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数字に強い人になりたいなら「ビジネス数学」を身に付けよう!

「自分は数字に弱いから……」と悩む人は多いですが、そもそも「数字に強い人」とはどのような人か説明できるでしょうか。
 
「数学の成績が良い人」と答える人は少なくありませんが、学生時代を振り返ってみても「数学の成績が良い人=数字に強い人」とは限らなかったはずです。意外と、学習発表などでパッとデータを引用する人に対して「数字に強いな」と思ったりするものですよね。
 
今回は「数字に強い人になりたい」と悩む人に向けて、「ビジネス数学」による数字力向上術をお伝えしたいと思います。


数字に弱いのは知識・スキル不足が原因ではない

まずは、数字に強い人の定義から確認してみましょう。弊社では数字に強い人を「数字やデータから素早くポイントを見つけだし、相手にわかりやすく伝える力を持つ人」と考えています。
 
例えば、会議中に細かい数字やデータが並ぶ資料が配られたときに、「ここの数字、間違ってない?」とすぐに指摘する人がいます。これはまさに、数字に強い人ならではの行動です。
 
逆に、数字に弱い人はこうした資料が配られたとき、どこを読めばいいかわからず押し黙ってしまうことが多いのではないでしょうか。
 
このとき、数字に強い人と弱い人で差がついてしまう原因は何なのでしょうか。実は、知識やスキルの不足よりも「数字に対する苦手意識」が深く関わっています。
 

実際、弊社が企画・運営する「ビジネス数学研修」では、最初に「学生時代に数学が苦手だった人はいますか?」と質問しますが、全体の60%~80%の方が「はい」と回答します。
 
学生時代に数学で苦戦・挫折した経験から苦手意識が染みつき、大半の人がそれを引きずったまま社会人になっているわけです。
 
こうした苦手意識が根底にあり、数字やデータを前にすると「自分にはできない」と感じてしまい、無意識のうちに考えるのを止めてしまっているだけなのです。


「数字に強い人」になるために実践すべきポイント

それでは、数字への苦手意識を克服して、「数字に強い人」になるために何をすればよいのかお伝えしていきます。

 

学校数学の考え方から抜け出す


「数字への苦手意識」を克服するためには、学校数学の考え方から抜け出すことが大切です。
 
学校の数学には必ず正解があり、その答えを導き出すことで評価をもらえました。しかし、ビジネスで扱う数字には正解があるとは限りませんし、逆に正解がいくつも存在する場合もあります。

学校数学の考え方のままでビジネスで数字を扱うと、あるかもわからない正解を求めて迷走してしまいます。

 
例えば「昨年の売上データと今月の成績から、来月の△支店の売上予測を出して」という指示が出たとしましょう。一見すると数学の問題のようで「正解」があるように感じられますが、この仕事で100点を出すことはできません。未来を確実に予測することは、誰にもできないからです。
 
どれだけ精度の高い売上予測を行なったとしても、△支店で感染症が流行って病欠が続出すれば予測は大きく外れてしまいます。
 
つまりビジネスシーンでは正解を出すことよりも、数字を根拠に自身の考えを示すことが求められるのです。


数字を扱う習慣を取り入れる

「数字に強い人」になりたいのであれば、日頃から数字を扱う習慣を取り入れましょう。まず身につけておきたいのが、様々な角度から数字を検証する癖です。
 
例えば、同僚Aさんが「営業成績が先月比で50%も上がって、調子がよかったよ」と話していたとします。このとき、数字を扱うことに慣れている人は、その話を鵜呑みにせずに数字の「比較」を行います。
 
仮に、Aさん以外の営業部全員の成績が先月比で90%上がっていたとしましょう。すると「50%の上昇」だったAさんは、相対的に見ると調子が悪かったと考えられるわけです。
 
先月比で50%も上がったことだけを見ると大きな成果に見えますが、数字を比較をすることで隠れていた事実が浮かび上がりました。このように数字に対して疑問を持ち、検証する習慣を身につけることで、「数字やデータから素早くポイントを見つける」ことへとつながります。


社会人の数字力向上サロン 〜数字に強いビジネスパーソンになろう〜


弊社オルデナール・コンサルティングでは「ビジネス数学オンラインサロン」を運営しており、「数字に対する苦手意識を克服したい!」「ビジネスで活きるスキルを身につけたい!」といった悩みを持つ方々がお互いに高め合える場を提供しています。
 
インストラクターがビジネスシーンで役立つ数字の活用方法や、時事ネタを元にした課題などを提供していきますので、明日から役立つスキルを磨くことができます。
 
今回ご紹介した数字に強い人になるためのポイントも、弊社が持つノウハウのひとつ。弊社の研修やオンラインサロンについて「もう少し知りたい」と思った方は、お気軽に以下のリンクからお問い合わせください。

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