54.『時給』
『時給』180度回転型
2022.09.28完成
1.着想
「今周りにある文字の中でアンビグラムに出来そうなものはないか」と辺りを見渡して見つけた単語でした。最初のラフを書いた後、なんか違うなぁと思い長い間放置していたのですが、改めて挑戦。
2.制作中
久しぶりに第一ラフを見て気に入らなかった点は、対応解釈の甘さです。「日」と「合🔄」とでは横画の数が1つ異なるが、幅を寄せるだけで大した処理もせず「まぁ分かるだろ」で済ませている。「糸」下部と「寺」上部の対応も、思い付き程度のドットで済ませている。なんだか魅力が無い。より良い処理は無いものか…と再挑戦したものが第二ラフです。↓
<矩形の重なり>を導入すれば先述の二点を解決できるなと思い、できあがったものです。それらに加え「糸」上部と「寺」下部の3斜線の処理を思いつけて嬉しかったです。(小)ー(中or大)の二択。
一通り対応解釈は済んだのですが、時間をあけて見返すと…ごちゃごちゃしすぎでは??『時給』なんておしゃれな言葉じゃないし、もっとシンプルにできるだろう、と思い、布団の中で再構築ラフ。↓
完成品のラフが出来ました。「日」「合」の横画重なりも、背面側は消してしまって良いのか!(「合」の口がUになっている→隠れてしまったに違いない、という流れ)
こうしてようやく単一幅による表現に行き着いたので、出来るだけ自然なバランスになるよう調整して、完成。
3.振り返り
遠回りをしたな、と思います。<帯の重なり>による処理なんて初歩中の初歩です、おそらく。他の方々の作品をもっと研究します。
4.その他
なし。