ダラー・ゼネラル(DG) 2024年2Q 決算&カンファレンスコールまとめ
会社概要
会社名:
Dollar General Corporation($DG)
業界:
小売業(ディスカウントストア)
本社:
テネシー州、アメリカ
上場年:
1968年(NYSE)
概要:
Dollar Generalは1939年に設立され、アメリカ全土に約20,022店舗を展開するディスカウントストアチェーンです。
「Serving Others」というミッションの下、手頃な価格で生活必需品を提供し、地域社会への貢献を重視しています。
店舗はDollar General、DG Market、DGX、pOpshelfなどのブランドで運営されており、メキシコにもMi Súper Dollar Generalとして進出しています。
事業内容:
食品、健康・ウェルネス製品、清掃用品、自己管理および美容アイテム、季節の装飾品などの生活必需品を提供しています。
また、高品質なプライベートブランド商品と共に、Coca Cola、PepsiCo/Frito-Lay、General Mills、Hershey、J.M. Smucker、Kraft、Mars、Nestlé、Procter & Gamble、Unileverなどの有名ブランド商品も取り扱っています。
類似企業:
Family Dollar(アメリカ)、ダイソー(日本)
公式HP:
https://www.dollargeneral.com/
前回決算
決算
❌EPS:実際$1.70 予想$1.79
❌売上高:実際$10.20B 予想$10.37B
前年同期比売上高成長率:4.1%
ガイダンス:
❌2024年通期EPS:実際$5.50-$6.20 予想$7.12
Memo:
既存店売上高成長率:実際0.50% 予想2.07%
年初来の営業キャッシュフローは17億ドル。
1株当たり0.59ドルの四半期現金配当を発表。
実効税率は22.3%で、2023年第2四半期は22.9%。
2024年8月2日時点での原価ベースの商品在庫総額は70億ドルであり、2023年8月4日時点での75億ドルから、店舗ベースで11.0%減少。
2024年第2四半期末時点での将来の株式買い戻しに関する承認残高総額は14億ドル。
2024年第2四半期には、計画通り、自社株買い戻しプログラムに基づく自社株の買い戻しは実施されなかった。
また、同社の財務ガイダンスでは、2024年度の自社株買い戻しは想定されていない。
2024年通期見通し:
既存店売上高成長率:実際1.00-1.60% (前回 2.00% から 2.70%) 予想2.47%
資本支出:1.30 - 1.40B 予想1.39B
カンファレンスコール
要約
1.冒頭のコメント
CEOトッド・ヴァソスは、基本に立ち返る計画を強調しつつ、全体的な財務実績には満足していないと述べた。
売上は前年比4.2%増加したものの、既存店売上高は0.5%の増加に留まり、期待を下回った。
特に消耗品カテゴリーは成長したが、季節商品などの売上減少が影響した。
2.戦略と取り組み
基本に立ち返る計画の一環として、店舗の在庫管理や従業員の配置を見直し、サプライチェーンの改善に取り組んでいる。
また、販売促進活動を強化し、既存店での品揃えや顧客体験を向上させるための施策を実施している。
3.市場の動向とマクロ経済要因
主要顧客である低所得層の消費者が経済的に逼迫しており、家賃や光熱費の支出増加により、基本的な生活必需品の購入がクレジットカードに依存している状況が浮き彫りになった。
これにより、消費行動が影響を受けている。
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