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お客様からの「おいしい」がやりがい! HICARUで働く、笑顔が魅力のダウン症バリスタ

こんにちは。広報担当の村山です。
私たちORCaは、「誰もが自分らしく活躍できる社会」の実現を目指し、現在は、大阪の谷町にてダウン症の方と共創するコーヒーショップ「HICARU COFFEE ROASTER」の運営などをしています。

今回は、ORCaのダウン症バリスタ・玉井にHICARU COFFEE ROASTERで働く喜びや自身の成長、そしてHICARUへの熱い想いについてインタビューをしました。

前回のインタビュー【「HICARU COFFEE ROASTER」 ダウン症玉井バリスタと共に歩む、成長の物語】を踏まえて読んでいただけるとより楽しんでいただけると思います!

ぜひ最後までお読みいただき、コメントやいいねで応援していただけると嬉しいです!




自己紹介

村山:前回は、いつも応援してくださっている皆様へ、3期目の活動内容や、ダウン症への取り組みについてをまとめ、ご報告をさせていただきました。今回は、ダウン症バリスタである玉井バリスタ(以下:玉井)にHICARU COFFEE ROASTERで働く理由や働いている感想を聞きたいと思います!今日は、よろしくお願いします!

玉井:よろしくお願いします!

村山:まずは、自己紹介をお願いします!

笑顔でインタビューに応じてくれた玉井バリスタ

玉井:こんにちは、玉井美帆です。
2022年からHICARU COFFEE ROASTER(以下:HICARU)で働いています。
週3回、接客やケーキ作り、コーヒーを淹れたりなどを担当しています。

村山:働き始めて、2年以上が経つんですね!HICARUで働き始めたきっかけは何だったんですか?

玉井:働き始めたきっかけは、お母さんとお店に来たことです。
山中さんと話をして、働いてみたいと思いました。

村山:HICARUがクラウドファンディングをして、開業した当初ですよね。


お客さまに喜んでもらえることが一番の喜び

村山:HICARUで働き始めて、一番嬉しい瞬間はどんなときですか?

玉井:チーズケーキ作ったり、コーヒー淹れたりして、それをお客さんに「おいしい!」って言ってもらえる時です。

村山:お客さんに喜んでもらうのが一番嬉しいんですね!

玉井:やっぱり、人に喜んでもらえるのが一番嬉しいです。
作る時に難しい作業はあるけど、お店で教えてもらったことをノートに書いてくれるので、それを見ながら自宅でもお母さんと一緒に練習します。チーズケーキとドリップコーヒーは、レシピをみないで、軽量も頭で覚えて1人で出来るようになりました。

村山:玉井バリスタが提供してくれる美味しいチーズケーキやコーヒーは、お家でも練習をして努力をしているからこその美味しさなんですね。

玉井:はい!そして今は、ラテアートの練習をしています。
お店を退勤後、山中さんやそらくん(その日出勤していたバリスタ)に練習をお願いして、一緒に練習をしてもらっています。今日も練習します!

村山:ラテアートでは、どんな絵を練習しているんですか?

玉井:今はハートのラテアートを練習しています。

ラテアートの練習中の山中(左)と玉井(右)

玉井:まだ1人で描くことは難しいですが、まずはハートを綺麗に描けるようになって、早くお客様に飲んでほしいです。

村山:私も絶対にラテアート飲みに来ます!楽しみにしています!


笑顔で楽しく接客!

村山:前回の記事でもあったように、イベントにも積極的に出ていると思うんですか、大変じゃないですか?

玉井:イベントは、少し緊張するけれど、山中さんと一緒に出れることが楽しいです!
お店では会ったことがない人にも、ドリップコーヒーを淹れて飲んでもらえて、「おいしい」って言ってくれるのが嬉しいです。

イベントにてドリップコーヒーを提供する山中(左)と玉井(右)

村山:玉井バリスタにとって、お客様にコーヒーを飲んでもらい、喜んでもらいたいという気持ちが強く、やりがいになっているんですね。
お客様とお話しする時に気をつけていることはありますか?

玉井:笑顔で、楽しく接客することです!
これからもイベントに積極的に参加して、沢山の人にコーヒーを飲んでもらいたいです!

村山:今日も笑顔でインタビューに答えてくれて嬉しいです。玉井バリスタの笑顔は癒されます!

HICARUにてインタビュー中の玉井(左)と広報村山(右)

HICARUへの想い

村山:HICARUのどんなところが好きですか?

玉井:山中さんやHICARUのみんなと一緒にお仕事することが好きです。
みんなと一緒に練習をしてくれて、自分で出来ることが増えることが嬉しいです。
働き始めた頃と比べて、できることが増えて、自分の成長を実感しています。

村山:もちろん、玉井バリスタの努力もですが、HICARUのスタッフの皆さんが、玉井バリスタの成長を支えてくれているんですね。玉井バリスタにとってHICARUは、単なる職場ではなく、成長を実感でき、仲間や沢山の人と繋がれる「居場所」にもなっているのかなと思いました。

玉井:はい、HICARUのスタッフ皆んなやお店の雰囲気が大好きで、お仕事をするのが楽しいです。
これからもHICARUでみんなと一緒に働き続けたいです。


玉井バリスタから、お客様へ

村山:最後に、いつも応援してくれている皆さんや、HICARUに来てくれるお客様へメッセージはありますか?

玉井:ぜひ、HICARUに来てください!美味しいチーズケーキとコーヒーを用意して待っています!
あと、私のバリスタカードも沢山の人に渡したいので、貰いに来てください!

玉井バリスタが、お店でお待ちしています!

村山:ぜひ、玉井バリスタに会いにHICARUに来てください!
今日は、インタビューの時間をいただき、ありがとうございました。
終始、笑顔の絶えないインタビューで楽しかったです!

玉井:こちらこそ、ありがとうございました!

和やかな雰囲気でインタビューを終えた、玉井バリスタ(左)と広報村山(右)

広報担当:村山の【編集後記】

今回のインタビューを通して、玉井バリスタの活躍はもちろんですが、彼女の純粋な心に触れ、大切なことを気づかせてもらった気がします。玉井バリスタは、ダウン症だから沢山の人から応援してもらっているのではなく、仕事やお客様に対する姿勢、想いに人として尊敬するところが多く、応援したくなる存在なんだなと感じました。

ラテアートという、健常者でも難しいことをやり遂げようとしている玉井バリスタを見ていると、出来ないことなんてないのではないかと思わせてくれます。そんな生き様がかっこいいです。

ぜひ一度、お店に足を運んでいただき、山中や玉井バリスタをはじめとするスタッフの雰囲気に触れてみてください。そして、HICARUの活動を通して、多様性や自分自身について考えるきっかけになれば幸いです。(村山)

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