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ウィザードリィ異考録#3

割引あり

主な参考資料
得物屋24時間
魂の色
Wizisystemマニュアル
情報の裏が取れている場合には、わかりやすさのためにWikipediaを参考としてリンクを貼ることがある。Wikipedia等のフリー百科事典しか根拠が示せない場合には、都度その旨記載する。


武器

チョウのナイフ / Butterfly Knife

これは単純にバタフライナイフのことだろう。不確定名が奇妙なナイフであることからも、蝶の装飾がされた普通のナイフとは考えられない。当時の日本ではバタフライナイフがあまり有名でなく、訳した人が知らなかったのかもしれない。蝶には変身のイメージがかかっているのだと思うが、バタフライ=蝶は当時の日本人にも十分通じるので、バタフライナイフのままでよかったと思う。

マルゴーのフレイル / Margaux's Flail

何のことやらまったくわからないアイテムだが、呪われるというところを足掛かりに考えてみたい。

Wizardryの呪いのアイテムには呪われて当然なもの(病めるメイスなど)の他に、武具としての使用に適さないもの(ねじれた杖、ひび割れた胸当てなど)もある。マルゴーと言えばブドウの名産地であり、フレイルはもともとは脱穀用の農具であった。なので、「武器ではなく農具であり、戦闘に適したものではない」ということなのではないだろうか。ブドウの加工にも使えず、役に立たない場違いなものという意味もあるのかもしれない。

ほのおのだんびら / Flame Tongue

フレイムタンと言うのはD&Dで剣に火を宿す魔法だが、そもそも一般英語でちろちろとした炎のことを指す。Flame Tongueだと魔法剣ばかり出てきてしまうが、Tongue of Flameでイメージ検索してみるとよく見る炎の模様が出てくる。

日本語でも「火が舌を出すようにちろちろと燃える」のような表現はたまに見るが、「火の舌」とだけ言われても今一つピンと来ない。ひらがなで「ひのした」だとなおのことだろう。英語同様、一般用語で火の燃える様を表す言葉として日本語にするとしたら「ひのて」「ひばしら」あたりだろうか。

ただし不確定名でBroadswordなので、刀身が炎で出来てるということではなく普通の剣なのだろう。刀身自体が舌を思わせるCarp-tongue Swordような形状なのだと思われる。この辺りの語弊がないので、ほのおのだんびらも良い訳かと思う。

たまにtongue自体に剣の意味があるというような解説を見ることがあるが、英英辞典をいくつか見てみてもそのような用例は載っていない。おそらくFF5のフレイムタンのように魔法剣の名前として使われていくうちに、tongue自体が剣の意味だと誤解されたものと思われる。

かわよろい / Cuirass

実はこれこそが胴鎧で、胸から胴にかけてを覆う鎧のこと。Cuirassという言葉自体は15世紀に生まれ、この時点で既に金属製のものを指したようだが、語源的には皮の鎧を意味する。盗賊が装備できるので皮製品なのだろう。もしかすると、語源に引っ掛けてLeather Armorをしゃれた感じで呼びたかったのかもしれない。

くさりかたびら / Hauberk

こちらも英語版では名前がChain Mailから変わっている。よく十字軍の騎士なんかが身に着けている鎖のフードがついた鎖帷子のこと。ホーバークが発達すると鎖帷子は使われなくなったという。

このほか、盾や兜に関しても12~15世紀くらいに誕生したものに名前が変えられている。#2から時代が経っていることを表現したかったのだろう。

日本語版の場合この後にKoDが控えていてそちらではまたchain mailやleatherに戻っているわけで時間の流れが表しにくく、そもそも英語圏の人間よりも防具の名前から時代の変化を感じ取りづらいため、この辺の訳が簡略化されているのは仕方がないのかもしれない。

しかし、それでも海賊がやけに多いところも含め、訳語を変化させることで他のシリーズと違う舞台という雰囲気は出せたと思う。(さすがにこの時点で、後にリルガミンサーガとしてまとめる構想はないだろう)

