これが真実のローマンホリデー。
2023/12/03 イタリア ローマ 🇮🇹
アパートメントをチェックアウトして以前ローマに来た時同様、荷物預かりシステムを使ってテルミニ駅近くのカフェに荷物を預けに行った。
本日はコロッセオから観光スタート。
昨年の12月3日は第一日曜日。この日は無料で入場できる日。事前に知っていた訳ではなくたまたまだったのでラッキーだった。ただし無料故にもしかしたら人は普段以上だったのかもしれない。割とスムーズに進んだのでそこまで長く待った気もしないのだが、コロッセオの前には長蛇の列が出来ていた。近くのカフェで朝食を購入し、食べながら並んでいた。ちょっと前に流行ったマリトッツォはクリームが多過ぎて結構重たかった記憶がある。
コロッセオの外観自体を眺めるのは今回で2度目。
中もそれなりに人で賑わっていたが、割と広いのでちゃんと最前で鑑賞できたり、充分に満足がいく程度の写真も撮る事ができた。人殺しというか、人間が殺し合う姿をエンターテイメントとして享受していた文化に対しては驚愕であり、現代の価値観からすると誉められたものではない。しかし、古代ローマでこの建築技術が発明されていたというのは驚きと称賛を与えられるべき偉業だなと用いられ方はさておき、建築物としてのコロッセオの偉大さを改めて感じたのであった。
フォロ・ロマーノも無料入場デーらしく、沢山の人が待ち列に並んでいた。本当は行きたかったのだが、時間との兼ね合いで今回は断念。やはり意外と時間が足りなかったので前回の1日でもっと行きたい場所に行っておけば良かったと少し後悔した。まああの日はあの日で充実してたのだけれども。
旧馬車道だか、広い道がある公園を通ってやってきたのは真実の口。15分くらいだっただろうか、少し並んで写真を撮ってきた。常駐の係員が写真を撮ってくれる。彼がなかなかの写真のプロだった。とにかくスピードが速い。
ちゃんと口に手を入れてきたが、手は無事に帰ってきた。コートの袖が割と長めだったのもあり、ちゃんとローマンホリデーはオマージュしてきた。横にあるスーベニアショップも見所満点である。
次なる目的地としてパンテオンに向かっていたのだが、その道中で既視感のある建物と道を通った。
以前訪れた時に歩いた道を再び歩く幸せを噛み締める。1日とは言え、ローマの街の勝手が分かったように思われて良い気になっていた。
途中、馬に乗って巡回中の警官とすれ違う。蹄の音が心地よかった。
たまたま見つけて入った教会も美しくて感動する。京都も歩いていたらそこら中に貴重な神社やお寺に出会う、そんな感覚と近いかもしれない。
途中でのジェラートブレイク。ローマの街にはつい入ってしまいたくなるジェラート屋さんがこれでもかと並んでいた。ジェラートの激戦地区である。
パンテオンはなかなかの人気っぷり。並んで入場し、館内に立ち入った。割とシンプルめのデザインで、大きく開いた天井からは陽の光が差し込んで来て建築美に自然の美しさを加えてくれている。パンテオンにはヴィットーリオエマヌエーレ2世のお墓もあった。
パンテオン近くの教会にも足を運び、一通り鑑賞する。ここでも主の祈りを唱えてみたんだっけか。
ローマの街はとにもかくにも見どころが多過ぎる。
実は電車の時刻が迫ってきていたのであまり時間がない。
狙っていたカルボナーラ発祥のレストランは混んでいて断念。適当なレストランに入ることにした。こちらも店内は割と混んでいてテラス席で頂くことにした。ホームメイドの記載があったのでそちらのパスタを注文したら見たことのないタイプのパスタが出てきた。これはこれで面白い。美味しかったので行き当たりばったりも悪くない。このお店は姉セレクトだったので姉が自分のセンサーが良いんだと自慢していた。
食べ始めたのが14時25分味わいつつも急いで完食し、荷物を預けていたカフェへと急いだ。割と距離があるところまで来ていたので半分ダッシュで向かわざるを得なかった。母には申し訳なかったが、歳の割には動けるタイプなのでまあ無理をしてもらう。本人もあれはしんどかったと言いつつ思い出話に昇華しているので良いとしよう。
なんとか間に合い、ちゃっかりテルミニ駅のスーパーでオレンジジュースを購入した。その場で絞ってくれる機械があり、自分でボトルに注ぐスタイルのフレッシュオレンジジュースは美味しかったし旅のお供のビタミンとしてもありがたかった。
本日の宿はナポリ。ローマからは電車で向かうこととなる。大体3時間程で本日の宿に到着した。
2023/12/03 イタリア ナポリ 🇮🇹
宿の入っていたマンションのエレベーターがめちゃくちゃにレトロで個人的感動を覚える。こうしたエレベーターはまず日本では見ないし、映画の中に出てくるイメージで乗って見たかった気持ちがあった。
イタリアは南に行くほど治安が悪くなると言われているが、確かにナポリは少々物騒な雰囲気があった。もちろん人が悪いとかではなくて、なんとなくのその街の雰囲気というか、そういう情報に踊らされてそう思ってしまった節もあるかもしれない。でも、夜道を1人で歩く時には気をつけないといけない様な危機感は抱いていた。
チェックインを済ませて夜の街で夜ご飯を探しに行く。泊まっていたのは駅の近くだったのだが、人はいるけど居ないというか、結構閑散としている印象ではあった。
駅の本屋が気になってしまったので少々そちらに立ち寄ってみる。すぐに閉店の時間だった様でお店を出されてしまったが、一通りはみる事ができ、満足である。
駅の反対側の方まで足を運んでみたのだが、目ぼしいところは見つからず。結局最初に見つけていた宿近くのお店に入ることにした。再びの行き当たりばったりだが、こちらもちゃんとピザ窯で焼き上げられたピザが美味しくて正解のお店。姉はおすすめされたワインのおすすめを聞いてオーダーしていた。そちらも美味しかったご様子。
お腹も満たしたところで21時過ぎには宿に帰宅。そう言えばまさかの宿にWi-Fiがないタイプのところだったなとふと思い出した。