これでマルッと丸わかり!Orchestra Fontana完全解説ガイド決定版
執筆者:Orchestra Fontana執行部
いよいよ、Orchestra Fontanaの本番(10/9)も近づき、チケットの販売も開始しました!
こちらからチケット購入できます!
(「不正なリクエスト」と書いてありますが、大丈夫です!)
ところで、このOrchestra Fontanaはどんな団体なんでしょうか?
どんなメンバーがいて、どんな曲を演奏するのか?
普段オーケストラの演奏にあまり馴染みがない人にも伝わるようにまとめましたので、ぜひ最後まで読んで、当日を心待ちにしてください!
Orchestra Fontanaとは?
福岡には沢山の大学オケがあり、どの団体も精力的に活動しています。
しかし、大学卒業後には福岡から全国各地に旅立ってしまい、交友関係は続いていても、一緒に演奏するのは難しい状況でした。
そこで、このOrchestra Fontanaでは、東京と福岡の二拠点で練習を行うことで、もう一度福岡で演奏したい!という想いを実現しようとしています!
どんなメンバーがいるの?
総勢100名!
大学を10年前に卒業したメンバーから、現役の学生まで、幅広い年齢層(干支一周分以上!)のメンバーが揃っています。
福岡のメンバーが六割程度、その他(一番多いのは関東)のメンバーが四割程度の構成になっています。
指揮者の先生はどんな人?
尾崎晋也先生!
鹿児島出身で、ルーマニアの国立オーケストラの常任指揮者です!
指揮者の先生といえど、普段は普通の人……という人が多いのですが、尾崎先生は普段からオーラがあり、人混みの中でも一瞬で見つけられるほどの高貴な雰囲気が漂っています……!
どんな曲を演奏するの?
前半に『グリーグ 「ペール・ギュント」組曲』
後半に『ショスタコーヴィチ 交響曲第10番』を演奏します!
尾崎先生プレゼンツによるプログラムです!
グリーグ 「ペール・ギュント」組曲ってどんな曲?
「ペール・ギュント」という物語があり、それに「グリーグ」という作曲家が音楽をつけたのがこの曲です。
「朝」と「山の魔王の宮殿にて」が有名ですね(どちらも演奏します!)
「ペール・ギュント」の物語を簡単にまとめると、
……という物語です。
もっと簡単にまとめると、
"ろくでなし男のドタバタ冒険"
といった感じの物語です。
今回演奏する「ペール・ギュント」組曲はどんな曲?
合計8曲の短い曲があるのですが、今回はその中から6曲を演奏します。
曲順はOrchestra Fontanaオリジナルです!
1曲目:イングリッドの嘆き(約4分)
結婚式から連れ去られたのに、次の日には飽きて捨てられた恋人の嘆きです。
2曲目:アラビアの踊り(約5分)
アラビアにいるときのBGMです。陽気です。
3曲目:アニトラの踊り(約4分)
アニトラという女性が、お金を騙し取るためにペールを誘惑する踊りの曲です。
4曲目:朝(約4分)
モロッコで全財産を失った朝に流れる曲です。曲調の割に大変なことになってます。
5曲目:オーセの死(約5分)
ペール・ギュントの母オーセが亡くなる時の悲しい一曲です。お静かに……
6曲目:山の魔王の宮殿にて(約3分)
魔王に怒られて逃げる時に流れます。ド派手です。
綺麗な曲、にぎやかな曲、静かな曲など、色とりどりの曲調を少しずつ味わえます!
ショスタコーヴィチ 交響曲第10番ってどんな曲?
この曲は、1953年に書かれました。70年前。
NHKがテレビ放送を開始したり、九州交響楽団が創立したり、福岡市動物園が開園したり……と聞くと、社会の教科書のかなり後ろの方のページですね。
ただ、ショスタコーヴィチにとって、1953年の最もビッグニュースは「スターリンが亡くなったこと」でした。
ショスタコーヴィチは「現代のモーツァルト」と呼ばれて絶賛されていたのですが、旧ソ連、スターリンに目をつけられ、「社会主義国家のために書いた曲以外許さない」といった批判を受けてしまいます……
交響曲第5番〜交響曲第9番は、革命を讃えたり、戦争を後押ししたり……といった曲を書いていた(書かされていた)中、旧ソ連の核であったスターリンが亡くなります。
うおお!遂に自分の好きなことができる!と言いながらも、まだ旧ソ連からの圧はある、けど全盛期ほどではない、出すなら今しかない!!と発表されたのが交響曲第10番。
3日間にも及ぶ「この曲はソ連のために書かれたのか?批判するために書かれたのか?」という大論争を巻き起こす問題作。
本人曰く、「私は人間的な感情と情熱とを描きたかった」
命を賭けてでも表現したかったものを感じられる一曲です。
ショスタコーヴィチ 交響曲第10番ってどんな曲調?
4つの楽章に分かれています。
全部で約50分というのは交響曲の中では少し長め……くらいでしょうか。
一楽章(約23分)
ゆっくり暗く始まり、大盛り上がりして、ゆっくり暗く終わります。
かなり長いですね……基本的にはゆったりしています。
二楽章(約4分)
ハイテンポで駆け抜けるように一瞬で終わります!
ショスタコーヴィチの中でも人気の高い楽章です!
三楽章(約11分)
ワルツのような雰囲気です。ホルンが大活躍!
大人しそうに始まりますが、途中は大盛り上がりです。
四楽章(約13分)
静かに始まったと思ったら、突然テンポが上がって、そのまま最後まで突き進みます。
一楽章は長く、二楽章は短いですが、テンプレ通りの構成の一曲です!
ペールギュントもそうですが、詳しくは当日のパンフレットで是非ご確認ください!
よくある質問
Q.開場13時、開演14時だけど、何時に行けばいいの?
A.14時からプログラムは始まりますが、開場してすぐからプレコンサートを予定していますので、お時間があれば是非開場からお越しください!
Q.プレコンサートってなに?
A.プレコンサートとは、演奏会前のちょっとしたコンサートです。沢山の人数で演奏する本編とは違い、少人数でのアンサンブルを楽しめます!
Q.当日券もあるの?
A.ありますが、若干数ですので、可能であれば是非電子チケットをお買い求めください!
Q.どんな服装で行けばいい?
A.普段着でOKです!
Q.演奏会の時間はどれくらい?
A.2時間程度なので16時頃終演予定です。
最後に
ここまで読んでいただき、ありがとうございます!
2023/10/9(月・祝)はぜひ「福岡市民会館」へお越しください!
最高の演奏会になりますので!是非是非是非是非お越しください!!!!!
改めて、こちらからチケット購入できますので、よろしくお願いいたします!
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