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【スマブラSP】シーク性能評価 | コンボ・立ち回りと全技解説
0.はじめに
今回の記事はもともとSmashlogに寄稿させていただく予定の記事でしたが、例の件により公開ができずにいました。
残念ながらSmashlogでの公開は実現しませんでしたが、せっかく書いたのでこちらに投稿します。
今回はシークの性能や各種技、長所と短所についてまとめていきます。
基本的な解説になりますので、シークを使いたい方やシークの対策をしたい方などに参考にしていただければ幸いです。
よろしくお願いします!
1.シークについて
技解説に移る前に、シーク自体の特徴について振り返ります。
シークはトップクラスの身体能力と隙の少ない技による多彩なコンボで戦う、テクニカルなファイターです。
技のダメージはワーストクラスに低いので、技ごとの役割を理解しておく必要があります。
2.弱・強攻撃・DA
弱攻撃
発生が2Fと早く、ガードされた時の隙も少ない(弱2ガードで-11F、百裂〆ガードで-27F)ので、積極的に振れる便利な技です。
当てた際の展開も良く、低いベクトルで相手を吹っ飛ばすのでシークの復帰阻止との相性が良いです。
シークのダッシュの速さを活かしてダッシュから差し込んだり、技をガードさせた際の暴れとして主に使用します。
弱2から百裂に最速で移行すると、最速で百裂〆をガードさせた際に相手をめくることができます。
ガーキャン掴みを透かすことができるので、対シークで弱百裂〆をガードした際はめくりに対応した技で反撃を取りましょう。
横強攻撃
発生が5Fと早く、当てると相手を少し浮かせるのでコンボの始動及び繋ぎとして優秀です。
横強からのコンボは%によって細かく変わりますが、大まかに紹介すると
・20~50%:sj空前or空N~
・50~80%:sj空上落とし~
・110~120%:空上(撃墜)
こんな感じになります。
また、滑り横強も差し込みやコンボパーツとして強力です。
前に慣性を付けながら当てる分、通常よりもその後のコンボルートを選びやすくなります。
上強攻撃
1段目を当てるのが難しい分、当てた際の展開が優秀な渋い技です。
2段目は発生が遅いですが崖に掴まっている相手に当てることができます。
崖狩り展開で使用すると、タイミングにもよりますが、相手の崖掴まりっぱとジャンプ上がり、崖離し行動を狩ることができます。
主に崖狩り展開で使う技になりますが、前述の滑り横強から上強1段目をコンボとして繋ぐこともできます。
下強攻撃
横強と同じく相手を少し浮かせる技になります。
横強との違いとしては
・姿勢が低いので相手の技を避けながらカウンター気味に使える。
・高%でもあまり吹っ飛ばないのでコンボに繋ぎやすい。
・展開が優秀な先端部分を当てるのが難しい。
の3点が挙げられます。
また、崖に掴まっている相手に対して下強先端を当てることで横スマ
や上スマ、空後で追撃できます。
90%くらいから撃墜が狙えるので、崖狩り展開では積極的に使いましょう。
DA(ダッシュ攻撃)
リターンに対して後隙が大きいのであまり使いません。
着地狩りとコンボ〆、撃墜に困った時の最終手段(200%~)として使います。
発生とリーチは優秀なので、立ち回りでとにかく相手を浮かせたい時に使うのも良いかもしれません。
コンボ〆として、50~80%ほどで近~中距離の地上最大溜め針から繋がります。
3.空中攻撃
空N攻撃(空中ニュートラル攻撃)
差し込み、コンボパーツ、崖狩り、ガーキャン反撃など使用用途の広い技です。
差し込みとして使用する際は、空Nの判定の弱さを留意して出だしを相手に当てにいくことをおすすめします。
100%以降は持続当てから下Bが確定して撃墜できます。ラインを詰めている状況や崖狩りで狙うのが効果的です。
空中前攻撃(鉈)
シークを使う上で最も重要な技です。
