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人材育成におけるコンサルの役割を知っていますか?
新入社員の本配属からしばらく経ちましたが、社内での人材育成に行き詰まりを感じ、コンサルの活用を検討している人事担当者さんも多いのではないでしょうか。
ただ一方で、日本企業は伝統的にOJTによる育成を重視し、社内で人材育成を完結させる文化があるため、「人材育成にコンサルなんて必要ない」と眉をひそめる方も少なくありません。
今回は、人材育成におけるコンサルの役割や仕事についてお話していきたいと思います。
人材育成におけるコンサルティングの役割
人材育成におけるコンサルティングの役割は、人材育成に課題を持つ組織に対して解決策を提供することです。具体的には、教育手法や人事業務の改善指導を行なったり、採用戦略の立案を行なったりします。
コンサルタントに人材育成を任せることに抵抗感を覚える方も少なくないと思いますが、厚生労働省「令和5年度能力開発基本調査」によれば、能力開発や人材育成に関して何らかの問題があるとする事業所は79.8%に達しています。
さらに問題点の内訳を見ると「指導する人材が不足している」(57.1%)が最も多い回答となっており、コンサルに人材育成を一任することは人手不足の問題から見ても理に適っているわけです。
またコンサルを活用することで、「自社にはない育成ノウハウを獲得できる」「客観的で公平な指摘を受けることができる」といったメリットも得られます。
とくに社内の問題は経営層や人事担当者からは見えにくい部分もあるため、客観的な指摘によって思いも寄らない課題が浮かび上がることがあります。コンサルティング会社によってはデータ分析によって問題点を精査するので、総じて社内だけでは捉えきれない課題に気づくきっかけとなるでしょう。
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人材育成のコンサルがやってくれること
コンサルティング会社によっても異なりますが、人材育成におけるコンサルの主な仕事は「育成プログラムの提供」「研修の実施」「教育体制の整備」です。
まずコンサルは、その企業の状態や問題点を確認し、今後必要となる人材(ポジション)とその育成方法について提案を行います。そのうえで新入社員や管理職などの階層に合わせた育成プログラムを組み立てて提供するのが、コンサルの重要な仕事のひとつです。とくに近年は「後継者不足」が深刻な課題となっているため、経営層などのハイクラス人材の育成も盛んになっています。
また、コンサルは自ら講師を務めて、育成プログラムに基づいた研修を実施することもあります。研修の内容については、ビジネスマインドやコミュニケーション、ダイバーシティなど枚挙にいとまがありません。コンサルによって得意分野が異なるので、コンサル選びの一つの基準にするのもよいでしょう。
最後に教育体制の整備についてですが、これは大掛かりな取り組みとなることが多く、コンサルに社内環境の整備を一任する場合もあります。教育体制の整備の最終的なゴールは、社員それぞれの成長志向が高まる環境を作り、会社への貢献が促進される体制を作ることです。具体的には、教育施策の提案から効果検証まで、一連のプロセスの見直しまでを行なってくれます。
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人材育成に課題を感じているならコンサルの活用も視野に入れよう
いま企業の大半が人材育成に課題を感じており、人材育成にまつわるコンサルティングの重要性が高まっています。生成AIを始めとした技術革新や、人々の価値観の変容などを受けて、今後も人材育成はますます難しくなっていくでしょう。
弊社では人材育成事業だけでなく、コンサルティング事業も推進しております。KPIの策定や現場支援を主体とした「企業業績向上コンサルティング」や、後継者育成を目指す「事業承継コンサルティング」など、課題に応じたコンサルティングプランをご用意しております。
コンサルティング事業の詳細については、お気軽に以下のリンクよりお問い合わせください。