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白髪ぼかしと縮毛矯正の関係性について。

今日は、最近の美容室あるあるの「白髪ぼかし」について。

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白髪ぼかしについて明確な定義ではなく、様々な技術を用いて白髪をぼかすと言う結果を得るのが、白髪ぼかしなので、美容師さんや施術されるお客様によって前提条件が異なってしまう事はまずご了承ください。
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今回のケースで「白髪ぼかし」は、ブリーチを使ってハイライトを入れ、明るい筋を足すことで白髪を目立たなくする施術を指します。

今回の施術前の状態はこちら。


今まで髪の毛の癖が気になっていたため、縮毛矯正を繰り返していました。4ヶ月前後に1回の縮毛矯正と同時並行で、月に1回白髪を染めるというルーティーンです。

加齢による髪の毛のぱさつきを抑えつつ、日々生えてくる白髪染めるために、縮毛矯正と白髪染めを交互に行う方は多いのではないでしょうか?

そんな時にSNSで見かける魅力的なワード「白髪ぼかし」私の白髪目立たなくできるのでは?と、興味を持たれる方も多いかと思います。

そして、魅力的な白髪ぼかしのページに、たどり着きよく見てみると「縮毛矯正をされている方は、施術ができない場合もございます。まず、お問い合わせください!」と言う注意書き。私でも白髪ぼかしができるのかな??できないのかな??と、疑問に思いつつもお問い合わせ先のLINEに恐る恐るメッセージをする....

こんなケースはないでしょうか?!

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⚠️美容師の施術はそれぞれの考え方や求める優先順位によって最適解は異なってきます。以下の文章はあくまで一つの解である事ご了承ください^ ^
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縮毛矯正をしてからハイライトまたはハイライトをしてから縮毛矯正....この施術の組み合わせはどうなのか?

私個人の解としては、、、、

「可能なケースもあるが、不可能なケースもある。美容師さんによって可能な幅は違う。」

「とはいえ、2つの施術を並行して繰り返し施術していく事は、おそらくほとんど美容師さんが恐怖と感じるのでは?(どこかで致命的な失敗をしてしまう可能性が高い)」

「この1度だけ施術可能なのと、何度も繰り返し施術可能なのは少し意味が違う、、!」

といった所でしょうか。

そして今回の施術例は、「何度か白髪ぼかしの施術をして、髪色は満足しているけれど、今度はダメージと縮毛矯正が出来ない事により、クセが気になってしまい...どうにかしたい!!」というケースです。

正直、すごくあるあるなケースだと思います。

先程の繰り返しにはなりますが、私としては【白髪ぼかしをするか、縮毛矯正をするか。の、どちらかに絞った方が綺麗を持続できる】と考えます。(お客様のなりたい!を、再現するのが美容師。という考えもありますし、異論は認めます。お気持ち分かります。)

という事で、美容師業界の多角的な捉え方はご了承くださいませ。

前置きが長くなりましたが、再度ビフォーの状態です。

8ヶ月前に最後のハイライト施術をして、それからはカラーリタッチのみの施術です。

髪の毛のクセは大きなうねりもあるし、チリチリとした広がりもある。中間・毛先はクセに加えてブリーチのダメージもあります。

しかしこれは来店時の状態です。シャンプーをしてドライヤーで乾かし『髪本来の状態』を見ていくと、今の本当の状態がわかってきます。

髪本来の状態
髪本来の状態

そして、アフターがこちら。毛先だけ少しブラシを通して乾かしてます。

クセも伸びて綺麗に見えますね!今回のケースのお客様のご意向は、「白髪ぼかしをしたけど、ダメージとクセが気になるから、白髪ぼかしを辞めてストレートの髪にしていきたい」というご要望。また、髪の毛の体力的になんとか施術ができると判断したので対応させて頂きました。

ですが、
・白髪ぼかしとストレートを永続的に続けていきたい
・ブリーチの繰り返し施術で髪の体力が無い

という場合だとストレートの施術はお断りせざるを得ません。(繰り返しますが、可能と仰る美容師さんもいらっしゃるとは思いますが、、)

ただ、火のない所に煙は立たぬ、という事でブリーチと縮毛矯正の組み合わせ難易度が高いからこそ「両立は難しい」という声が上がる訳で、、、。もし、両立させるのであればそれ相当の特殊施術が可能な美容師さんを探されるのが吉かと思います。ご参考になれば幸いです。


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