記があります。

Old Scotch Whisky表記では、60年代に「4/5 THS OF A QUART」と

書かれていたものが「4/5 QUART」と簡略されています。

Johnnie Walker表記についても僅かな違いですが、

60年代には表示されていなかった「REGISTERED(登録済み)」と

いう表記が追加されています。


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80年代に入ると、様々なジョニ黒のラベルが存在しており、

海外流通と日本向け流通でラベルデザインが多少変わってきます。

いずれのボトルも、70年代と80年代ではラベルデザインが

大きく変わっています。

メインラベルは1985年ごろから12年表記となり、

「Jonhie Walker Black Label」と記載されるようになります。

下部ラベルには「EXTRA SPECIAL」の表示と、

ジョニーウォーカーのシンボルである「ストライディングマン」が

描かれるようになります。

また、肩ラベルやキャップの上部にも12年の表記が存在する

ボトルもあります。

特級表記は1989年(平成元年)の酒税法改正でなくなります。



■天使の分け前はどのくらい?


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ウイスキー熟成期間に蒸発して樽の中身が減っていく

ことを”エンジェルシェア”という。

昔の人々は、天使に分け前を与えているからこそ、美味しい

ウイスキーを手に入れることができるのだと考えていた。

スコッチウイスキーの場合、エンジェルシェアの割合は、

標高が高い場所にあるスペイサイドなどでは、

年間2%から3%ほど。

アイラ島などは、海沿いに蒸留所が建てられており、

一年中適度な湿度があり、日中の気温もほぼ一定なので、

エンジェルシェアは非常に低く

年間1%くらいと言われる。


■日本で一番はじめにウイスキーを飲んだのは?



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この問いの答えは、徳川家康やアメリカに渡った


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ジョン万次郎など諸説ある。

しかし、それらの説に証拠となる記録はない。

文献的に遡ることができるのは1853年7月。

”ペリー提督が浦賀沖で幕府の通訳らを接待して

ウイスキーを振る舞った”

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という記録が残っているのみだ。


■世界で一番売れているウイスキー


世界で最も売れているシングルモルトは何か?

それがこちらの1本。

スコットランド、スぺイサイド地域のグレンフィディック蒸留所の

「グレンフィディック」

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ここ20年ほど、変わらず世界トップの

座を守り続けている。

販売量は年間で70万~80万ケース

約12本/1ケース


全てのういすきーの中で最も売れている単一銘柄は

アメリカの

「ジャックダニエル」で年間の売り上げは

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890万ケース。

ただ、ジョニーウォーカーの黒ラベル年間400万ケース

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売り上げがあり、それ以外に

赤、緑、金、青というファミリー銘柄がある。


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単一銘柄という条件を外せば

世界一売れているウイスキーは

ジョニーウオーカーということになる。


■ジャックダニエルに潜む”7”の謎


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まずはジャックダニエルというブランドの名前の由来について。


これに関しては、お気づきの方も多いと思うのですが、

創業者の名前がブランド名の由来となっています。

1866年、ジャックダニエル蒸留所を創業したのが、

ジャスパー・ニュートン・ダニエル(通称ジャックダニエル)です。


この名がそのままブランド名になっているということですね。


(なんと、若干20歳にして蒸留所と立ち上げたというのですから驚きです)


