「月が綺麗だよ」に「あ、うん」と返せる関係に自分もなりたいー「阿吽」/ポルカドットスティングレイ
恋愛って付き合うまでが山場だと思うんですけど、皆さんはどうでしょうか?
付き合うまでが不安と興奮入り混じるドキドキで、付き合ってからが普遍と安心からなる心地よさみたいな
だから、胸の高鳴りみたいなものは付き合う前の方が大きいと自分は考えています。
そんな付き合うまでのドキドキを歌っているのがポルカドットスティングレイさんの「阿吽」です。
この曲は
君のこと好きかも
あれこれ両想いじゃない?
片思いかも。。。
でもこの想い止められない!
みたいな曲です
片思いしてる時にこの曲を聴いたらきっと背中を押されたような気分になって、大好きなあの人へ告白してしまうこと間違いなしでしょう
阿吽に込められた意味
阿吽と聞いて思い浮かぶのは「阿吽の呼吸」じゃないでしょうか
この表現はサビでも用いられていますが、デジタル大辞泉によると
二人で一緒に物事を行うときの、互いの微妙な気持ち。またそれが一致すること。
ようは息ぴったりみたいなことだと思うのですが
恋愛における互いの微妙な気持ち。それが両想いになること
だと途端にロマンチックな感じします。
でもタイトルは「阿吽」なんですよね
「阿吽の呼吸」じゃなくて。
なので「阿吽」について調べました!
阿吽とはインドの古い言葉(サンスクリット語)の最初の文字「阿」と最後の文字「吽」からなる言葉で、そこから転じて物事の始まりと終わりを表すそうです。
神社の狛犬なんかもこの「阿吽」の考え方をもとに、互いに向き合わせで2対1対で設置されています。
自分はこの曲を恋の始まりを歌ったものだと思っているので、その辺りとリンクしてくるのかもしれません
というかしてる気がします
「月が綺麗でしょ?」ー1番の歌詞と解釈
話があってさ、
言いづらいけど
月が綺麗でしょ
君がキラキラ弾けて目が覚めそうだよ
この「月が綺麗でしょ」とは夏目漱石が「I love you」を「月が綺麗ですね」と訳したものからきていると思われます。
でもここでは、「きれいでしょ」と疑問系になっていて
これは「あなたのことが好きかも?」と好きという気持ちがまだ半信半疑な様子を表してるんじゃないでしょうか
直線だってさ、思っていたのに
曲線だったの
たった、横から見ただけなのにな
これは同じものが見方を変えたら別のもになるのを表していて
「君への想い」が友情的なものだと思っていたら、「好き」という感情だったということだと思います
君にはずっとさ
言い出せてない秘密があってさ
置いていけないことに気付いてしまったよ
その曲はさっきさ
止めてみたけど鳴り止まなくてさ
それってつまり
君とはもっとさ
ここは「好き」という気持ちに気づかないふりをするけど、抑えることができない様子
ここで言われる「その曲」とは胸の高鳴りのことで、ドキドキが抑えられないんだと
阿吽の呼吸で居たいのさ
阿吽の呼吸で君と背中合わせで弾丸ランデブー
一生かけて消えない恋したい
あれから、君からずっとさ、目が離せない
責任取ってよ
魔法みたいな一夜はどうかな
今行くよ
「阿吽の呼吸でいたいのさ」は両想いになりたいの暗示で
「一生かけて消えない恋したい」の部分に、「阿吽」の物事の始まりと終わりというニュアンスが含まれています
「今行くよ」は告白を決意し、「魔法みたいな一夜はどうかな」夜=月が綺麗にみえる=自分のことを好きになってほしいということかなと
「恋をしたんでしょ?」ー2番の歌詞と解釈
恋をしたんでしょ?
言われることが最近多いの
今走っている道が本当は
一通なんてさ、知らなかったよ
あとには戻れない
だけどなんだか高鳴る心の臓
「今走ってる道が本当は 一通なんてさ 知らなかったよ あとには戻れない」は好きという気持ちに歯止めがきかなくて
でもそれは後悔じゃなくて
自分を高ぶらせ続けているんだと
ダーリン、ダーリン
恋をしたんだよ、もう止まれない
君のしわざでしょ この音楽が鳴り止まないのは
神様、今だけ聞いてよ
風のバイクで切り裂く夕日が
もう少しだけ続いてほしくて
「恋をしたんだよ」は「恋をしたんでしょ?」へのアンサー
「君の仕業でしょ この音楽が鳴り止まないのは」
胸の高鳴りが抑えられないのは君を好きになったからだよ
「風のバイクで切りさく夕日が もうすこしだけ続いてほしくて」
夕日=もうすぐ夜になる=月が綺麗かはっきりしてしまう=両想いかどうかわかる、転じてもうすこしこのドキドキを楽しんでいたい的な
「月が綺麗だよ」ー3番の歌詞と解釈
話があってさ、
言いづらいけど
月が綺麗でしょ
君がキラキラ弾けて目が覚めそうだよ
その曲はさっきさ
止めてみたけど鳴り止まなくてさ
それってつまり
君とはもっとさ
阿吽の呼吸で君と背中合わせで弾丸ランデブー
一生かけて君との恋したい
言えないままで居たんだよ
あのとき君が聴いていたポップは
本当はもっと、君を泣かすのさ
「あのとき君が聴いていたポップは 本当はもっと、君を泣かすのさ」
このポップについても今まで様々な風に表現されてきた胸の高鳴りのことだとおもいます
告白するまでとてもドキドキしていてたけれど、告白した後の方がもっと胸が高鳴るよ
ということで告白が成功することをほのめかしています
ダーリン、ダーリン
話があってさ
君と見てると月が綺麗だよ
世界は何も変わってないのに
あれから、好きだよ、ずっとさ
ついさっきまで一緒にいたのに
踵返して君に会いに行く
今行くよ
「月が綺麗だよ」
ここ!!ここがいい!!
「月が綺麗でしょ」→「月が綺麗だよ」
あなたのこと好きかも?という感情が、あなたのことが好き!と確信に変わります
世界は何も変わってないのに、月がいつもより綺麗にみえる
いいですね〜〜〜〜
「ついさっきまで一緒にいたのに」
いつものように友達として隣にいて、友達として離れ
「踵返して君に会いに行く」
でも好きだと気付いたから、告白しに来た道をもどる
青春!!!ってかんじですね
最後に感想
この曲を聴きながら青春の中で恋愛ができる中高生が羨ましいかぎりですね
胸の高鳴りをいろんな言葉で表現しながら、
好きだと気付いて、告白に至るまでを
軽快なギターサウンドに乗せたこの曲の爽快感は凄いです
ぜひ聞いてみてください!
P.S
阿吽の呼吸な相手はいませんが「あ、うん」ということは多いです