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45.~47.『白夜/極夜』

『白夜/極夜』180度回転共存型
『白夜』『極夜』ともに180度回転型
2022.09.08完成。

忘れないうちに書き留めます。


1.着想

素敵寄りの言葉で共存型を作りたく、熟語対を列挙。その中で白夜/極夜が挙がる。
試しに白/夜の対応を書いてみる。斜線装飾を用いて字画密度の差を埋める。一定の良さを感じる。

白/夜の字画密度の影響で白の各所に細部ノイズが生じるが、他の文字に空目しない(ホント?)ので問題なし。二筋の斜線が良い装飾になりそう。

 この時、字画密度を考えると
『白夜』ー🔄『極夜』=「小中」ー「中大」=「小小」
字画密度差を補う装飾を、両文字に同密度(小)に散らせばよいと予測が立った。ワンポイントとしての局所的な装飾ではなく、全体に散布する背景装飾だ、という点に軽く面白さを予見しながら制作スタート。

2.制作中

とりあえず夜/極の対応も考えてみる。

まだまだなんとなくの概形のみ。あれ?このときは斜線装飾入れてないな。矛盾…記憶の綻び?

本書きスタート。


細かな対応解釈は本書き時に詰めてます。
  • 各所にセリフをつけつつ、墨だまりも優角部分をメインに配置し、カチッと&よく見ればとろっとを目指す。

  • 斜線装飾の端にドットを打ち、引き締める。星の軌跡のよう。地軸の66.6度にしようとふと思うも、角度が急すぎたのでボツ。

  • 夜の中央右寄りに無駄な縦線(木へんの縦棒になる)。ラフ時の滴り処理の延長(二種類目の装飾となる)で誤魔化す。白からも垂らして説得力を上げる。

寝る前に気になったところを挙げ、一晩寝かす。

「も少し縮める」は斜線両端の長さが同じなのが気に入らなかった模様。
「少し上げる」は逆さにした時の夜が間抜けだったから。
調整して完成!

副産物として『白夜』『極夜』単独回転型も生まれた。おいし~

3.振り返り

  • 白/夜の対応ラフ時の雰囲気を崩さず、残りの部分を作っていけたのが幸いだった。

  • 全体散布の装飾だ、と言ったからには、周りにも星を降らせれば良かったかもしれない。制作時に’したいこと’を明確に意識していなかったせいで思い至らなかった。ま中央文字ポツンでシンプルなのもアリではあったが。

 やはり対応解釈見えた!作る!出来た!だけでは浅い……。対応解釈を見つけた後に、何かしらコンセプトを考え設定し、それを常に念頭に置きながら制作に取り組めればよかった。


4.その他

 装飾について。どうしても 字の幹(本体部分) ↔ 幹 で対応させられない部分に対し導入する対応解釈の形を漠然と”装飾”と呼んでいたのですが、、、

文字装飾・・・吸収
 ハネ、つき出し、二重線、ウロコやセリフなど。幹の派生として認識され、無視される。乗除算。幹+幹 = 幹 × (1+α) の α。

背景装飾・・・分離
 今回の斜線など。背景の一部として認識され、無視される。加減算。幹 + 幹 = 幹 + β の β。

こう捉えることが出来なくもないな、と思いました。果たして意味をもつ分類なのか…?



ひとまず以上です。思い出せること、思ったことは何でも書くので、まあ何とも冗長!仕方なし!とりあえず他についてもどんどこ書いていきましょう。

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