「フードつきかたびら」とでも訳していれば、こうした雰囲気は出せたのではないだろうか。

みかわしのローブ / Displacer Robe

なんか身かわしっぽいスペルじゃないな、となんとなく感じることだろう。Displaceは移動するとかずらすという意味で、これはD&Dのディスプレイサービーストに由来する。このモンスターは自分の見える場所をずらす能力を持つ。しんきろうのローブとでも言った方が元のニュアンスに近い。

ワーガンローブ / Wargan Robe

Warganは古いプロイセン語で苦痛、邪悪、危険、不幸といった意味があるようだが、なぜ急にプロイセン語になるのかは不明。

オーストラリアの民話を元にしたWargan the Crowという絵本がある。七色の羽根を持っていたカラスが太陽に近づいて黒焦げになってしまったという話。危険にあえて近づいてしまう、という意味だろうか。

たて / Round Shield

まるたて。当時のファミコンのゲームの感覚では、丸盾だとアルゴスの戦士のようなものを想像してしまって一番下のランクの盾としてわかりにくかったのかもしれない。

てつのたて / Heater Shield

#3だと盾の種類はroundとheaterしかない。わかりやすく強さの序列を教えてくれているのだとは思うが、もうちょっと訳し方があったかとは思う。

Round Shieldがまるたて、Heater Shieldがきしのたてでどうだろうか。ヒーターシールドというものを当時のファミコンゲーマーにどう簡潔に説明するかは難しいが、丸盾に対して騎士の盾と言われれば、あの形かなと思い浮かぶだろう。その場合、#5のKnight’s Shieldはどうするかという話になるが。

かぶと / Sallet

バットマンのマスクような、口元が出ている兜のこと。サレットと書いても当時の日本人に通じるはずがないので、てつのぼうしとでも訳せばよかっただろうか。

ところでホーバークや次のArmetもそうだが、これもフランス語に由来する。Bascinetは違うのでフランスで揃えたということでもないのだろうが、基礎的な防具の名前がArmorやShieldといった英語=ゲルマン語ではなくフランス語になっているのは、文化的にも外敵の侵略を受けているということの様にも取れる。

この#3は妙にフランス語が多い。Corsairもフランス語に由来するし、マルゴーのフレイルやPhiltreもある。L’KbrethのL’というスペルもフランス語を思わせる。そして実は、Treborというのはフランスの人名として存在する。

多分、#1の時点ではTreborというのはただのRobertの逆綴りだったのだろう。しかし#3までのどこか、多分#2の後で「Treborってフランス人じゃん」と気づく。そこでリルガミンとは別のフランスをベースにした国としてトレボーの王国が確立したのではないだろうか。#4で議員制になっていたのも、フランスらしい肉付けをしていった結果ではないかと思う。

そしてウェールズ風のリルガミンとフランス風のTrebor王国という設定ができると、自然にTrebor王国からリルガミンへの侵略という流れも生まれるだろう。Treborは#1の時点で既に覇権を広げようとしていたし、中世のイングランドと言えばフランスに侵略されるものなのだ。リルガミンへの直接の軍事侵攻はなかったとしても、政治的文化的な侵略はされていたのかもしれない。

てつのかぶと / Bascinet

ペストマスクの先端を短くして全体を鉄で作ったような兜。ただし、マスク部分はBascinetの定義として不可欠なものではないらしい。特徴としては頭部への打撃を受け流す円錐形状をしてることなので、「とんがりかぶと」でどうだろうか。

はがねのかぶと / Armet

騎士のつけるバイザーつきの兜。てっかめんでよかろう。

アイテム

イアリシンの宝珠 / Orb of Earithin

固有名ではあるが、英語ユーザーは一見してEarthを連想することだろう。日本人でもスペルを見れば結構な人がEarthに連想が働くはず。ただ、大地の宝珠まで行ってしまうのは意訳のし過ぎ。多少音は変わってもアースを連想できるようなカタカナ、アーシアンの宝珠とかイアースの宝珠とかがよかったかと思う。