主に立ち回りでの使用になりますが、この技だけで差し込み・差し返し・置きの全てを網羅できます。
リーチが長いので先端を押し付けるのが強力ですが、ガードされても不利フレームが少なく弱で暴れられるので、相手を動かしたい時は根元を押し付けて読み合うのも強力です。
空前からのコンボは
・低%:掴み→前投げ→下Bor空前→sj空上→空後
・20~50%:滑り横強→上強(sj空上)~
・50~70%:空後
これらを押さえておくとダメージを出せます。
滑り横強の判断等が難しければ、空前運びや下Bなど比較的簡単なコンボでの完走を心掛けましょう。
空中後ろ攻撃
意外にも癖の強い技です。
使い方を把握すればシークの撃墜面を大きく支えてくれます。
根元よりも先端の方がダメージと吹っ飛ばし力が高いので、先端当てを意識しましょう。
ダメージが高く判定が斜め上に出るので、主に対空、コンボ〆、復帰阻止で使います。
対空では、空上で撃墜できない%だと空後で対空することで復帰阻止の展開を作れます。
空中上攻撃
相手が真上にいる時の対空や、コンボパーツとして
使います。
シークはジャンプ力が高いので、対空で撃墜を狙う際は空中ジャンプを使った瞬間に空上を出すと撃墜しやすくなります。
低~中%ではsj空上を、中~高%ではsj空上落としをコンボパーツとして使います。
空上の使い方次第でシークはコンボ火力を大きく伸ばすことができるので、是非とも有効活用したい技です。
また、高%では空上落としを当てることで、
・終点では下スマや横スマ
・戦場やポケスタ2では上スマ
をそれぞれ繋ぐことができます。
特に空上落とし上スマは90%くらいから撃墜が狙えるので強力です。
空中下攻撃
発生からワンテンポ置いて急降下する技です。
基本は着地時の暴れとして使いますが、応用として復帰阻止時の道連れや相手のジャスガ狙いに対して使うこともできます。
発生してすぐはメテオ判定があり、地上の相手に当てると上スマに繋げることができます。
4.掴み・投げ
前投げ
吹っ飛ばし力が高くないので、コンボ始動技として使います。
前投げからのコンボは
・0~10%:空前sj空上空後
・5~40%:下B
あたりを押さえておきたいですが、大体は下Bで良いです。
前投げ下Bのコツとして、相手のベク変に合わせて下Bの軌道をシフトすることで繋がりやすくなります。
コンボが入らない高%以降は前投げで浮かせて空前などで対空をして外に出す使い方になります。
後ろ投げ
コンボや撃墜力もなく、ただただ後ろに吹っ飛ばす技になります。
相手を外に出したい時に使います。
下投げ
前投げとは一味違ったコンボができる技です。
下投げからのコンボは
・0~10%:空前sj空上空後(落下が速いor重量級ファイターにのみ確定)
・50~70%:空前
の2つになります。
後者は前投げからだとコンボにできない%かつどのキャラにも繋がるので押さえておきたいです。
前者はキャラ限のコンボですが、前投げからのコンボよりもダメージが高いです。
上投げ
使い道はほとんどありませんが、撃状態のシュルクを撃墜できます。
5.スマッシュ攻撃
横スマッシュ攻撃
シークの技の中では比較的吹っ飛ばし力が高く、撃墜面で重宝します。
ガードされた時の隙も少なく、さらに相手をめくるので非常に誤魔化しが効きやすいです。
警戒されているとなかなか通りませんが、警戒されるまではラインを詰めた状況やダッシュからパナしてみましょう。
上スマッシュ攻撃
吹っ飛ばし力が高い1段目と吹っ飛ばし力の低い2段目があり、主に1段目を当てる目的で使用します。
前述の空上落としからの上スマが一番狙いやすいですが、腕と頭に無敵があるので対空で生当てを狙うのも効果的です。
下スマッシュ攻撃
横スマッシュよりも吹っ飛ばし力は低いですが、発生が8Fと早いので使いやすいです。
90%までは空上落としから横スマは確定せず下スマは確定するので、%を見て使い分けましょう。
