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どうしてnoteを始めたのか?

執筆者:Orchestra Fonatana代表

はじめに

我々、Orchestra Fontana(オーケストラフォンターナ)は『アマチュア』の所謂『企画オーケストラ』である。

『企画オーケストラ』は『一発オーケストラ』などとも呼ばれる。大学オーケストラやプロのオーケストラがメンバーを固定して定期的に演奏会を開催するのに対し、『企画オケ』では、何らかのコンセプトがあり、一回の演奏会を開くためだけにメンバーを集め、結成される。

例えば、『卒業記念オーケストラ』であれば、卒業生が学校の卒業を祝って、最後の思い出作りのために開催される。『ゲーム音楽のオーケストラ』『映像と音楽のオーケストラ』『ただやりたい曲をやるオーケストラ』など、様々な企画オケが存在している。

企画オケには、コンセプトがあり、そこには思いがある。

卒業記念であれば、それまでの学生生活の思いが乗り、ゲーム音楽であれば、ゲームへの熱意が籠り、映像を組み合わせた演奏会であれば、それだけの手間とアイデアが必要であり、ただ好きな曲を演奏するためにも、その曲への愛が溢れていなければならない。

それでは、我がOrchestra Fontanaのコンセプト、思いは何なのか?

Orchestra Fontanaは、『福岡で大学オケを楽しんだ後、全国へと散らばった卒業生を中心に、再会し、もう一度演奏会を開くこと』をコンセプトに置いたオーケストラである。

我々の目的は、ただ演奏会を開くことだけでは無い。勿論、演奏は最高のものにしたいと思っているが、それまでの再会、練習、ちょっとした会話、本番後の打ち上げ(開催できるだろうか?)、些細な思い出話。その全てが我々の目的である。

できることならば、その全てを思い出として、記録していたいが、そうもいかない。こういった演奏会までの経緯を大切にしているオーケストラは珍しくない。そういったオケでは、例えば練習風景をブログとして残していたり、写真集のようなものを作ったり、といった形で思い出を残している。

しかし、我々は、noteを始めようと考えた。

どうしてnote?

我々はアマチュアである。日常的に礼服やドレスを身に着けているわけではない。普段はスーツやエプロンや作業服を身に着け、音楽を仕事にしている人もいれば、そうでない人もいる。

週末は楽器を練習しているという人もいれば、数年ぶりに埃をかぶった楽器ケースを開いたという人もいる。

我々は、ただ沢山の趣味と生活と仕事と人生の中で、たった一つ『オーケストラ』という趣味が共通して知り合っただけに過ぎない。

オーケストラの人間は千差万別であり、それぞれのメンバーに、それぞれの得意なことがある。

音楽に限っても、マイナー作曲家を語らせたら右に出ない者、和音について幾らでも語りたがる者、曲解説を書かないと体調が悪くなってしまう者、アイドルに詳しい者、編曲に詳しい者、踊りに詳しい者。

福岡に焦点を絞れば、バイトのシフトよりもラーメン屋に通っていた者、福岡中の喫茶店に通おうという者、地酒を飲みつくさんとする者、観光名所に詳しい者、神社仏閣に詳しい者、デートスポットに詳しい者。

Fontana(噴水)に詳しい者もいれば、水に詳しい者もいるだろう。

それぞれの能力を生かし、形として残していたいと考えた。
これが、noteを始めた理由である。

内容はなんでもありではなく、『Orchestara Fontana』に関わりのあるものに絞りたいと考えている。

といっても、作曲者、オーケストラ、指揮者、福岡、参加者、噴水など、要素として少しでも関わりがあれば良いこととして、幅広い内容を掲載したい。

論文のように理路整然とした文章を書く者もいれば、絵文字を使いこなしたポップな文章を書く者もいるだろう。

団体内外を問わず、時には笑え、時には為になり、時には心に響き、そしていつも更新が心待ちになる場となって欲しい。

私自身、どんな記事が掲載されるのか楽しみにしている。

演奏会が終わった時、たくさんの思い出と共に、このnoteがたくさんの記事で充実していることを願っている。

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