ぎんのつえ / Silver Staff

だいちのつえの不確定名。くうきのまよけがそらいろのまよけ、ほのおのつえがこはくのつえというのは色と表しているものが合っているが、大地を銀で表すのは意外だ。磨き上げられていない銀はその辺の石みたいな色をしているので、石を象徴する色なのかもしれない。

ミューズフェスのほうじゅ / Orb of Mhuuzfes

確か攻略本に「見るからにうさんくさい名前」と書いてあったが、日本語でやっていた私にはそのうさんくささはまったくわからなかったし、イアリシンよりもきれいな名前だとすら思っていた。英語で見たらなんだこれはという感じではあるが、それはそう訳してもらわないと困る。ミゥーーズフェスのほうじゅ、とかならそのうさんくささも通じたと思う。リルガミンサーガではムフーズの宝珠となっているが、原語のうさんくささには到底及ばない。

マルタ語(アラビア語の一種)ではmhuxでnoの意味になる。これはその辺の辞書を引けば出てくる。辞書や検索では見つからないが、google翻訳ではfesghaをマルタ語から英語にするとa stretchと出てくる。もしかするとこれらの言葉から、広大なる大地の反対の意味として「広がりのない」をイメージして作った造語かもしれない。

かくれみのくすり / Sopic Philtre

ほかの多くのくすりはPotionで例外はLatumofis Oilくらいなのだが、これだけはPhiltre表記となっている。Philtreというのは惚れ薬のことのようだ。そう言えばPhil(愛)とついている。

想い人のところへ忍んでいくのに便利な薬、とも考えられるが、それは結果と原因が逆転している。飲むとモンスターから見て魅力的に見えるようになり、攻撃をためらうようになるということだろうか。しかし惚れ薬というのは飲んだら魅力的になるものではなく、飲んだ方が相手を好きになってしまうものだ。周囲に振りまいたら振りまいた本人に好意を持つというような使い方かもしれない。

ただ、名前にSopicと書いてあり、Sopicというのは透明化の呪文である。Love is blindということで結果的に透明化に近い力が得られる、とかも考えられなくもないが、単にSopic相当の効果が得られる惚れ薬と見た方が妥当に思える。「まどわしのびやく」くらいがいいのだろうか。

フランス語版ではポーションはみなphiltreと訳されている。フランス語でもphiltreと言ったらまず媚薬であり、魔法の薬としての意味もある程度のようなので、なぜこういう訳になっているのかはよくわからない。love philtreという言葉もあるので、philtreそのものの媚薬という意味は薄れているのかもしれない。SopicのポーションだけPhiltreとしたのは、「こういう色ごとに使えそうな薬はフランス人ぽい名前にしておこう」というエスニックジョークなのかもしれない。

ひすいのつえ / Jade Rod

しのつえの不確定名。緑というと生命の色の印象が強いが、死体は腐敗して緑になるということから中世ヨーロッパでは同時に死の色でもあったらしい。下のリンクにそう言うことが書いてあり、そのような話は他でも見かけた。ソースははっきりしないが、あり得そうな話ではある。「中世ヨーロッパの色彩世界」という本では、生命や自然の色であると同時に良い印象のない色であるとも書かれていた。危険な場所である森が死を連想させる、とか書いてあったような気もする。

ルビーのスリッパ / Ruby Slippers

元ネタはオズの魔法使い。かかとを鳴らすと一瞬で家まで飛べる。

ネクロマンサーのつえ / Necrology Rod

Necrologyは一般名詞としては死亡者名簿だが、学問としての死霊術という意味だろう。不確定名はなまりのつえで、生と死の中間=灰色ということかと思う。

モンスター

ハイコルセア / High Corsair

Corsairは私掠船という意味もあるが、イスラム海賊のことだろう。今回調べ始めた時、最初はトレボー王国からリルガミンの勢力を削るために送られた私掠船団なのでは?と思ったが、Apple版のグラフィックがどう見てもアラブ系だ。16世紀頃からこのイスラム海賊がCorsairと呼ばれるようになったので、防具名から読み取れる時代設定にも合っている。

