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開催!コンマス座談会🎻

執筆者:夏バテ気味の会計

「コンサートマスター」という存在、みなさんご存知でしょうか?
コンサートマスターは、オーケストラにおける奏者の代表
指揮者とはまた違う役割を担っています。

Orchestra Fontanaのバイオリンパートには、およそ30名のメンバーがいるのですが、なんと!その7〜8割コンサートマスター経験者なのです!
(執行部は、裏でバイオリンパートのことを「コンサートマスターズ」と呼んでいます笑)

今回はそんなバイオリンパートから、Orchestra Fontanaのコンサートマスターをはじめ、これまで複数回にわたってコンサートマスターをしたことのある3名をお呼びし、座談会を開きました!
コンサートマスター(以下、コンマス)ならではの大変さ面白さなど、たくさんのお話が聞けましたよ😆

それではどうぞ!

──今回はお集まりいただき、ありがとうございます!🙏座談会に参加していただく、くにさんあおじいさんたねさんです!まずは簡単に、これまでの楽器経験や好きな曲など、自己紹介をお願いします!

Orchestra Fontanaのコンマス くにさん

くにさん(以下、くに):バイオリンは中学1年生から始めて、中高でオーケストラ部に入っていました。コンマスはこれまで3回経験していて、今回のOrchestra Fontanaが4回目になります。好きな作曲家はブラームスラフマニノフ。どっしり系が好きです!

あおじいさん

あおじいさん(以下、あおじい)小学1年生からバイオリン教室に通い始めました。父がトランペットで母はフルートだったので、2人とは違う楽器をやらせたかったんでしょう笑
コンマス経験は6回です。吹奏楽とオーケストラをコラボさせた演奏会でもコンマスをしました!チャイコフスキーの5番が好きです。ロシア物全般が好きですね。

たねさん

たねさん(以下、たね)4歳からバイオリンを始めました。ピアノかバイオリンを選んで、週に1回レッスンがあるような幼稚園に通っていました!

一同:すご…!!そんな幼稚園あるんだ…。

たね:あるんですよ〜。コンマスは2回しました。好きな作曲家は、リムスキー=コルサコフです。シェヘラザードが1番好きなのですが、コンマスとして今年の3月に演奏してしまったので、今掘り出し中です!

──みなさん、これまで色々な演奏会でコンマスをされてきたんですね!かっこいいです😎では、コンマスって具体的に何をするんでしょうか?代表して、Orchestra Fontanaのコンマスのくにさん、教えてください!

くに:わかりやすく言うと…オーケストラの中でバイオリンの1番前に座って演奏します。

コンマスは1番指揮者に近く、全体が見える席に
座ります

くに:それから、演奏会の最初に1人で出てきてラの音を弾きますね。笑

あおじいチューニングですね笑

くに:コンマスは、主に指揮者とオーケストラ全体の橋渡しをするのが仕事です。指揮者の表現したいことを1番に汲み取って、それを体現してオケ全体に伝えていきます。

──指揮者とは何が違うんでしょうか??

あおじい:仕事で例えると、指揮者はディレクションコンマスは実動部隊のトップ、という感じでしょうか。

くに:CEOとCOOみたいな?笑 指揮者とコンマスには、上下関係は無いですね。コンマスの形も色々あります。

──なるほど〜。少しずつコンマスのことがわかってきました!みなさんはこれまで学生オケからコンマスをして、企画オケでもコンマスをしていらっしゃいますよね。学生オケ企画オケってやはり違いますか?

たね:企画オケは基本的にエキストラがいないですね。乗りたくて乗ってる人たちの集まりなので、みんなが対等な感じはします!

あおじい練習回数の違いは大きいと思います。僕がコンマスをした企画演奏会では、全員が揃うのが2回ぐらいしかありませんでした。学生オケは毎日少しずつすり合わせられるのですが、企画オケではそれができず、大変でした…

くに:学生オケは演奏会にモチベを持っていく材料がたくさんありますね、例えば〇〇先輩が最後の演奏会…とか。企画オケはやる気を上げていくのが難しいなと思います。学生オケだったら、みんなで演奏会を作っていくので、コンマスもその一員として頑張れるのですが、企画オケだとコンマスの自分が引っ張れるようにならなきゃ!と気が引き締まりますね〜。ただ、今回のOrchestra Fontanaは福岡でまた音楽がしたい!というコンセプトに共感し、やる気のある方が大勢集まってくれて信頼できるメンバーばかりなので、引っ張らなきゃと気負うことなく、学生オケの延長のような気持ちで取り組んでいます。

──その団体の特色によって、コンマスの立ち回りも変わってきますよね…。
コンマスって責任重大で大変そうですが、コンマスならではのおもしろさを教えて欲しいです!

あおじい:カーテンコールで1番でかい拍手をもらえた時、やっててよかった〜と思いました。

たね:コンマスはみんなが1番見えるところに座るので、みんなと目が合うのが良いですね。本番の時に、せーのって目が合うのがおもしろいです。

くに:たねさんと同じですが、みんなに見てもらえるので、目が合う機会が多いのが良いですね。それから、自分の動きで音が変わった時とか。影響力が大きいところだからこそのおもしろさだと思います。

──コンマスの特権ばかりですね!私もしっかりコンマスを見ようと思います😳
さて、今回のショスタコーヴィチの10番には3楽章でコンマスのソロがありますよね。みなさんコンマスの時にソロを弾いたことがあると思いますが、実際どうですか??

たね:私はシェヘラザードを弾きました。ソロの戦いもありながら後ろのことも気にしないといけないのが大変でしたね…。

あおじい:僕は死の舞踏ドボルザークの8番でソロを弾いたのですが、ソロと全体の両方を考えなきゃってことは、2回目のドボルザークのときには吹っ飛びましたね。自分の技術とコンマスのことは分離しました。でもシェヘラザードはまた違うので、大変だったと思います…

──では最後に!みなさんがコンマスをする上で大切にしていることを教えてください!

たね:2回目のコンマスでは、奏者全員と話すようにしました。これは、自分がついていく側だったら、よく知らない人に合わせるのはストレスだろうなと思ったからです。コミュニケーションを取ることが1番大事だと思いました。

くに:たねさんと同じくコミュニケーションを取ることと、自分の信頼を落とさないようにすることを大事にしています。何かあった時でもポジティブでいて、団の空気が乱れないように気にかけることですね。イライラした時もポップに怒る!笑 ネガティブなことを言わないようにしています。練習の時も、「これがだめ」と言うだけじゃなくて、解決策まで言うようにしています。トップが嫌いだとそのオケに乗りたくなくなると思うんです。

あおじい:初めてコンマスをした時はその辺りに気づけませんでした。当時は自分が1番上手くないといけないと思ってしまっていましたね…。次にコンマスをする時にそうじゃないと気づきました。全部の奏者の代表でありながら、指揮者の思っていることを伝える係だから、みんなと関係を築かないといけないと思いました。

──みなさん、他の奏者との関係性をとても大事にされていらっしゃるんですね!
素晴らしいです👏
コンマスに限らず、一緒に音楽をする上でコミュニケーションは1番大事だと思います!

3名のコンマス経験者のみなさん、ありがとうございました!!

経験豊富な奏者がたくさんいるOrchestra Fontanaバイオリンパート🎻
本番での演奏をお楽しみに☺️

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