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1年経ったので新NISAの積み立て設定を見直した

年が新しくなったので新NISAの成績を振り返りました。
以前の記事で積立投資の設定について下記のように組み立てていました。

数値は構成比率

昨年の振り返り

あれから約1年が経過した1月10日時点での成績は次の通りで、合計損益は+4.55%でした。

数値は損益(%)

国内株式においては、TOPIXよりも日経平均の方がパフォーマンスが良いという結果となりました。これは一部の値嵩株の影響が大きい単純な株価で算出する日経平均の方が、時価総額で算出するTOPIXよりもパフォーマンスが良いということです。今月よりTOPIXは小型株を除外することとなりましたので、今後に期待したいところです。

外国株式においては、説明は不要でしょうが米国株式のパフォーマンスの高さが際立ちます。が、実態はM7と呼ばれる一部の企業が大幅に指数を押し上げており、その他の米国企業のパフォーマンスはTOPIX並みであることには注意が必要だと思います。

国内債券においては、為替ヘッジ付きの債券においてヘッジコスト(為替金利差)の高さによって損益がマイナスに沈んでいることが良く分かります。また、国内債券も利上げの影響でマイナスに沈んでいる一方で、物価連動国債においては物価(CPI)上昇の影響で利上げにも関わらずプラス圏に浮上しています。

外国債券においては、FRBの利下げの影響でハイイールド債のパフォーマンスが抜き出ています。その他の銘柄についても順次利下げによって損益が上向いてくるでしょう。

今後の方針

今後の方針として大枠の資産配分はそのままに、銘柄の入れ替えを検討します。日本は長期的な金利上昇とインフレが見込まれており、国内債券に見直しの余地が生まれると考えています。これまで銘柄選定の幅がなく、やむを得ず為替ヘッジ付きの外国債券を国内債券とみなして運用してきました。金利と債券価格は逆相関の関係にありますので、金利が上がるほど国内債券は価格が低下して不利になってきます。(そのため物価連動国債を組み入れたわけですが)

為替ヘッジ付き債券は、これから起こり得る急激な円高に耐性がありますが、国内への投資はやはり国内で運用したいところです。そこで、通常は株式・債券とは別カテゴリーとなっている不動産を、今回は国内向けの投資として組み入れようと思います。不動産はインフレの際は物価の上昇に伴い家賃も上昇する傾向があり、通貨価値の低下に対して相対的に安定しているため、インフレに強い耐性を持ちます。今回は、大きな金利差が長引きそうな米国債(為替ヘッジ付き)を外し、国内REITを組み入れることにします。

OUT
・国内債券・米国債(為替ヘッジあり) 6.25%

IN
・国内債券・国内REIT 6.25%

・国内債券・先進国債券(為替ヘッジあり)についても、これから見直します。

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