ガリアンレイダー / Garian Raider

フランスの古い国名をガリアという。ただし、スペルはGallia。ファミコンでやっていた時はガリア人の海賊ってこういうかっこをしてたのかな?くらいに思っていた。

北アフリカのリビアにあるGharyanだという説もある。ここはGarianと綴られることもあり、バルバリア海賊の勢力圏なので信憑性を感じてしまうが、地図を見るとGharyanから海までは60km離れている。こんなところを海賊が根城にするだろうか。日本で言えば高崎や宇都宮に海賊団ができるか?GharyanやGarianとPirateやCorsairを組み合わせて検索しても、特にこの地での海賊行為についての言及はヒットしない。

おそらくGharyanとかぶったのは偶然で、単に造語なのではないかと思われる。カタカナでガリアンと書かれるとガリア人にしか見えないので、ギャリアンやガーリアンなど表記を変えてほしかった。

フライアー / Friar

托鉢僧のこと。キリスト教系の名前なので、ガリアンプリーストとは宗教が違う。

セラフ / Seraph

セラフなのにアークエンジェルよりゲーム上の格が低い、ということがよく疑問視されている。セラフが何なのかよく知らなかったんじゃないかと言われることもあるが、他シリーズで示されているファンタジーやオカルトの知識から考えて、多分わかっててやってるだろう。

セラフがアークエンジェルよりも地位が高いのは、キリスト教で主流となった偽ディオニシウスの説でそうなっているに過ぎない。それ以前のユダヤ教では天使の階級も異なっているし、キリスト教内でも異説はあるんだろう。ユダヤではセラフは一番上だったり一番下だったり変動が激しく、アークエンジェルはこれらの階級に含まれない。

グスタフ・ディヴィッドスン『天使辞典』より。
キリスト教内でも例の9階級がすべてではない。

例えるなら、社長だったり課長だったり諸説あるものの会社の構成員という枠組みに収まっているセラフに対し、アークエンジェルはタレントのようなものだ。どちらも兼ねることはできるが、単純にどちらが上かは決められない。

それなりのポイントでボスとして出てくるからには、セラフは天使の階級としては一番上と認識されているのだろう。ただ、階級が高くても名を残すほどの功績のないセラフよりも歴史に名を刻むアークエンジェルの方が力は上だと判断されたのだろう。

正直日本人ですら、アークエンジェルが下から2番目で、階級としても単に上級の天使を指す意味でも使われてしまうあのキリスト教の階級設定には違和感を憶えるのではないだろうか。ユダヤ教の方がしっくり来る。

同じく天使辞典から。ユダヤ教はカバラの影響から10階級に天使を分ける。
#4でカバラが出てくる前振りで、大天使を階級に含まないユダヤスタイルをとったのかも?

ロック / Roc

出現フロアからすると善に属する存在のようだ。エチオピアの聖典ではソロモンの神殿建設をロック鳥が手助けしたと言う。ロック鳥が天国から運んできた木片を上に乗せると、岩が簡単に切れたのだそうだ。

デルフ / Delf

スタッフの一人、Del Faveroであると言われている。

ではなぜデルフがこの扱いで登場するのか? だが、多分、悪魔の階級にまともなものがなかったのが原因だろう。悪魔の階級も提唱されてはいるが、「皇帝」だの「公爵」だのという階級なので、階級名だけでは悪魔と分からない。デビルデュークとか書けば伝わるが、そうするとセラフと名前の釣り合いが悪い。

で、「DelfってなんかSeraphっぽいからこれにするか」となったんじゃなかろうか。DはDarknessやDevilも連想させる。だから、本来イメージされていたDelfは闇の熾天使みたいな感じだったのだと思う。

