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策士の15歳、絶望

前回の続き

まんまとおとなのラブテクニックにやられた
芋中学生は、先生との時間がもっと欲しいと思うようになります。
週1回だけでは足りなかったのです。

先生の担当は社会でしたが、国語全般も担当科目でした。
なので、考えた私は、受講科目を増やしたい
と親に頼みます。(動機が不純ですみません)

無事(?)親を説得して、先生との新しい時間が始まる!
とドキドキして塾の扉をくぐりました。

席に座って待っていると
「おまたせしました~」と現れたのは
・・・塾長

私の脳内(え・・・?先生は・・・?は・・・?)
もちろん、塾長に私の脳内を透視できる能力はなく
1時間たんたんと授業は進んでいきました。
「じゃ、また来週」
と、また来週も塾長なのだと確信した瞬間
(失敗したー!くそー!塾長になる可能性を全く考えていなかったー!)
と脳内大後悔パーティを繰り広げました。

しかし私はこんなことでは諦めません。
同じ塾に通っていた、同じ中学の男の子が
先生と仲が良かったので、いろいろと聞いてみることにしました。

するとなんと、先生には彼女がいることが判明。
私はひどく落ち込みました(付き合えると思っていたことが恥ずかしい)
しかし私はこんなことでは諦めません。
めげずに、先生のメアドを知らないか聞いてみました。
すると、知っていたので、無事に(?)メアドをゲットしました。

それから猛勉強し、無事に第一希望の高校に合格。
そして私は初めてゲットしたメアドを入力し
先生にメールを送ります。

「先生、〇〇くんからアドレス聞きました。
 高校合格したら一番に先生に伝えたくてメールしました。
 いままで教えてくれてありがとうございました。
 あと、合格したら、ずっと先生が好きだったことも
 伝えようと思っていました。
 彼女がいると聞いたので、幸せになってください。
 今まで勉強を教えてくれて本当にありがとうございました。
            おるか」


さて、返事は帰ってくるのでしょうか。

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