応用として、ジャスガからの最大リターンや対空手段として使うこともできます。
6.必殺技
NB(針)
発生の早い針を投げる飛び道具技です。
針のダメージは低いですが、見てからガードが間に合わない上に最大6本まで溜めることができます。
中~高%ではコンボに繋ぐこともできます。
また、相殺判定がないので、相手の技に相殺で潰されませんが、相手の飛び道具を相殺で潰すこともできません。
それらの特性上、この技で待って火力を稼ぐよりも、相手の着地やダッシュ際に当てて中距離を維持するように使う方が強力です。
本数が多ければ多いほどコンボが繋がりやすく、相手にガードされた際のリスクも軽減されるのである程度本数を溜めてから投げましょう。
NBからのコンボは
・中%:(NB近距離当てから)DA
・100%以降:NB着地→上スマor下B
・120%以降:下B
の3つです。
特に120%以降のNB→下Bが強力で、ラインを詰めた相手に大ジャンプから、復帰阻止でsjなどからローリスクで撃墜できます。
横B
一定時間を置いて爆発する炸裂丸を投げる技です。
必殺技ボタンを押しっぱなしにすることで、起爆のタイミングを調整することができます。
吹っ飛ばし力が高い反面隙が大きいので、主に復帰阻止及び崖狩り展開で使用します。
とりあえず置いておくことで相手の復帰や崖上がりを狩れますが、他の技の方が安定して狩れるることも多いので通らないようでは多用は禁物です。
爆発前に風圧判定が存在するので、リュカやネスの上B復帰に対して絶大な力を発揮します。
上B
復帰と復帰阻止で使用します。
復帰阻止では、相手の上B復帰に発生前の無敵を合わせるように振るのが効果的です。
ワープ系の復帰技になるので、上から崖を掴みにいくといわゆる「崖の2F」が出にくくなります。
下B(跳魚)
追加入力で蹴りの発生を調整でき、左右入力で軌道をシフトできます。
攻守を兼ね備える非常に便利な技です。
主に復帰、復帰阻止、着地、コンボ〆で使用します。
着地では左右のシフトを使って、相手から逃げて着地するか、あえて相手に近づいて空Nなどで暴れながら着地するかで択を掛けましょう。
復帰阻止では、下Bの間合いを作るだけで相手の空中ジャンプや空中回避を誘うことができます。
下Bで復帰阻止をして、下Bを警戒している相手には空中ジャンプや空中回避を誘って狩るというのが復帰阻止の基本的な読み合いになります。
ファイターにもよりますが、復帰阻止では当てた後に最速派生をして、直後に空後で阻止するのがおすすめです。
7.シークの長所
・発生が早く、隙も少ない技が多いので機動力の高さと合わせて立ち回りが強い。
・多彩なコンボのおかげで実は火力面でも他キャラに引けを取らない。
・復帰力や崖上がり、着地等の防御面が強いので丁寧に立ち回れば撃墜され辛い。
・下BやNBを活かした復帰阻止が強力。
8.シークの短所
・体重が軽く(全キャラ中6番目に軽い)、何気ない一撃で撃墜されてしまう。
・技自体のダメージは全ファイター中屈指の低さで、コンボを完走しないとダメージレースで負けてしまう。
・コンボもキャラ限、シビアな%限のものが多く操作精度も求められるので非常に難しい。
・撃墜は基本的にコンボや復帰阻止で行う必要があり、投げバ等のお手軽撃墜手段が無いに近いのでバ難になりやすい。
9.まとめ
攻撃面、防御面共にトップクラスのポテンシャルを誇りますが、そのポテンシャルを発揮するのが非常に難しいファイターです。
覚えることや単純に操作精度が要求されることも多いので、トレモは必須といっていいです。
上級者向けのファイターにはなりますが、上級者初級者問わず使いこなした際の強さに魅力を感じる方におすすめです!
最後に宣伝になりますが、普段はYoutubeで配信や動画投稿をしています。
よければ見てくださると有難いです。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました!!