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伊坂幸太郎「楽園の楽園」
週末にぶらりと本屋さんへ。
目的のひとつは伊坂幸太郎さんの新刊です。さっそく見つけて、平積みされた本の表紙を見た瞬間に心を持っていかれました。緑の箔押し。素敵すぎる。。でも物語は100ページ程でとっても短いのです。コスパ的にはちょっとあれなのでどうしようかな。。とその日は帰宅。
翌日再び本屋さんへ。無事手に入れました。
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3人の会話が小気味よく、伊坂さんらしさを感じながら、あっという間に読み終えました。挿絵も物語も魅力的で、もっと見たくなるし、もっと続きが読みたいと思わせる作品でした。
2年くらい前に『螺旋プロジェクト』という企画を知ったのですが、「共通のルールを決めて、原始から未来までの歴史物語を8人の作家で書く」という面白い企画でした。
参加した作家さんと書いた時代は
大森兄弟 (原始)
澤田瞳子 (古代)
天野純希 (中世・近世)
薬丸岳 (明治)
乾ルカ (昭和前期)
伊坂幸太郎 (昭和後期/近未来) シーソーモンスター
朝井リョウ (平成) 死にがいを求めて生きているの
吉田篤弘 (未来) 天使も怪物も眠る夜
私は後半(昭和後期~未来)の3作品を読んでいます。
共通ルールがあるので物語につながりがありますが、続けて読まなくても1冊でも充分面白いです。
どうやら、この螺旋プロジェクトの第2弾が始動しているようで、その共通テーマが『楽園』。参加する作家さんたちのインスピレーション用として書かれたものだそう。この物語が参加する作家さんにどう影響を与えるのかが楽しみです。私の好きな凪良ゆうさんも参加されるようなので待ち遠しいです!
https://shosetsu-maru.com/interviews/authors/quilala_pickup/197
伊坂さん25周年おめでとうございます。
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