なお、フランス語版のSorcellerieではWulfになっている。古英語で狼の意味だが、悪魔のような人物という意味にも使われていたらしい。「Delfって言われても……誰だよ?」となって、多少なりとも悪魔らしい名前にしたのだろう。

複数形はDelfenだがこれは古英語式の複数形で、childrenやoxenに-en複数形の痕跡が残っている。

デルフズミニオン / Delf's Minion

セラフがエンジェルを連れているのだからデルフはデーモンを連れていれば良さそうなものだが、なぜかデルフズミニオンという死体(Apple版ではマミーと同じグラフィック)を連れている。おそらくDelfという名前は当てたものの、何か悪魔界のセラフに相当するものをイメージソースとして必要としたのだろう。そしてそれが死体を連れていたのではないだろうか。

と思ったのだが、ソロモンの悪魔には死体を操ると明言されているようなものはいない。「死体の位置をワープさせる」というWizardryで全滅した時くらいしか役に立たなそうな悪魔ならいるが、さすがに死者を操るのとは遠すぎる。

悪魔関係を調べると、エジプトの守護天使というのがいる。ラハブ、ウザ、マステマ、ドゥマの4体。エジプトは聖書では悪役なので、それを守護する天使も悪ということで堕天使や悪魔と見做されたようだ。出所の怪しいグリモワール由来の連中と比べれば由緒ある悪魔であるし、4体しかいないのでプレミア感もある。悪魔としてなかなかの格が感じられるこの4体をデルフと名付け、エジプトの天使であるということからミイラを配下にしたのではないだろうか。

なので6枚羽の悪魔で、エジプティアンな衣装をまとってるのがデルフじゃないかと思う。IBM版からしばらくアラビア人の顔だったのも、「Delfって開発者のおっさんでしょ?グラフィックもおっさんでいいだろ」といういい加減な判断ではなかったかもしれない。

アークエンジェル / Archangel

セラフのところで述べた通りこいつらは階級を超えた存在で、名有りの伝説級天使。ミカエルとかガブリエルとか、ああいうのに相当する連中だろう。セラフを率いているのも不思議ではない。

アークデーモン / Archdemon

アークエンジェル同様、ベリアルとかベルゼブブのような連中だろう。

たまにアーチデーモンが正しい、というようなことが書かれている。実際発音を調べてみるとarchangelをアークエンジェルと読むのは特例で、普通は前についたらアーチ、後ろについたら(monarchなど)アークと読むもののようだ。

ただ、これに関しては間違いとも言い切れない。自分が日本のゲームを英語に翻訳する立場で、敵の名前は音写する(兵士という敵がいたら、Heishiと訳す)という方針が決まっていると考えてほしい。青大将と陸軍大将が出てきたら、日本語としては間違っていたとしてもAotaishoにしたりRikugun Daishoとしたりして、訳語を揃えないだろうか。アーチデーモンとアークエンジェルではしまらないだろう。

訳した人そこまで考えていないと思うよ、と言われれば、まあそうかもしれない。

人物

エル・ケブレス / L'kbreth

日本語版の説明書では省略されているが、英語ではone of the five children of the World Serpentと書かれている。あのパッケージに描かれている龍がこのWorld Serpentかもしれない。

また、英語ではsheと呼ばれている。日本語のWikipediaだと彼呼ばわりされているが、女性である。エルかルかよりも重要な気がするが、訂正しなくていいのか、ロバート?

Wizardry Archives説明書より

古英語のbrēthには息をする能力=生命の意味がある。ドラゴンを象徴するブレスと、星の守護者としての力である生命とのダブルミーニングでのbrēthをベースにした名前ではないかと思う。

ベイキ / Beyki

アイスランド語でブナのこと。地味な名前に思えるが、デンマークでは国樹とされるので日本で言う桜みたいなノリなのだろう。


残りはテキスト関係。S.E.G.に対する推測と、アブドル関係のテキストのこうした方がよかったんじゃないかという私訳。

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