ジャックダニエルを語る上で忘れてならないのがオールドNo,7


1904年、ミズリー州セントルイスで開催された万国博覧会で、

世界各国のウイスキーの中で


金賞を獲得し、ジャックダニエルの名を世界に轟かせました。

オールドNO.7の逸話は多数ありますが、一説によると、

ジャックダニエルのレシピは、創業者ジャック・ダニエル氏の、

7番目の試作品だったそうです。


8番目を作っていたのかたまたま時間切れだったのか、

真実を知っているのはジャック本人だけですが、

でもこれが本当だとしたら、ジャックの8番目のレシピが

NO.7を上回っていたとは限りません。

また、彼はとても魅力的でプレイボーイだったとして知られており、

一度も結婚しなかったそうです。


オールドNo,7の7という数字は、恋人の数だったとも言われています。

ジャックから愛人たちへの密やかなメッセージというわけだ。



真実を知るのはジャックだけです。



ジャックダニエル社の本社があるムーア郡は、

禁酒郡(ドライ・カウンティ、dry county)のひとつで、

1909年の禁酒法施行以来郡内での酒類の販売が禁止されています。

ただし、禁酒法廃止後に成立した特例テネシー州法によって、

ジャックダニエルの蒸溜所では観光客向けの少量販売が

認められています。


蒸溜所では、ウイスキーが 1本売れるごとにムーア郡に$3.50を

寄付をしています。

ちなみに、なぜ禁酒法が撤廃されないかと言うと、

今までも何度も禁酒法廃止の提案が議会に出されるのだが、

その度に『飲酒によるトラブルや犯罪が増える』

『青少年がアルコールの害を受けることが増える』などの理由で、

否決されるのだそうです。

「アメリカは自由の国」と言われることが多いですが、

お酒に関しては厳しいのですね。


ロック・ミュージシャンにジャックダニエル愛飲者が多いのです。

ガンズ・アンド・ローゼスのスラッシュは一時期、

ボトルを常に持ち歩くほどのヘビー・ドランカーであり、

モーターヘッドのレミー・キルミスターは

『コーラのジャックダニエル割り』を愛飲していると言われていました。


また、元ヴァン・ヘイレンのマイケル・アンソニーは、

ボディにジャックダニエルのラベルを描いたエレクトリックベースを

ライヴでよく使用していました。



ジャックは、リンチバークの街の墓地に埋葬されています。

彼のなくなった年齢は、新聞によって61歳とも65歳とも伝えられています。

ある日ジャックは開かない金庫にイライラして、

その金庫を思いっきり蹴飛ばしました。

この時傷めたつま先が感染して、敗血症を引き起こし、

1911年に彼は帰らぬ人となったのです。

アメリカで、世界で愛されているジャックダニエル。


創業者のジャックに、感謝の気持ちとお茶目な逸話を思い浮かべて、

また飲んでみようと思います。


■ギネス認定のねずみとり猫


古くからスコットランドの蒸留所では

猫を飼うという伝統があり、蒸留所で飼われる猫たちを

ウイスキーキャットと呼んだ。

ウイスキーの原料である大麦をねずみから守るために

飼われた猫だが、その働きぶりは素晴らしく

「害獣駆除要因」として正式にスタッフ登用を

する蒸留所もあったほど。

その中で、最も有名な猫が

グレンタレット蒸留所の

タウザー

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彼女は生涯に

28,899匹のねずみを捕まえて

その記録はギネスブックにも認定されている。

タウザーの死後、グレンタレット蒸留所には

タウザーの銅像が建てられその偉業を称えている。

タウザーの死後、グレンタレット蒸留所2代目ウイスキーキャットを

継いだのはアンバーという名の猫であるが、

ネズミの捕獲に関してはさっぱりであるとのこと。

衛生上の問題からウイスキーキャットへの規制が行われたことも伴い

蒸留所のマスコットとして蒸留所を訪れる人々に

愛嬌を振り撒いているとのことである。

補足

タウザーの誕生日は4月21日であり、偶然にも女王エリザベス2世と

同じ日であった。このことから、1986年のタウザー23歳の誕生日には

蒸留所のスタッフによって、エリザベス女王の下へ

「同じ日に生まれたグレンタレット蒸留所ウイスキーキャット タウザー」と

タウザー名義でバースディカードが送られた。

これを受けたエリザベス女王は「(タウザーを人間の年齢に換算して)

161歳の誕生日おめでとう」との旨が記された返事を送った。


■消費世界一はどこの国?


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ウイスキー消費世界一はインド。

それまでトップを走っていたアメリカに変わり

2003年頃インドが世界一になった。

インドは国民の80%がヒンドウー教徒で

飲酒は好ましくないこととされている。

しかし、ここ数年の経済発展によって、中産階級が急増し

ビールやワイン、ウイスキー等、

あらゆるお酒が町にあふれるようになった。

ウイスキーを飲むことは彼らにとっての

ステイタスとなり、飛躍的に消費を伸ばしていった。

現在インドでは、10近い蒸留所が稼働し、個性的な

ウイスキーを生産している。


■水割りは日本発祥?


日本では少量のウイスキーに水を入れて飲む

いわゆる「水割り」という飲み方が定着している。

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実は水割りは他国ではあまり見る事のできない珍しい飲み方なのだ。

これは、食事中の酒としてウイスキーを飲用するという

日本独自の文化が、水を多めにした水割りを生み出し

銀座を中心とした、クラブ文化の中で発展したと思われる。

それが各家庭に持ち込まれ、晩酌ウイスキーの

スタイルとして定着したのであろう。

水の美味しい日本ならではの飲み方と

言えるかもしれない。

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